甘え下手な彼

樹(いつき)@作品使用時の作者名明記必須

甘え下手な彼

おかえり。お疲れ様。

…ん?どうした?きみ(あなた)からギューしてくるなんて珍しい。

…疲れた?じゃあ今日はいっぱい甘えていいよ。


…ん?首痛いの?じゃあこっちきて。私の前、座って。肩もんであげる。

(彼の肩を触った感想)…わぁーすっごい張ってる。

…どう?痛くない?

…じゃあこれは?上手?えへへ。マッサージ、結構得意なんだ。


こんなに肩張ってて頭痛くならなかった?

…まっ、そうだよね。こんなになるまで頑張ったなら(彼の肩が震えているのに気付いて話を止める)…って泣いてるの?


そっか。そんなに我慢してたんだね、よしよし。良く頑張ったね。

もう我慢しなくていいんだよ。

泣きやむまでギューってしててあげるから。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

甘え下手な彼 樹(いつき)@作品使用時の作者名明記必須 @ituki505

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ