序詩として(或はなにか) 小説「6月の少女」初稿より

 青空と太陽、琥珀コハクの薫り。


 カラリと鳴った、浮かぶ氷。


 ゆがんで映るのは、誰の顔?


 最後まで飲みほしたけれど、まだ映ってる。


 溶けてゆがむ、誰かの顔。


 この顔をわたしは、大キライだ。






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詩集A 黒巻雷鳴 @Raimei_lalala

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