第5話選ばれるべき人間~②

一方、こちら側は「姫」サイドの人間である


ーー「姫」サイドの人間は、現在、疑心暗鬼となっている、それは当然

本来身分違いのこいつだ

「やぁ、こんにちは」

「--こんにちは」

そのこいつをそっけなく無視するのは


「伯爵」の名を持つ「女」--「唐琴桟(からことかけはし)」

の「娘」


伯爵令嬢ーー「氷ざめ」


その「成績」はトップクラスであり、常にいちい


ーー「残骸」を何とかする仕事において「役に立つ」


娘は、母をぬるいとみる、彼女自身はーー子供がいらない

ーーー子供を作らないのが信条というか、そのつもりであり、いっそすがすがしさすら感じる

「仕事人生」への一辺倒である、というか決めてる


ーーそこらへん、ある程度まじめに取り組む、身分違いの「鬼宿」--「廓(くるわ)枕」をもっとも、大事にしている人間である


ーー彼女自身はいたって真面目かつ、勝気な性格であり、基本的にスキのない強さを持つ


「残骸」を、すでにはめーー「炎熱」の力を打ち出す


「、、、そう、かつ」

常にーー天才であること、トップをとることは母から言われてきた

                     全てだ


興も、いつも通りーースーツに眼鏡である、っていうか思うのだが、化粧に気を使うのはいい

ただ、顔のあちこちに、スパゲッティナポリタンの汚れを付けてるのはいかがなものか

まぁ、つっこまないけど

「どうしました、それでは始めますよ」「廓」

「は、はい、殿」



ーーそして、会議をする

「あのお熊殿、昼食は用意してなかったんですか」

「--大丈夫、ちゃんと「レトルトカレーが」

「ここーー「電子レンジ」ないですよ」

「、、、、、、、、、、、え」


にっこりわらってごまかすしかない

「大丈夫です、不詳このわたくしーー熱々のご飯を用意しております

ーーー窯で」


「窯で?」


~炊き立てご飯の上に、レトルトー(ただしチンをしてない)をかけると

ちっとはましになる~

「あ、おいしいーーほんとおいしい、でも、こんなのよく知ってたよね

あたし、いつも、手伝い(家事)してないからな~」

だろうなーー

正直、こいつの家の「家事」スキルを見るに、「残念」というより「壊滅」

というしかなかった


枕は、その一言を避けーー自分はおにぎりを食べる、水稲の中にお味噌汁を用意してきたし

それに、グザイが昆布である、そしてたくあん

ーーーどちらも、お味噌汁との相性は悪くない(枕)が思うに


「---私は、何より「母」を尊敬してる、早く母みたいになりたい大金持ちになりたい、「稼ぐ」ことそれが「母」の命令だから」


そういって前を見据える

「ま、だからってかわいそうだなーって思うよ、だから、小曾一撃で仕留める」

こうやってね、--地下の「牢屋」にいき、一瞬で、檻の中の壁、および

柵を溶かす

「一撃よ☆」

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下手人の踊り~辞めてからが本番です 暇の三 @13222uygu

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