　同題異話SR、第２期がスタートしましたね。今回も皆勤目指すよーとは、まだいえない状況ですが、目指せたらいいなーとは思います。

　さて。

　どういうわけか、今回のタイトルを見た瞬間、影が薄いはずなのに存在感がありすぎると評判（？）の薄井友（完結長編『今日捨て』のサブキャラ。以下トモ）が浮かんできたのですよね。

　というわけで。

　画家への道すじをつけてくれたのは同期の女の子。名前も約束もない関係のふたり。トモが大学生のときのお話です。

『春風ひとつ、想いを揺らして』

（全１話／約3,100文字）

　すでにお読みくださったみなさまありがとうございます。

　トモは今日捨て本編から出ることをまったく考えてなかったがゆえの苗字（薄井）だったんですが、いざ独立させてみれば『碓氷』とか『臼井』とか『笛吹』にしておけばよかったかなと、ちょっと思いました。笑

　ちなみに今作の『あたし』も、ほんとうは匿名ではなく、ちゃんと（？）名前があります。

　ただ、今回の話にいれると、流れ的にそこだけ浮いてしまいそうだったのでカットしました。トモのことを、フルネームで出した２か所以外すべて『彼』と呼んでいるのもおなじ理由ですね。最初は『薄井くん』にしていたところもあるんですが、どうも違和感があったので。

　このふたりもまた機会があればシリーズ化するかもしれません。その場合、ある種のちょっとただれた関係性がメインテーマになりそうですが（え）

　そんなこんなで、ふたりの次があるのかないのかわかりませんが、最後に『あたし』の名前を発表しておわりたいと思います。

　もし、この話は名前がないからいいんだ。知りたくないよっ！　なんて方がいらっしゃいましたら、ここで閉じてくださいませ。

　このくらいあければいいですかね。

　では。

『あたし』の苗字は『瀬和見（せわみ）』

　名を『瑠子（るこ）』といいます。

　トモは、彼女のことを『ミル』と呼んでいるようです。

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