第454話 達人



 街中を早足で進んて行く。

 向かうは町外れの機械種ガンマンの射撃訓練場。


 途中、ヨシツネを七宝袋から取り出して起動。

 ステルスモードのまま俺の護衛として付いてこさせる。



「主様がおっしゃられていた機械種ガンマンですか? ………そのような機種は寡聞にして聞き覚えがありませんね。それも主無きブルーオーダー、ファントムとは………」


「ああ、でも、信用できる人………いや、機械種だよ。自分を辺境一の銃使いと言っていたな」


「…………少々興味がありますね。どれほどの腕なのか」


「向こうは銃使いでお前は剣士だろ。接点無さそうだけど?」


「銃であれ、剣であれ、武器を使う戦士には変わり在りませぬ。それに拙者には主様に頂いた飛び道具、『貫き還るモノ』がございます」


「おい、それを使うのは反則だぞ。頼むから腕試しとか止めてくれよ。世話になっている方なんだから」



 いつもは冷静沈着なヨシツネだが、こと戦闘になると好戦的な顔を覗かせる。

 特に自分と競り合えるような相手になかなか恵まれないこともあるから、鬱憤でも貯まっているのかもしれない。

 最近は剣風、剣雷相手に稽古をつけてやっているみたいだが、やはり自分と同格以上の武人と切磋琢磨したいのだろうか………


 そう言えば、ヨシツネと白兎が試合をしている所は見たことないな。

 昔は近接戦であればヨシツネの方が強かったから、白兎の筆頭の立場を鑑みて直接試合をするのを避けていると聞いたことがある。


 しかし、今の白兎の力量ならどうだろうか?


 空間制御に加え、時間制御も手にした白兎は時空の支配者。

 いかに短距離空間転移の頂点を極めているヨシツネでも、白兎の時空間移動に追いつけるのかどうか………


 いや、まあ、時空間移動とか、適当に言ったけど、白兎なら覚えていてもおかしくないぞ。

 多分、良い勝負をするだろうから、一度試合を見てみたいモノだ。

 








「おウ、ヒロか。こんな早くからどうしタ?」


 訓練場に着くと、テンガロンハットにヨレヨレのトレンチコート、ポンチョを被ったミイラ男、いや、機械種ガンマン……教官が1人ポツンと立ち尽くしていた。


 周りには誰もおらず、前に来た時に飛び回っていたデコイも無い。

 どうやら訓練生は誰も来ていない様子。



「早いですか? もうお昼ですけど」


「昼は仕事をしている連中が多いナ。大抵皆仕事終わりに来るからナ。お前のように真昼間から訓練で汗を流そうとする奴はあんまりいないゾ」


 

 そういうモノか。

 元の世界のスポーツジムも仕事帰りの人が多かったし、この世界の貧しい人なら定休日なんて決まってもいない。

 人が街中を出歩く昼間は、子供達にとっても稼ぎ時なのだろう。

 また、虫取りをしている者も当然、昼間しか外に出られない。

 だから必然的に夕方に人が集まるわけか。

 


「ちょっと、大きな仕事を片付けたところでして…………」


「ふム。それは新聞に載っていた一踏一破カ?」


「あっ! もう見られました?」


「そうだな、俺の教え子が2人の乗っていたんダ。思わず買ってしまったゾ」


「ははははっ、それはなかなかに気恥ずかしい」



 どんな風に記事が書かれているんだろうか?

 特にインタビューも無かったから、単に名前が載っているだけなのだろうけど。

 ボノフさんの所で読んでおけば良かったなあ。



「それより、ご報告があります。教官にご指導いただいたこともありまして、何とかこの『高潔なる獣』を使いこなせるようになりました」


「ほウ! それは早いナ。もっと時間がかかると思っていたガ……………なるほど、そこで一踏一破に繋がるのか?」


「はい、赭娼相手に活躍してくれました」



 本当は赭娼ではなく赭娼に扮した白兎なのだけど。


 それから、幾つかの特殊弾丸を覚えたことを話し、赭娼相手に神速の抜き撃ちを決めたことを説明。


「相変わらず離れた敵を当てることはできませんが、近づいて、こう………」


 

 ヒュッっと形だけのクイックドロウを披露。



「近接戦の合間に至近距離で銃を撃つスタイルです。特殊弾丸を織り交ぜて使えば、かなり効果的かと………」


「うム、これは教えた身としても鼻が高いナ。まあ、お前の場合はたった一日のことだガ………」


「いえ、その一日が貴重でした。それがなければ、この銃を使いこなせなかったでしょう」



 教官に教えてもらわねば、ずっと銃を死蔵していた可能性だってある。

 俺が狩人として1段前に進めたのも教官のおかけだ。



「そう言って貰えると指導者冥利に尽きるナ…………、ヒロ、ところで話は変わるガ………」


「はい?」


「お前、今、護衛を連れているカ?」


「へ? ………いや、あの………」


「連れていないなら良イ。どうせ私を狙っている奴だろウ。なラ、こっちで勝手に片づけるサ」



 と言って、コートの中から大型の銃を一丁取り出し、両目の青い光を激しく光らせながら、誰もいない方向を見据える。



「クックック………、面白イ。この街でアイツ以外にここまでの強者がいたとはナ」



 その声に混じるのは、飢えた獣のごとき狂おしいまでの渇望。

 


「いいゾ。久々に出会った私を壊してくれそうな相手ダ。存分にやり合おうじゃないカ!」



 口から炎でも飛び出るぐらいの強烈な戦意。

 全身からギシギシという音が響き、機体中のエネルギーがフル回転しているのが分かる。



 あ! これはヤバい。

 教官の力量を図り損ねていた。

 まさか、ヨシツネの隠形を見抜くなんて………



「ちょ、ちょっと待ってください! 護衛はいます! すみません。言うのを忘れていまして………」



 慌てて、教官の前に回って頭を下げる俺。

 こんなことでヨシツネと一戦させるわけにはいかない。



「…………だろうナ。私を襲うならその位置にはいないシ、少しでも私を知るものなラ、そもそもこの訓練場には来なイ」

  


 先ほどまでの戦意が嘘のように消え失せた。

 そして、いつの間にか銃もその手の中から消えていた。



「え? ………あ、ひょっとして………初めから………」


「教え子を躾けるのは教官の仕事ダ。これに懲りたら光学迷彩を過信するナ。場所が場所なら即戦争になりかねんゾ」


「すみません………………、えっと…………」



 周りをキョロキョロと見渡し、一応誰もいないことを確認。



「…………ヨシツネ」


「ハッ……」


 

 先ほどまで教官が睨みつけていた空間に突然現れるヨシツネ。

 すぐさま近づき、膝をついて俺へと頭を垂れる。



「拙者が不甲斐ないばかりにご迷惑をおかけし、申し訳ありません」


「いや、今回は俺が悪い。教官相手に不作法を働いたんだから………」



 甘く見ていたのは事実。

 当然のように姿を消したヨシツネを連れて行ってしまった俺のミスだ。

 

 しかし、今まで感応士以外には、ほとんど見抜かれたことも無いヨシツネの光学迷彩を見破るなんて、やはり教官は………




「………レジェンドタイプ。高機動近接型カ。初起動してからあまり時間は経っていないナ。それもヒロが最初のマスター。代々家に仕えてきた機種ではないようダ。遺跡か巣で見つけられたのカ?」


「……………」


「レジェンドタイプ、そこで黙るナ。沈黙はそれ自体が答えダ。サラリと欺瞞情報を混ぜて誘導するぐらいしロ」


「拙者は少々口下手ゆえ………」


「それで済ませバ、お前はそこまでダ。コイツはどんどん高みに行くゾ。いずれ付いていけなくなり、置いていかれル。まあ、留守番も立派な役目だがナ」


「…………………」


「悔しいカ。マスターを自分の不甲斐なさで失った時の悔しさはそんなモノじゃないゾ」



「えーっと、教官、その辺で……………、この件は俺が悪いので………」


 

 なぜか教官に詰められているヨシツネ。

 流石に放ってはおけず、間に入って謝罪を行う。



「ふム、そうだナ………」


 間に入った俺に目を向けてくる教官。


「自分が悪イというなラ………罰として私のお遊びに付き合エ」


「え? 遊びですか?」


 そう言う教官の表情は包帯の上からでは読み取ることはできないが、


「そうダ、ちょっとしたお遊びダ」


 どこか楽し気に笑ったような気がした。

 








 

 町外れの銃の訓練場。

 と言っても墓場の近くのただの空き地だ。


 そこで向かい合う俺と機械種ガンマン。


 互いの距離は10m。

 それは西部劇でよく見る銃による1対1の勝負方法。



「さて、準備はいいカ?」


「はい、いつでも大丈夫です」



 教官から持ち掛けられた『お遊び』とは、この『早撃ち』勝負。

 互いの銃に偽弾カバーをつけ、どちらが早く相手に向かって引き金を引いたかを競うモノ。

 

 

 相手に命中させなければならないのなら、俺に勝ち目はない。

 しかし、純粋なスピード勝負なら最強の身体能力を持つ俺が有利。


 だが、今回の勝負は完全に相手のホームグラウンド。

 自分で機械種ガンマンを名乗っているのだ。

 間違いなく早撃ちにも自信があるはず。

 


 対戦相手となる教官に視線を向ける。


 教官の姿は至って自然体。

 トレンチコートの前を大きく開け、腰に巻かれたガンベルト、そしてそこに収納されたスモールの銃が見え隠れしている。

 だらんと両手を下げ、ただ突っ立っているようにしか見えないが、それはそれで恐ろしさを感じてしまう。

 息を吸うように、何の気配もなくこちらを撃ち抜いてきそうな怖さがある。


 

「安心しロ、偽弾で撃たれても痛いだけダ」


「いや、俺は撃っても当てれませんが、教官は当てる気満々でしょ。痛いのは俺だけじゃないですか?」


 まあ、偽弾だろうが実弾だろうが、俺が痛いわけないのだが、痛がるフリぐらいはしないといけないだろう。


 

「今回はあくまで早撃ち勝負ダ。当たったかどうかは関係なイ」


「早さなら負けるつもりは無いです。申し訳ありませんが、この勝負勝たせてもらいます」



 じっくり狙いを定めさせてくれるなら、そして、相手が動かないのであれば当てられるだろうが、10mも離れたら抜き撃ちで当てられる自信なんて全く無い。

 しかし、銃を抜いて相手に向かって引き金を引くだけなら、命中率は関係ない。



「では、行くゾ。そこの………ヨシツネだったナ、合図を頼ム」


「………承知」



 少し離れた所にいるヨシツネは、手に持った石ころをピンッと親指で上へと弾く。



 空に跳ね上げられた小石は、やがて重力に引かれて落ちていく。



 


 そして、





 コンッ


 小石が地面に落ちて音を立てた瞬間、






 俺の視界から一切の色が消えた。


 思考を加速させ、時間の隙間へと己の身体を滑り込ませる。


 ヌプッと音がしそうな感触の空気の層を突き抜け、少し屈みながら太腿にあるレッグホルスターに右手を伸ばす。



 ギュッ



 手の平でしっかりと『高潔なる獣』のグリップを握りしめ、即座に引き抜くと同時に人さし指をトリガーへと引っ掛けた。


 滑りつくような空気を纏わせながら、右腕をそのまま跳ね上げ、銃口を教官へと向けて、



 カチリッ



 引き金を引いた。


 









「…………負けた」


「うム、惜しかったナ」



 俺の偽弾は教官の足元に着弾し、教官の偽弾は見事に俺の腹へと命中。

 

 これは良い。

 元々俺の銃弾が当たらないのは分かっていたことだ。

 

 しかし速度でも負けてしまった。

 銃口が鳴ったのは僅かに教官の方が早かったのだ。

 

 思わず痛がるのも忘れて呆然としてしまう俺。



「なんで、負けた………」



 身体能力では間違いなく俺の方が上のはず。

 確かに速度ではレジェンドタイプであるヨシツネの方が上だ。

 しかし、それは技を含めた戦闘行動での話。

 銃を引き抜いて撃つだけの単純な動作スピードで負けるとは思わなかった。


 

「なんで負けたのかカ? 確かに私が勝ったというより、ヒロが負けた……だナ」


「…………負けた原因が俺にあると?」



 銃をホルスターへと戻し、トレンチコートのボタンを締めながら、教官は俺へと話を続けてくる。



「銃を抜くときの角度が浅いが1ツ。グリップを握る時に一度躊躇ったのが1ツ、トリガーに指をかける時、ミスったのが1ツ、銃口を上げる時の軌道が最短距離ではなかったのが一ツ」


「うう………、そう言われるとそんな気も………」


 

 俺のミスを1つずつ指摘していく教官。


 つーか、教官はあれだけの抜き撃ちを見せながら、俺の動作も見ていたのか?

 流石は機械種ガンマン、辺境一の銃使いを名乗るだけのことはある。



「まあ、最大の原因は空気の摩擦を甘く見たことダ」


「空気の摩擦………」


「どれだけ早く動こうト、俺達の周りにある空気が邪魔をすル。それは分かるナ」


「はい」


「だから私は事前にこの辺を真空状態にしていたんダ」


 と言って、教官は自分の腰の辺りを指差した。


「ちょ、ちょっと、それズルくありませんか?」


「何を言っていル。高速戦闘では基本動作だゾ」



 ええ? それ、俺知らないし!



 バッとヨシツネに振り向く俺。


 するとヨシツネも頷きながら教官の言葉に同意。



「高位機種同士の高速戦闘では、真空を作り出してぶつかり合うこともあります」


「…………ズルいっていうか、人間には無理だろ、それ」


「ハッ、おっしゃるとおり、精密な気流操作が必要になりますので」


 

 真空とか怖いぞ。

 噂では人間の身体が真空状態に放り出されたら爆発するって………

 それは眉唾な話でも、下手をすれば酸素欠乏症、若しくは減圧症に陥ってしまうのは間違いない。

 酸素濃度が著しく低い空気を一呼吸しただけで人間は一瞬で昏倒してしまう………って格闘漫画で見た。

 


「…………今後、超スピードの敵相手には、その辺がネックになりそう。対策とか考えなきゃ………」

 

「ハハハハハハッ……」


 思わず今後の課題を呟くと、それを聞いた教官が蒼い瞳を瞬かせながら笑い声をあげた。

 

「ハハハハハッ、ヒロは本当に面白いナ。普通はそこまで考えないゾ。そういう相手は機械種に任せるのが定石だろうニ」


「…………自分でできることは自分でやりたいんです」


「ハハハハハハッ、なるほド。それは良い心がけだナ。ちなみに、人間の限界がストロングタイプだとされているのはその辺りが原因ダ。それ以上の高位機種になると、先ほども言った高速戦闘が主となり、人間がついてこれなくなるからダ」


「なるほど………」


「人の身でこの壁を越えられるのはごく一部ダ。脳を晶石に焼き付けた機人か、お前のような突然変異カ………」


「…………機械種ガンマン殿、我が主のことをそのような名で呼称するのは止めて頂きたい!」



 珍しく声を荒げるヨシツネ。

 教官の物言いが、ヨシツネの癇に障った様子。

 まあ、真面目なヨシツネは俺のことを侮辱されるのが許せないだけなのだが。



「ふム? これはすまないナ。貴公のマスターを侮辱するつもりはなイ。謝罪すル」


 素直に頭を下げてくる教官。

 対してヨシツネはまだちょっとピリピリしている。



 うーん………

 連れて来ちゃったけど、あんまり相性が良くないっぽいな。

 教官の方はそうでもないけど、ヨシツネが少し神経質になっているみたい。

 最初にいきなり説教を受けたからだろうか?

 それとも、俺が教官との勝負に負けたからか?



「ヨシツネ、そのくらいにしておけ。教官は俺のことを思って色々教えてくれているんだから」


「ハッ………、差し出がましい口を叩いてしまい、申し訳ありません。罰はいかようにも………」


 

 俺が窘めると、膝をついて処罰を乞うヨシツネ。

 本当にいちいち大げさな奴だ。



「いや、罰とか良いから。それより、そろそろ誰かが来るかもしれないから、姿を消しておけ。お前の姿はあまりこの街の人間に見せたくない」


「ハッ、ご用事の際はお声がけを………」



 そう言うと、ヨシツネは空気に溶けるように消えていく。



「…………どうやら、周りの警戒に戻ったようだナ」


「やっぱり分かるんですか? ヨシツネの居場所?」



 教官はヨシツネの消えた場所ではなく、少し違う方向を眺めて呟いていた。

 その様子から、教官にはヨシツネのステルスモードを見抜く能力があると思っていたのだが………



「いや、分からんゾ」


「え? だって、さっき………」


「アレは、私のホームに誰かが入ってきたと分かっただけダ。この周辺にはそういう仕掛けをしていル」


「でも、最初、ヨシツネの場所を正確に…………」


「このホームには幾つかの仕掛けをしていてな。ちょっと鋭い機械種ならすぐに見つけるんだが、それを避けながらここに近づこうとすると、道は一つしかなくなるんダ」


「…………ズルくないですか?」


「長く稼働しているからナ。人間と同じで機械種も長生きすると狡くなるのサ。自分の能力を隠シ、又は、大きく見せるのも長生きする秘訣だナ。まあ、私としては長生きなどしたくは無いのだガ………」


 教官はテンガロンハットのつばを触りながら、何でもないように答えてくれた。



 これはヨシツネと相性が良くない訳だ。

 根本的に武人と性質が異なるな、この教官は。


 ヨシツネは戦場では奇襲、騙し討ちをバンバンするタイプだが、基本的思考は生真面目な武人………いや、軍人だ。


 それに対し、教官は戦闘になる前から策を弄して、戦闘そのものを有利にしたり回避したりするタイプ。

 また、ぶっきらぼうな話し方といい、斜に構えたモノの考え方といい、まるで一匹狼のアウトローだ。


 正しく年老いて引退したガンマンが隠棲先で子供達に銃を教えているみたいな………

 

 しかし、生き抜く知恵という意味では、教官の指導方針は大変有用だ。

 この教官に鍛えられた子供達は逞しく生きるだろう。



「どうすル? 銃の訓練をしていくカ?」


「………お願いします」


「毎度あリ。さあ、デコイを放つゾ」



 『高潔なる獣』を片手に、射撃場へと目を向ける。

 

 さて、今日は何発当てることができるかな?



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