第1372話 掲示板その47


 目覚ましが鳴っているけども……ヤバい、かなり眠い……。昨日の夜、中々寝付けなくて……結局寝たのって何時だ?


「……眠……ふぁ」


 欠伸を噛み殺しながら、とりあえず起きよう。眠くても、目覚ましがもう鳴っているのに二度寝って訳にもいかないし……。


「兄貴、目覚ましが鳴ったままだけど……あー!? 二度寝しそうなのさー!?」

「……朝から……うるさいぞ……晴香」

「なんでそんなに眠そうなの!? 起きてー!?」


 目を覚ませ、俺。遅刻したらマズいんだから、眠くても起きないと。てか、揺らすな、晴香。


「起きる……起きるから……変に揺らすな……」

「声が全然起きてないのさー!?」


 あー、一応なんとか目は覚めてきたかも……って、そんなに呑気にしてる場合か! 遅刻はマズいっての!?


「今、何時だ!?」

「あ、反応が変わった!」

「……って、目覚ましが鳴ったままだし、時間的にはセーフか」


 ちょっとずつだけど頭が目覚めてきたし、状況がだんだんと分かってきた。うん、現在時刻を見る限り、焦る必要はない。目覚めたなら大丈夫だし、とりあえず目覚ましを止めようか。


「ふぅ……ホッとしたのさー!」

「悪い、悪い。あー、でも起こしにきてくれて助かった」

「えっへん! でも、なんでそんなに眠そうだったの?」

「……昨日の夜、なんか妙に寝付けなくてな」

「え、そうなんだ!?」

「まぁ、とりあえず目は覚めたから、朝飯にするか」

「はーい!」


 ここでわざわざサヤとの通話で妙に落ち着かなくなっていたとかは言わなくていいだろ。……普段は寝付きはいい方なんだけど、なんでそうなったんだろ? うーん、我ながら謎だな。



 ◇ ◇ ◇



 色々と考えつつ、朝飯のサンドイッチとインスタントのコーヒーを準備中。眠気覚ましも兼ねて、今日はブラックで飲むか。アイスコーヒーもあるけど、冷たいものばっか飲むのもあれだしなー。


「あ、そうだ。兄貴、ヨッシとサヤとの連絡先はどうなった?」

「ん? それなら、問題なく交換出来たぞ。てか、俺のを2人共に先に渡してたならそう言っとけ」

「それはお風呂の中で気付きました!」

「……忘れてたんかい! まぁサヤとヨッシさんから連絡がきたし、こっちもアドレスが分かってたから問題はなかったけどさ。まぁサヤが通話してきたのはビックリしたけど……」

「え、そうなの!?」

「まぁなー。てか、晴香はサヤにどういう話をしてたんだ? フルダイブとリアルでの声の違いが気になってた感じだったぞ?」

「えーと……? それってどういう状況ですか?」

「あー、晴香と俺が最初に兄妹だって気付かなかったって件。なんかずっと気になってたっぽい」

「はっ!? そういえばそれは前に聞かれてた気がするのさー!?」

「……なるほどなー」


 いい機会があったから、気になって事を確認しようとしたのが昨日の夜の件なのかも。


「……でも、そんなに気にしてたっけ? はっ!?」

「おーい、どうした?」

「ううん、なんでもないのさー! それよりも、朝ご飯! お腹空いたー!」

「へいへいっと」


 そうやって話している間にお湯も沸いたし、手早くインスタントコーヒーを入れてサンドイッチを食べてしまおうか。晴香の分は砂糖とミルクを入れて、俺のは特に何も入れずにブラックで。

 ブラックが好きという訳でもないけど、今は眠気覚まし代わりにだなー。あー、まだ眠い……。



 ◇ ◇ ◇



 朝が少しドタバタ気味にはなりつつも、なんとかそれぞれに登校していき、無事に高校まで到着。晴香の方に時間を合わせているから、俺の方はどうしても距離的に早く到着になるんだよなー。

 てか、眠気覚ましでブラックのコーヒーを飲んだけど、それでもまだ眠いな。あー、時間もあるから無理せず授業まで寝てしまう方がいいのかも。短時間でも寝た方がスッキリはするはずだし――


「よう、圭吾!」

「あー、はいはい」


 校門前でばったり慎也と遭遇したけど……とりあえずスルーで。正直、あまり相手をしたい状況ではない。


「ちょ!? 扱いが雑過ぎね!?」

「……今日は眠いんだよ」

「え、そんなに昨日は遅くなってないだろ? って、完全に無視!?」


 なんか説明するだけでも面倒だし、説明したらしたでうるさそうだから無視で! 眠いのもあるけど、シンプルに外は暑いんだよ! さっさと教室まで移動したいから、慎也は相手にしない!



 ◇ ◇ ◇



 という事で、なんとか無事に教室まで辿り着いて……あー、既に他の人が来てて冷房が入ってて涼しいな。よし、携帯端末のアラームは骨伝導になってるし、アラームをかけてギリギリまで寝ていよう!


「だー! マジで無視して置いていくなよ、圭吾!」

「……おやすみ」

「完全に寝る気だな!?」


 アラームのセット完了。授業が始まるまで、ガチで寝る。早めに来てるから、それくらいの時間はあるからな! 少し仮眠を取れば頭もスッキリするだろ。って事で、おやすみなさい。掲示板を見たいところではあるけど、眠気には勝てないし……。



 ◇ ◇ ◇



 登校して授業が始まるまでの間に寝て、スッキリした状態になって、昼休みまで過ぎた。さーて、昼飯だ、昼飯! 寝ぼけて弁当を忘れたなんて事は……流石になかったな。ちょっと不安になったけど、セーフ!


「圭吾、マジで寝てやがったな!?」

「授業中には寝てないし、どこか問題でも?」

「いやいや、少し話があったから早めに来たのに意味なかったじゃん!?」

「……話って?」

「昨日の件だよ、検証のやつ! シュウさんから伝言を預かってんの!」

「え、マジで?」

「マジだよ! 早めに伝えようと思ってたら、盛大に無視しやがって!」

「あー、それはなんかすまん……」


 流石に今回は俺の眠気が酷過ぎたから、いつも以上に扱いが雑になってた気がする。伝言があるなら先にそう言って……そもそも、それを聞く耳自体がなかったな、今日の俺。


「それで、どういう内容?」

「検証し切れなかった『刻浄石』を単独の群集での使用した時の効果だな。共同での検証だったから先に伝えとこうと思ったのに……もう掲示板にまで情報が広がってるんだよ」

「え、マジで?」


 あー、しまったな。昨日の検証は共同での検証だから、掲示板でも堂々と書き込める内容になってくるのか。そういう書き込みが出てくる前に伝えようととしてたのを、眠気で俺が盛大にスルーしてしまってた状況……。うーん、別に問題ない気もする?


「朝聞いて、今聞いても、どっちにしても帰ってからじゃないと意味なくね?」

「そりゃそうなんだけど、気分の問題だ! けっ! そういう反応なら教えねぇよ!」

「まぁ掲示板で出てるなら、そっちを見れば済むだけだしなー」

「あ、余計な事まで言っちまった!?」


 そもそも授業の合間の休み時間までは寝てなかったんだから、そこで言ってもよかったんじゃ? まぁそこは気にしても仕方ないし、掲示板で話題になってるならそれを見ていきますか!

 どういう風に伝わってるのかは気になるし……話題になるとしたら総合スレか? その手の情報交換をするスレは……なくもないけど、まぁ1つずつ見ていけばいいや。とりあえず日付が変わった後くらいから見ていくか。



【空白期間は】総合情報スレ その35【まったりと】


1:通りすがりのモンスター

 ここは総合情報スレになります。

 各種エリア、新種族、クエスト情報など総合的に扱っています。


 深く掘り下げたい場合は各種情報の専用スレにお願いします。


 前スレ

 http://*************


245:通りすがりのモンスター

 共同での検証が興味深い結果だったなー。


246:通りすがりのモンスター

 あー、あれか。

 完全体に襲われて、中途半端で終わったって話は聞いたぞ。


247:通りすがりのモンスター

 え、完全体ってもう出てくるの!?


248:通りすがりのモンスター

 出てくるぞー。

 未成体の時の成熟体みたいな感じで、『黎明の地』以外であちこちを徘徊してる。


249:通りすがりのモンスター

 競争クエストの対象エリアから離れたら、それだけ遭遇率は高くなる!

 あれ、勝てる人っているの?


250:通りすがりのモンスター

 流石に無理じゃね?

 完全体への進化って、成熟体Lv60は必要になるんだぜ?


251:通りすがりのモンスター

 それ、あくまでオフライン版での基準だけどなー。

 オンライン版はまだ上限Lvは不明だ!


252:通りすがりのモンスター

 そりゃそうだけど……。

 まぁ圧倒的な格上なのは間違いないよな!


253:通りすがりのモンスター

 ちょいちょい、サファリ系プレイヤーの集いでその手のスクショは上がってるよな。

 今の段階で見かけるのは、擬態してる敵が多いって話だぞ。


254:通りすがりのモンスター

 雲に擬態した空飛ぶクジラってのも出てたな。


255:通りすがりのモンスター

 そんなのがいるのかよ!?


256:通りすがりのモンスター

 道だと思ったら、ヘビの背中の上だったとかもあったはず?

 そして、踏んで襲われるっていうね!


257:通りすがりのモンスター

 それ、罠過ぎない!?


258:通りすがりのモンスター

 新エリア、油断すると簡単に死ねるぜ!


259:通りすがりのモンスター

 格上の敵が多いもんなー。

 成熟体のフィールドボスがLv16からだって話だし、とりあえず今はそこら辺が育成目標?


260:通りすがりのモンスター

 成熟体のフィールドボスが安定して倒せるようになれば、Lv上げもやりやすくなる!


261:通りすがりのモンスター

 あー、元の話に戻すけど、そこで意味が出てくるのが共同での検証の結果だな。


262:通りすがりのモンスター

 『刻浄石』が半覚醒にする。

 『刻瘴石』が黒の異形種に進化させる。


 こういう効果だったはず。


263:通りすがりのモンスター

 なんか新しい種類の進化の軌跡が出るって話も出てたな。

 えーと、『打撃の極意』だっけ?

 一時的に特性と応用スキルが使えるようになるやつ。


264:通りすがりのモンスター

 そうそう、それ!

 そっちは半覚醒から手に入るって話だよね!


265:通りすがりのモンスター

 『刻瘴石』で手に入るのは『進化の軌跡・侵食』だっけか。

 『侵食』って黒の異形種の持ってる属性だよな。


266:通りすがりのモンスター

 どっちも『纏属進化』じゃなくて、『変質進化』って新パターンの進化って話!


267:通りすがりのモンスター

 どういうものかは気になるけど、そもそも大元の生成にアブソーブ系のスキルが必須って厳しくねぇ!?


268:通りすがりのモンスター

 あれ、基本属性の魔法Lv10で取得だしなー。


269:通りすがりのモンスター

 でも、『刻浄石』も『刻瘴石』も、生成難度は高いけど情報ポイントでのトレードは可能だぞ?

 そっちで試した奴は結構いるんじゃね?


270:通りすがりのモンスター

 ふっふっふ、俺は試してきたところだ!

 ……半覚醒、他の群集の奴だと『浄化の守り』を展開しつつ襲ってくるのがキッツいんだけど!

 壊滅して、諦めてきたわ!


271:通りすがりのモンスター

 さっき、なんか放置されてる半覚醒がいたと思ったら、もしかしてそれか!?

 急に襲われて、俺のPTも壊滅して解散にしたんだが!?


272:通りすがりのモンスター

 あー、すまん。多分、それ俺のとこだなー。


273:通りすがりのモンスター

 敵の放置はやめてー!?

 ただでさえ、現状でLv16の成熟体とか強いのに!?


274:通りすがりのモンスター

 雑魚敵ならPTでいればなんとか倒せるけど、特殊な奴は厳しくね?



 あー、実際にトレードを使って試してきた人っているんだな。アブソーブ系のスキルが無くてもなんとかなる実例は実際に出て……対処し切れずに放置か。


「群集が違えば、『浄化の守り』で攻撃が阻まれた状態で戦闘になるのか。こりゃまた、厄介な性質をしてるなー」

「そうだろ、そうだろ! だけど、同じ群集だった場合なら話が違ってきてな! あ、教えてやらんし!」

「……いやまぁ、掲示板で見るけどさ。この後、話題になってんだろ」

「ぎゃー!? そういやそうだった!?」


 なんで妙な意地を張ってるんだ、慎也は? まぁいいや。掲示板で話題になってるのは間違いないし……あー、少し書き込みの時間が空いてるのか。ふむふむ、まぁ夜中は寝てる人が多いだろうし、そうもなるよなー。

 さて、続きはどうなったんだろう? 関係なさそうな話題は飛ばして……おっと、この辺だな。



300:通りすがりのモンスター

 放置されてたっぽい半覚醒、ログアウト前に発見!

 同じ群集だったから、なんか話しかけたら普通に正常化して消えていったよ?


301:通りすがりのモンスター

 マジで!?

 え、同じ群集ならそうなんの!?


302:通りすがりのモンスター

 うん、そうなった!

 どこの誰かは知らないけど、『刻浄石』を使っててくれてありがとう!


303:通りすがりのモンスター

 手に入った進化の軌跡ってどんなもん?


304:通りすがりのモンスター

 んー、まぁ大元が共同の検証だし、棚ぼたで手に入れたものだし、言ってもいいよね?

 手に入れたのは『進化の軌跡・突撃の極意』!


305:通りすがりのモンスター

 なるほど、『突撃』か。


306:通りすがりのモンスター

 いいなー。

 同じ群集だけでいたなら、戦闘皆無で手に入るんだ。


307:通りすがりのモンスター

 わっはっは、俺もやってみたぜ!

 『刻浄石』は博打っぽいし、やりたくなる気持ちは分かる!

 同じ群集なら、無条件で正常化して、そのまま新しい種類の『進化の軌跡・斬撃の極意』が貰えたしな!


308:通りすがりのモンスター

 攻撃向けの特性ばっかりか?


309:通りすがりのモンスター

 その辺、どうなんだろうな?

 群集の方でも、種類は気にしてたけど……。


310:通りすがりのモンスター

 まぁ種類がどこまであるかで、戦術の幅が変わってくるしなー。

 てか、種類が多過ぎても把握するのが厳しくなるけど……。


311:通りすがりのモンスター

 え、放置になったあれから確保した人がいるの!?


312:通りすがりのモンスター

 ……ちょいちょい放置の個体が発生しそうだし、新エリア巡りをするのもあり?


313:通りすがりのモンスター

 自分達で倒せないのを誕生させて放置はやめろ!


314:通りすがりのモンスター

 そこは3つの群集で足並みを揃えてやらね?


315:通りすがりのモンスター

 いやいや、それより前に適正Lvまで上げる方が先だから!

 倒せてる人達の方がおかしいんだしね!


316:通りすがりのモンスター

 あー、おかしいってのは流石に言い方としてどうなんだ?

 わざわざ検証してくれた人達だぞ。


317:通りすがりのモンスター

 情報の恩恵を受けといて、酷い言い草だな!


318:通りすがりのモンスター

 ぎゃー!? 今のは言葉のあやだから!

 文句を付ける意図じゃなくて、無理して背伸びして放置しないようにって言いたいだけー!


319:通りすがりのモンスター

 だろうなー。

 ところで、属性『侵食』に関しては興味が薄いのか?


320:通りすがりのモンスター

 あっちは……自滅な進化っぽいじゃん?


321:通りすがりのモンスター

 異形な姿になってみたい気はするけど、単純に手に入れる為の戦闘に勝てる気がしない!


322:通りすがりのモンスター

 通常スキルじゃほぼ無力化されて、足場もまともに作れないんだろ?

 そっちこそ、Lv上げてからじゃねぇと無理だ!


323:通りすがりのモンスター

 聞いてる限り、よく倒せたもんだよなー。

 流石は各群集のトップクラスのメンバーが揃っての共同検証。


324:通りすがりのモンスター

 希少なアブソーブ系の所持者が何人もいるくらいだしねー。

 それくらいじゃなきゃ、今の状況では倒せない相手!


325:通りすがりのモンスター

 属性『侵食』は、それ自体に癖が相当ありそうだしな。

 用途はどこかにありそうだけど、やっぱりすぐにでも扱えそうな極意系の進化の軌跡の方が気になる!



 ふむふむ、最新の書き込みはここまでか。なるほど、放置になってた半覚醒と接触する事でも得られたりするのは興味深い。それに、使用した時に同じ群集の半覚醒だったなら、そのまま正常化して手に入るのも重要な内容だな。


「慎也、この掲示板の書き込みの内容はそのまま事実として認識していいのか?」

「おう、それは問題ないぜ! 俺らとは別ルートからの情報だけど……って、言わねぇよ!」

「いや、もう言ってるじゃん。てか、別ルートで確認したのか」

「うぐっ! あー、まぁ伝言はその内容以外も含めてだし、言っとくかー。情報源、インクアイリーな!」

「……はい? え、マジで!?」

「嘘を言ってどうするよ! あれだ、あれ! 赤の群集の中にいる人でシュウさんや弥生さんに伝手がある人が、『興味深い内容なので、補足で検証しておきました』って伝えてきたんだと! 他の群集にも、それぞれ話は伝わってるんじゃね?」

「……そうきたか」


 まさかここでインクアイリーから不足部分の情報を付け足してくるとは思わなかった! いや、でも検証をやってる集団ではあるんだし、インクアイリー自体が群集に敵対している訳でもないんだから、お互いに利があればこういう事もあるのか。


「だから、早めに伝言を伝えようと思ったのによー」

「あー、なんかそれはすまんかった……」


 今回に関しては、素直に俺が悪い気がする。眠気に負けてしまってたとはいえ、流石に雑に扱い過ぎたか。今日ログインした時に分かりそうな内容ではあるけど、早めに知らせておこうって慎也なりの気遣いだったんだな。……ちょっとこれは反省で。


「ま、そりゃもういいか! 圭吾、ぶっちゃけ、あの新しい進化の軌跡ってどのくらいの種類があるんだろうな?」

「うーん、そこはなんとも……? あ、黒の異形種の方から別の進化の軌跡が出たとかって情報はあったりしない?」

「え、出る可能性ってあんの? てっきり『侵食』だけだと思ってたんだけどよ?」

「俺もそうだとは思うけど、まだ倒したのは1体だけだし……」


 というか、安全圏にいる移動妨害のボスも多分、『侵食』属性は持ってるはずなんだけど……その辺はどうなってるんだろうね? 一定以上のLvじゃなければ、スキルとしての『侵食』は発動してこないとか?


「ま、そのうち分かるだろ! そういや圭吾は今日はどうすんだ?」

「んー、まだ具体的にどこに行くかは未定だけど……サヤと模擬戦をするのだけは決まってるな」

「おっ、そういやそんな話も出てたな! 俺も見に行っていいか?」

「……俺の馴染みの不動種の人は群雄の密林の方に移ったからなー。見るなら、初期エリアで中継してる人を探してくれ」

「うげっ、マジか!? あー、そういや灰の群集の不動種の人達が大移動してたもんな。……ジャングルに入れさせてくれね?」

「それは流石に無理。やりたきゃ、死ぬ覚悟で自己責任でやれ」

「だよなー!? って、もうそんなに時間がねぇじゃん!?」

「げっ、マジだ!?」


 だー! 完全に途中から弁当を食べる手が止まってたし、これ以上は掲示板を見ながら食べてる場合じゃない! 昼休みが終わるまでにちゃんと食べとかないと!



――――


第36章の設定資料の更新分は後日更新で!

それでは少しの間、更新お休み!

しっかりと休んできます。

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