第893話 午前の部はここまで


 命名クエストを終えて『名も無き溶岩洞』から『グラナータ灼熱洞』へとエリア名が変わり、それから3戦目を開始してからしばらく経った。


 今は7戦目中で、もう少しで12時になりそうなところ。これで一区切りにする予定になっている。

 という事で、今もウォーターフォールで倒していって……あー、くっそ、7戦目にもなったら結構見えてきたぞ、敵の出現とかのその辺りの傾向!


「また松の木が残るんかい! 鬱陶しいわ、魔法吸収!」

「……木が出てくるとどうしても最後に残るな」


 7戦やってみて分かった事として、2回に1回の頻度で木が混ざってくるのと、木の耐久性の高さが地味に厄介、敵は必ずPTメンバー数と同数、その出てきた敵の中に魔法吸収持ちが絶対に含まれている。マグマの中なのに木が出過ぎなんだよ、ここ!

 敵の数については一時的に俺がPTから外れて試してみた結果、PTメンバーの人数に合わせている感じだった。


 今出てきているのは松の木だけど、アルと同じ蜜柑の木が出てきた時は他の敵を回復されて、昇華魔法だけじゃ仕留めきれなかった。

 松の木は松の木で、油断すると尖った葉っぱを飛ばしてくるから面倒だけど、そこは何もさせなきゃ完封は出来る。厄介とはいえ、所詮は雑魚敵!


「ヨッシさん、任せた!」

「了解! 溶解毒で『並列制御』『ポイズンボム』『毒の操作』!」


 てか、毒魔法も吸収してくるからそこも地味に面倒なんだよな。まぁ吸収された時の方が当てた時のダメージは減るけど、毒の継続ダメージが多くなるっぽいから吸収されても問題はないけどさ。

 だから確実に一気に仕留めたい時は操作して吸収出来ないないようにする。これが安心安全な対策だな。……ハーレさんの魔法弾だと地味に吸収されたしね。


 さて、まだ誰もLvは上がってないけど、俺がもうすぐ上がりそうだし、この松の木を倒せば全員は無理でも何人かは上がるはず!

 ここのエリアに来るまでに色々脱線したからなー。あれらが無ければ午前中に全員Lv1は上げられたかもしれないけど、まぁ今更それを言っても仕方ない。


<ケイが未成体・瘴気強化種を討伐しました>

<未成体・瘴気強化種の撃破報酬として、増強進化ポイント3、融合進化ポイント3、生存進化ポイント3獲得しました>

<ケイがLv25に上がりました。各種ステータスが上昇します>

<Lvアップにより、増強進化ポイント2、融合進化ポイント2、生存進化ポイント2獲得しました>


<ケイ2ndが未成体・瘴気強化種を討伐しました>

<未成体・瘴気強化種の撃破報酬として、増強進化ポイント3、融合進化ポイント3、生存進化ポイント3獲得しました>

<ケイ2ndがLv25に上がりました。各種ステータスが上昇します>

<Lvアップにより、増強進化ポイント2、融合進化ポイント2、生存進化ポイント2獲得しました>


 よし、松の木の撃破完了! 俺はこれでLvが上がったけど、みんなはどうだ? えーと、サヤとハーレさんが今ので上がったのか。

 アルは時間帯が違う時が結構あるから、こういうタイミングでズレがあるのは仕方ない。でもほぼ被ってるヨッシさんがズレるとは思わなかったなー。


「やった、Lv25になったかな!」

「私もなのです! やったのさー!」

「私はほんの少しだけ足らなかったみたいだね」

「俺はここの敵をもう3〜4体分ってとこだな」

「あー、アルはそんなもんか。うーん、ヨッシさんは絶妙な足りなさ具合だなー」

「あはは、まぁそういう事もあるよ」

「ま、そこは昼からだな。さて、ひとまず昼飯で切り上げるか」

「だなー」


 もうすぐ12時だし、それを見越しての7戦目での終了予定である。ふー、何度も休憩を挟みながらだったから、意外と今回は疲れてないな。

 この感じなら今日中にもうLv1は上げられそうな予感。ただ、ちょっとそれにも少し問題がありそうではある。


「……それにしても、ログアウトで追い出される理由は場所の独占防止っぽいよなー」

「結構他の人が空いてる場所を探して通って行ったもんね」

「フェニックスを俺らに押し付けようとして自滅してたPTもいたからな。経験値が美味いエリアだからこその仕様か」

「ふっふっふ、そう考えるとここが空いてたのはラッキーなのです!」

「……今考えるとそうなるかな?」

「まぁ俺らがここに来る前にフェニックスに全滅させられてたっぽいけどな……」

「……まぁそうなるよなー」


 そもそもフェニックスに仕留められたっぽい声が聞こえてきたからって理由でハーレさんが選んだ方向に進んだ場所だしね。そりゃ全滅直後の場所は空いてるよなー。

 まぁ他のPTがいる時なら、その上を通り過ぎてもフェニックスが襲ってこないっぽいのと、マグマからも敵が出てこないっぽいは分かったから、そこは大きな収穫か。


 アルのクジラみたいに巨大過ぎると通りにくいエリアになってるから戦闘中のPTがいてもどこかしらは通れるくらいのスペースはあった。実際に俺らの横を通り抜けていく人達は結構見かけたしね。


 それとは別に俺らの上を飛んでフェニックスの攻撃で殺させようとした赤の群集の人がいたけど、フェニックスは来なかったもんな。

 まぁ、そのまま悪態を吐きながら飛び去ろうと離れた瞬間に例の炎の槍で串刺しにされてたけど。あれは完全な自業自得だね。


「昼からこの場所は空いてるかな?」

「そればっかりは運次第だろうな。エリア自体は結構奥まであるみたいだが、俺らは殆ど見てないしな」

「だなー。とりあえず昼からは空いてる場所を探すとこからで、そこからマグマへの適応の特性の実を確保か。……思いっきり持って帰りたい、この特性の実!」

「……あはは、流石に便利過ぎたかな?」

「普通にマグマの中を動けたし、マグマの中にいる間は敵が襲って来なかったもんね!」

「余るだけ手に入るようになってるよね、これ。しかも近くを通った人に渡す事も想定してそう」


 横を通って行くPTが通りにくそうにしてた時には余ってたマグマ適応の特性の実をあげたりもしたもんなー。

 どうせ今使ってる以上の数は持ち帰れないし……うん、なんか妙に知らない人との交流の機会も多かった気がする。ヨッシさんの言うように、その辺りに運営の意図がありそうだ。


「……ねぇ、今更なんだけど、フェニックスはここの洞窟の1ヶ所で留まってるって話を聞いた気もするんだけど、私の気のせい?」

「……そういや、俺がそんな話をした気もするな?」

「私もその話をした気がするのです! あれ!?」


 ん? そういやヨッシさんの疑問って、俺もアルとハーレさんからそんな話を聞いた覚えがあるような気もする。

 だけど実際には思いっきりフェニックスはこのエリアの中を飛び回ってるよな。あれ? なんか情報に妙な食い違いがある?


「……それって、どういうことかな?」

「何かを切っ掛けに、フェニックスの行動パターンが変わった……?」


 うん、元々の情報に偽りがなければ、そういう可能性になるはず。何日か前からフェニックス自体の目撃情報はあったんだし……そういや、昨日のオオサンショウウオでの『烏合の衆の足掻き』の検証をフェニックスで計画してなかったっけ!?

 ちょっと待て。昨日の時点でフェニックスが今の挙動だとすると、検証なんてまともに出来るとは思えない。……つまり、昨日の時点ではフェニックスは固定位置にいた?


「あ、もしかして行動パターンが変わったのって間欠泉が原因か! 俺らが見たやつじゃなくて、その前に発火草の群生地を塞いでた岩をぶっ壊したやつ!」

「……なるほど。そうなると、行動パターンが変わったのは今朝か」


 あ、やばっ。つい、思い至った事を口に出してしまったけど、これはあのスライムに関係する部分もあるし、サヤとハーレさんにとっては触れない方がいい話題だったかも――


「ケイ、もうその心配はいらないかな。ねぇ、ハーレ?」

「そうなのさー! それを気にしていたら、夕方からある発火草の群生地のスクショの撮影会に参加出来ないのです!」


 そっか、もう2人とも完全に吹っ切れてる感じか。まぁあのスライム件に関しては引き摺って何もいい事はないもんな。

 むしろその日の内にサヤもハーレさんも普段通りに戻れて、あのスライムの目論見通りにならなくてザマァみろってとこか!


「あー、余計なお世話だったっぽいな。よし、それじゃ今の推測についてはどう思う?」

「……可能性は充分あると思うけど、それってこのエリアでの難易度が変わるじゃないかな?」

「私もサヤの意見に同意なのさー!」

「……逆に、難易度自体が変わったから経験値が増えてるって可能性はどう?」

「あり得るが……昨日までの様子を知らんから比較が出来んな」

「そりゃアルの言う通りだなー」


 うん、フェニックスの挙動が変わったのが今朝からなのだとすれば、情報共有板に何かしら情報があるはず。いや、場合によってはもうまとめられてるか?

 元々この溶岩の洞窟……今は『グラナータ灼熱洞』か。そのエリアの情報はほぼ仕入れて無かったけど、だからこそ事前にあった情報との違いに気付かなかっただけかもしれない。


「ケイ、ちょっとまとめを見てみるか? ある程度の傾向は自分達で把握したから問題はないだろ?」

「そだなー、そうするか」


 確認するには情報共有板で聞くか、まとめを確認するか、どっちかだろうね。サヤ達も頷いているから、ここはしっかりと確認しておくか。


 えーと、まとめで前に見たLv帯ごとのおすすめ狩場のページを……お、あった、あった。この中の未成体のLv20台でのおすすめの場所に書いてあったんだよなー。

 あ、まとめに書いてあるエリア名が『グラナータ灼熱洞』に書き変わってるから、最新情報には変わってそうだ。どれどれ、前回は中まで詳しくは見てなかったけど、今回はその情報が……。


「って、思いっきり上から線が引かれて、古い情報は参考にならないってなってるじゃん!?」

「あー、今朝からフェニックスの挙動の変化を確認したから、もう古い情報は参考にするなって書いてるな」

「……あはは、見事に大当たりだったかな?」

「あー! 難易度が上昇している代わりに経験値の増加も確認って書いてあるのさー!?」

「更新時間が割と近いね? あれ、これってもしかして、私達がここで狩り出してから、やってくる人が増えた感じだったりする?」

「新情報を求むって書いてるし、そうっぽいなー。あ、俺らが戦闘を始めてしばらくしてから通り過ぎて行く人が増えた気がしてたけど、そういう事か」

「……だろうな。てか、マグマ適応の特性の実も新情報として上がってんじゃねぇか」


 これで俺らが狩りをしていた状態が、昨日までの環境とはまるで違うのが確定だな。ざっと古い情報を見る限りちょっと前までは飛んでいてもフェニックスからの強襲はなく、普通に飛んで移動出来てたっぽい。

 でも経験値自体はカイヨウ渓谷と大差はなかったらしい。フェニックスという飛行妨害が増えて難易度が上がった代わりに経験値が激増か。しかも今朝からって事は、やっぱり発火草の群生地の発見と因果関係がありそうだ。


「さーて、戦闘での様子の報告を上げとくかー」

「あー、ケイ、それは待て」

「ん? アル、何でだよ?」

「いや、昼飯は良いのか? 時間決まってるんじゃねぇのか?」

「あ、そういや昼飯で中断する予定だった!?」

「ケイさん、それを忘れちゃ駄目なのです!?」

「……あはは、そろそろ私はログアウトしないとまずいね。私の分だけなら時間はどうとでもなるけど、今日は両親がちょっと用事で居ないから弟の分のご飯も作らなくちゃいけないし」

「私もちょっとならいいけど、盛大に遅れると怒られそうかな?」

「って事だ。報告は時間はどうとでもなる俺の方で上げとくから、ケイ達はログアウトしとけ」

「あー、それもそうだな。んじゃ、アルに任せた!」

「アルさん、よろしくなのさー!」


 俺とハーレさんについては少しくらいならズレ込んでも大丈夫だとは思うけど、サヤとヨッシさんはそうもいかないみたいだしね。

 一人暮らしで融通の利くアルがこう言ってくれてるんだから任せよう。


「でだ、昼からの集合はどうする?」

「ケイさんとケインさんの模擬戦があるから、一度森林深部に戻る必要があるのです! なので、1時半にエンの前を提案します!」

「うん、私はそれで良いかな」

「私もそれで大丈夫」

「あー、そういや俺は模擬戦か」


 正直ちょっと忘れかけてたけど、まぁケインは具体的な内容までは把握してなくてもウィルさんが絶対に聞くべき内容だと連れてきてくれたからな。

 あれがなければ無視したけど、勝負は受けると応えたんだ。まぁ俺に対して好き勝手な事を言ったのはケインが悪いので遠慮なく容赦なく全力で叩き潰して、俺と間違えるような相手ではないと大々的に広めてやろうじゃないか。


「よし、昼からは1時半にエンの前に集合! それじゃ一旦解散!」

「「「「おー!」」」」


 さて、このエリアはログアウトすれば入り口に戻されるんだし、今はログアウトしておくだけでいいか。

 昼飯を食べてから再ログインしてから、どこかの群集拠点種への帰還の実を使って、そこから転移でエンのとこまで行けばいいや。


「あのー、今の会話が聞こえてたんですけど、ここって空きそうですか?」

「おっと、灰の群集の人か。俺らは昼飯で中断するから、良かったらここはどうぞ。アル、問題ないよな?」

「あー、俺だけちょっと用事があるから、隅っこで良いから居させてもらえれば構わんぞ」

「あ、やった! 木の人……あれ? クジラの人? えっと、それは私達としても問題はないですし、ありがとうございます! みんな、空き場所を見つけたよ!」

「一気に混み出したって聞いたけど、運が良くてよかったー!」

「おっしゃ、Lv上げをやるぜー!」

「なんか初見殺しの要素が激増してるらしいから注意していくよー!」


 うん、偶然ではあるけど灰の群集の6人PTの人が通りかかったし、ここは場所を譲っていこう。

 隅っこで良いからって言ってるアルはしばらく報告を上げてるだろうし、多分アルなら必要ならアドバイスとかもしてあげそうだね。まぁこのエリアに来ているPTは結構上位層だろうから必要ない可能性もあるけどさ。


「それじゃまた昼飯の後で!」

「「「「おー!」」」」


 そうしてみんなに挨拶をしてから、昼飯を食べる為にログアウトとなった。さーて、今日の昼飯は……ガスコンロの修理はどうなってるんだろ?

 もう直ってれば母さんが作ってるだろうし、まだならどこかで買ってくるという可能性もある。ま、それはログアウトしてから確認すれば分かるか。


 後、父さんの方と庭の池の金魚の対策がどうなったかだね。……ハーレさんの事も母さんと父さんにも伝えとかないといけないか。



 ◇ ◇ ◇



 そんな風に色々考えてる間に、いつものいったんのいるログイン場面にやってきた。えーと、今回の胴体部分は『不適切な行為に対する対応とバグ修正のお知らせ』となっている。……やっぱりあの件か。


「いったん、お知らせの詳細を頼む」

「今回は大真面目な話だから、大真面目モードでいきますよ。えーと、今回は……貴方は被害者側で関わっていますね。通報はされていましたし、そちらは正常に受理しております」

「……そりゃ良かった。で、運営としての具体的な見解と処罰の内容って教えてもらえるの?」

「今回は悪意のあるプレイヤーに対する大勢の方々からの通報、そこからの情報精査、その精査した情報を元に判断した結果、今後の運営に多大な悪影響があるとして該当プレイヤーを永久的に使用停止措置と致しました」


 ふむふむ、要するにあのスライムを中継で晒し上げにした事で大勢からの運営への通報が行き、そこからあのスライムがしてきた事を明確に把握して、非常に問題がある行為だとして永久BANになった訳か。

 ふー、レナさん達は怒られはしたけど処罰はなかったって話だしね。悪影響は……全くないとは言えないけど、それでも良かったと言える結果か。


「それとは別に無所属のプレイヤーの方が関与する場合に中継機能で音声が出るというバグが確認されましたが、既に修正は完了していますので、そちらもお伝えしておきます」


 あー、これはレナさんを筆頭にしてそのバグを利用したけど、理由が理由だったから不問にしたって情報は伏せるんだな。

 まぁプレイヤー全員に伝える必要のある情報でもないし、実情は知ってるから別にいいか。流石にそのバグ利用を不問にしたって前例を堂々と公表するのは運営も嫌だろうしね。


「はい、真面目モード終了〜。何か質問はある〜?」

「大体の事情はわかってるから問題ないよ。……運営も大変だな」

「それが仕事だからね〜。まぁ色々と想定外過ぎて混乱はしてたけど〜」

「まぁそれでも俺としては運営さんはよくやってくれたと思ってるよ」

「それは運営の方に伝えておくね〜。あ、スクリーンショットの承諾はどうする〜?」

「スクショは昼飯を食ってからにするわ」

「はいはい〜。それじゃ食事休憩にいってらっしゃい〜」

「ほいよっと」


 そんな風にいったんに見送られながら、ログアウトをしていく。ふぅ、あのスライムを運営が明確に問題視してくれて、ちゃんと処罰をしてくれたのを聞けて良かった。

 これで今度こそ、赤の群集での騒動は片付いたと思って良いんだろう。……まぁ戦力増強に繋がるのは痛いけど、それでも少なからず関わってた身としてはホッとしたよ。




【ステータス】


 名前:ケイ

 種族:同調強魔ゴケ

 所属:灰の群集


 レベル 24 → 25

 進化階位:未成体・同調強魔種

 属性:水、土

 特性:複合適応、同調、魔力強化


 群体数 687/7500 → 687/7650

 魔力値 0/222 → 0/224

 行動値 56/81 → 56/82


 攻撃 83 → 84

 防御 138 → 141

 俊敏 101 → 103

 知識 209 → 214

 器用 233 → 239

 魔力 307 → 315



 名前:ケイ2nd

 種族:同調打撃ロブスター

 所属:灰の群集


 レベル 24 → 25

 進化階位:未成体・同調打撃種

 属性:なし

 特性:打撃、斬撃、堅牢、同調


 HP 8850/8850 → 8850/9050

 魔力値 104/104 → 104/105

 行動値 71/71 → 71/72


 攻撃 306 → 314

 防御 279 → 286

 俊敏 232 → 238

 知識 78 → 79

 器用 96 → 98

 魔力 50 → 51

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