第357話 瘴オオヒノノコ討伐戦 その2
本格的にヒノノコを倒す為にも、瘴気の供給源を絶たなければならない。瘴気の流出自体は止まっているから、ある程度弱らせてヒノノコ自身に瘴気を消費させるのが良いんだろう。もしくは纏瘴と纏浄を活用して消滅させていくかだね。
そしてこれから行う常闇の洞窟の封鎖も多分有効なはず。何よりも有効な手段を同時に使ってはいけないという制限もない!
「灰のサファリ同盟は纏瘴を使った状態で常闇の洞窟の入り口を塞げ! オオカミ組は纏浄で惹きつけつつ、絶対に妨害をさせるな!」
「了解しました! みんな、纏属進化だよ! 『纏属進化・纏瘴』!」
「「「「「「「『纏属進化・纏瘴』!」」」」」」」
「リーダーの指示だ! 死守するぞ、お前ら! 『纏属進化・纏浄』!」
「「「「「「「おう! 『纏属進化・纏浄』!」」」」」」」
ベスタの指示に従って、灰のサファリ同盟もオオカミ組も動き出していく。オオカミ組は常闇の洞窟の封鎖の最終防衛線であるから、俺達の役目はそこまでヒノノコを辿り着かないようにしつつ着実にダメージを積み重ねていく事だ。
「フラム!」
「おうよ! 『熱感知』……そこだ! 『エレクトロボール』!」
「オオカミ組の方か! サヤ!」
「行かせないかな! 『爪刃乱舞・浄』!」
フラムが熱感知でヒノノコの位置を特定し、オオカミ組を狙いに行ったヒノノコにサヤが連撃を叩き込んでいく。まだHPも多い序盤という事もあり、移動は早いとはいえ対処は容易い範囲だな。
熱感知が常用出来ないのが少し残念ではあるけど、隠密を見破れるという性能を考えたら仕方ないか。よし、サヤの連撃が終わるまでがチャンス!
<行動値3と魔力値9消費して『水魔法Lv3:アクアプリズン』を発動します> 行動値 40/53(上限値使用:5): 魔力値 149/182
今回も砲撃化して、ハサミで狙いをつけて撃ち出す! あ、やば!? エンの根が割り込んできた。
「コケのアニキの邪魔はさせない! 『硬化』『猪突猛進』!」
「行きますよ、アーサー! 『投擲』!」
「水月、ありがと! 『コケ渡り』『重突撃』!」
「お、アーサー、よくやった!」
水月さんの投げたコケ付きの小石を使って移動してきたアーサーが割り込んできたエンの根をへし折っていた。そして砲撃化した拘束魔法が再びヒノノコを捕らえていく。砲撃化は使いどころは慎重にしないと駄目か。
「赤の群集、攻撃部隊は合流したぞ!」
「よし、赤の群集は纏瘴を使って妨害してくるエンの根を排除してくれ。指揮はルアーに任せる」
「仕方ねぇな。水月、アーサー、ルスト、纏瘴を使ってエンの根を排除! ライは腐食毒でいけ!」
「分かりました! 『纏属進化・纏瘴』『瘴気制御』『爪連撃・瘴』!」
「アニキ達の邪魔はさせないんだ! 『纏属進化・纏瘴』『瘴気制御』『重突撃・瘴』!」
「ま、やってやろうじゃねえか! 腐食毒の『ポイズンボール』!」
「ふふふ、意外と大人数での連携というのも楽しいですね。 『纏属進化・纏瘴』『瘴気制御』『根棍棒』『薙ぎ払い・瘴』!」
ルアーが赤の群集組の指揮を取るみたいだね。さて、エンの根は灰の群集じゃどうにもならないだろうから任せておこう。エンの根が俺の魔法を破壊しようと根を叩きつけてくるのを、赤の群集のみんなが吹き飛ばしていく。そんなに時間は保たないから、灰のサファリ同盟のみんな、封鎖を頼む!
「昇華魔法にならないように、岩の操作が発動してから順番にね!」
「おうよ。まずは俺から! 『アースクリエイト』『岩の操作』!」
「はい、次!」
「はい! 『アースクリエイト』『岩の操作』!」
「んー、3人で塞げるくらいかな? それじゃ最後は私でいこう。『アースクリエイト』『岩の操作』!」
背後から聞こえてくる声から判断して、灰のサファリ同盟の昇華持ちの人が次々と岩を生成していき、常闇の洞窟の入り口を塞いでいるのだろう。バトルロイヤルの時にジェイさんも岩の追加生成を上手く使っていたし、地味にこれは便利なのかもしれないね。
そんな事を考えてたら、水の拘束が破壊された!? くっ、流石にヒノノコの拘束は長時間は無理か。
「危機察知に反応ありだよ!」
「ケイ、右側だ!」
「今は見えてるから大丈夫だ!」
<行動値4と魔力値12消費して『水魔法Lv4:アクアボム』を発動します> 行動値 36/53(上限値使用:5): 魔力値 137/182
拘束から逃れたばかりで隠れていない状態からの突撃なのでヒノノコ自体は視認は出来ている。ヒノノコは拘束していた俺ではなく、背後の纏浄中かつ常闇の洞窟に近いオオカミ組を狙っているみたいだ。どうやら位置関係と纏浄の効果が有効に働いているようだね。
よし、砲撃化した水球がヒノノコに命中して爆発した。爆発系のLv4だと砲撃化すれば速度が上がって使いやすいな。Lv3の拘束系には不向きだけど、Lv4の爆発系には向いているのかもしれない。対人戦なら狙いがバレバレだけど、行動パターンがある程度予測可能な対モンスター戦には使える!
そういやアルはどうした? あのクジラの巨体を見失うとも考えにくいけど、姿が見当たらない。……いや、妙に闇が濃い場所がある……?
「行くよ、アルマースさん! 闇の操作、解除!」
「おう! 吹っ飛べ、ヒノノコ!」
「おわ!?」
そして突如として闇の中からアルが現れて、銀光を放つ頭で俺がヒノノコを吹き飛ばした瞬間を狙って突撃してきた。アルのクジラの背の上に弥生さんがいるから、今のはアルと弥生さんの連携奇襲か! フラムの熱感知も発動しっぱなしではないから、ヒノノコも不意をつけば隠密からの奇襲は有効なのか。
「アルマース、弥生、よくやった。『纏属進化・纏浄』『浄化制御』『爪刃双閃舞・浄』!」
「うひゃー、みんな強烈だー!? サヤ、ベスタさん、回復! 『投擲』『投擲』!」
「ありがと、ハーレ」
「おう、ありがとよ」
アルに吹き飛ばされたヒノノコを待ち受けるかのように位置を取っていたベスタが次々と浄化属性の連撃を加えていく。元々の威力の高さや一切狙いを外さないプレイヤースキルの高さに、纏浄による威力強化も加わりヒノノコのHPがどんどん削られていく。アルの応用スキルでの不意打ちも含めて、HPは8割を切っていった。
そして、ハーレさんがHPの減り具合確認しつつ、タイミングを見計らって蜜柑を口元に投げていた。纏浄はデメリットとしてHP減っていくからな。回復も重要な役目である。
「ベスタさん、封鎖完了! 瘴気の除去に移るよ!」
「あぁ、その辺りは灰のサファリ同盟に任せる!」
「了解! レナさん、崖上の人達に通達お願い!」
「ほいさー! さーて、伝達役のわたしの連結PTの出番だよ! みんな、作戦開始!」
そのレナさんの号令から、瘴気が何かに吸われて行くように減っていく。しかも一定の方向からではなく、全方位からである。これは陥没エリアの包囲が完了して、一斉に纏瘴による瘴気収束が発動したんだろう。
よし、明確に瘴気の量が急激に減って、視界もクリアになっていく。先程までは見通せなかった夜空の月も視認出来るようになって、禍々しく変貌したエンの姿も見えてきた。
「ケイ、もう一度拘束だ!」
「了解! ……いや、それじゃ無理っぽいな!?」
どうやらHPが8割を切った事でヒノノコの行動パターンが変わったようである。隠れる素振りもなく上空に飛び跳ねたヒノノコは周囲にある瘴気を少し集め、そこに火の弾を吐き出しその2つが混ざり合って黒い火球が撃ち出されてきた。
あれは昇華魔法じゃなくて複合魔法か!? 狙いは……やっぱりオオカミ組!? 弾速はそれほど早くないって事はLv4の爆発系の可能性が高い。だけど、複合魔法になっているのなら……消費は激しいけど仕方ない!
<『並列制御Lv1』を発動します。1つ目のスキルを指定してください>
<行動値5と魔力値15消費して『水魔法Lv5:アクアウォール』は並列発動の待機になります> 行動値 31/53(上限値使用:5): 魔力値 122/182
<2つ目のスキルを指定してください。消費行動値×2>
<行動値10と魔力値15消費して『水魔法Lv5:アクアウォール』は並列発動の待機になります> 行動値 21/53(上限値使用:5): 魔力値 107/182
<指定を完了しました。並列発動を開始します>
<『複合魔法:アクアプロテクション』が発動しました>
よし、複合魔法化は成功! ガストさんが防壁系でも複合魔法になるみたいな事を言ってたのが役立った! ヒノノコの攻撃が当たる前にオオカミ組の前方に半球上の水の防壁が生成され、そこに黒い火球が衝突していく。
そして轟音と共に黒い火が荒れ狂い爆発を撒き散らしていくが、なんと防ぎきれたようだ。でも複合魔法にしてぎりぎりだった感じだから、単独でやらなくて良かった。流石にボスの攻撃の威力は凄まじいな。
「ケイさん、助かった!」
「どういたしまして。極力こっちで防ぐけど、いざって時は自力で頼むぞ、蒼弦さん!」
「あぁ、俺らオオカミ組に任せとけ!」
オオカミ組が強いのはなんとなく分かっているけど、今はオオカミ組が最終防衛線だからな。出来る限りはその前で食い止めたほうがいい。そうしているうちに、瘴気も相当薄れてきている。崖上の方を見回してみれば収束していく瘴気とそれを除去する浄化の光が多数存在しているのが見えるね。
そして翼竜については、纏瘴も纏浄も使っていない人が分裂させていっているようだ。まだ現時点では麻痺毒は大々的には使っていないみたいだね。
そしてヒノノコは姿を隠すのを止めている様子である。今の行動パターンは隠れない状態なのだろうか? まだ魔力集中と自己強化も発動してないし、油断は出来ないな。
「危機察知、反応あり!」
そしてそんな声が崖上から聞こえてきた。そっちから聞こえてきたいう事は、崖上の人が標的か。この状況はどうする? 翼竜への攻撃は崖上の人達が魔法や投擲で行ってるし、近寄ってくれば近接の人が上手く追い払ってもいる。あっちはあっちで任せるか……?
「ケイさん、水のカーペット! 麻痺毒を拡散するよ!」
「その手があった! ヨッシさん、行くぞ!」
<行動値上限を2使用して『移動操作制御Ⅰ』を発動します> 行動値 21/53 → 21/51(上限値使用:7)
即座に水のカーペットを生成して、ヨッシさんと一緒に翼竜が多数いる高さへとやってきた。崖上からの攻撃は翼竜を分裂させるのがメインになっているから、崖下にはほぼ人はいない。よし、これなら巻き込まないな。ヒノノコの攻撃が始まる前に、早く手を打たないと!
「ヨッシさん、行くぞ!」
「うん! 麻痺毒二重の『ポイズンクリエイト』!」
<行動値1と魔力値3消費して『水魔法Lv1:アクアクリエイト』を発動します> 行動値 20/51(上限値使用:7): 魔力値 104/182
<『複合魔法:ポイズンミスト』が発動しました>
翼竜だらけの中、攻撃対象として狙われ始めた直後に毒霧を生成していく。ヨッシさんの強力な毒の効果と俺の水の昇華で拡散速度が合わさった毒霧は瞬く間に広まっていき、翼竜が次々と墜落していく。
その様子を見たヒノノコの行動が少し止まった。急激に狙う対象が増えたせいで、困惑しているような感じだね。よしよし、攻撃対象として優先度が高めに設定されているものが大量に発生するとこうなるんだな。
そしてヒノノコは毒霧と麻痺毒を受けて落ちた翼竜に向かって、火を吐き始めていた。ふむ、ただの生成系だとこの火の量は無理だから、このヒノノコは火の昇華持ちと見て良さそうだ。
それにしても周囲の瘴気はどんどん減っていってるから、回復は封じれたと思ってよさそうだな。さて、ヒノノコの攻撃パターンは変わったみたいだし、次はどう動くべきか。
「ベスタ、今の段階はどう見る?」
「今は隠密なしの魔法攻撃主体ってところか。……物理攻撃が無いとも限らんが、注意はしておけ」
「昇華魔法を使ってたから、今はヒノノコの魔力値が少なめー!?」
「おそらくな。だが、回復はするだろうから油断はするなよ」
「はーい!」
「ここから今の行動パターンが掴めるまでヒットアンドアウェイで行く。各自、行動値と魔力値を温存しつつ対処に当たれ!」
「了解!」
そこからしばらくは、危機察知を合図に近場の人がカウンターを狙いつつ、そのヒノノコの攻撃の隙を狙って俺らのPTから地道に削っていった。このヒノノコの行動パターンの間、エンの行動はヒノノコの防御になっていたけれど、弥生さん、水月さん、ルストさん、ルアーの4人が徹底的に防御を打ち破っていた。
もちろんアーサーも頑張ってたけど、流石にまだ他の人達には及ばないようである。まぁ、流石に比べる相手が悪いというのはあるんだろうね。
そしてヒノノコのHPが5割を切ったところで再び行動パターンが変化した。ヒノノコは姿を隠し始めていき、エンの根が再び攻撃的なものへと変化していく。浄化制御や瘴気制御はもうみんな時間切れになっているしね。
8割から5割の間はヒノノコは魔法主体の攻撃のみで防御が楽だった。水魔法Lv5があれば、属性相性的に相当楽だね。狙いも攻撃優先度の高い人が多い場所に広範囲攻撃をしてきやすかったので、翼竜は分散させてオオカミ組を囮に使う形で迎撃を行っていた。
攻撃が強力な人は多いから俺は防御ばっかだったけどね! 一番防御するには属性の相性が良かったのが俺だからそれは仕方ないもんな。それにしても魔法砲撃は防御系の魔法とは相性が悪い。着弾してから展開する上に、正確に狙った位置に展開が出来ないからね。
さっきまでは狙う場所が分かりやすい上に、ヒノノコが魔法攻撃を使う時は上に飛び跳ねるから潰しやすかった。でも行動パターンが更に変化したからここからは厳しいかもしれない。対処が楽だったからある程度は行動値や魔力値回復に当てられたけど、そう甘い展開は続かないだろう。気を引き締めていかないとね。
「ちっ、今度はまた隠れる行動パターンか! 攻撃も激しくなってくる筈だ、全員警戒しろ!」
「これは使ってた方が良さそうかな。『自己強化』『ウィンドクリエイト』『操作属性付与』!」
「危機察知に反応ありだよ!」
「『熱感知』! そっちだ。『エレクトロボール』!」
フラムの合図によってヒノノコの方向が分かり、危機察知に反応があるという事は狙いは多分ベスタかサヤだろう。……毒の量がかなり多ければ毒が優先されるっぽいけど、流石にヨッシさん狙いじゃ……いや、万が一という事もあるか。
サヤかベスタなら自力でカウンターも入れられるだろうし、ここは万が一に備えよう。何となく嫌な予感がするんだよな。
<行動値5と魔力値15消費して『水魔法Lv5:アクアウォール』を発動します> 行動値 42/51(上限値使用:7): 魔力値 164/182
よし、これでヨッシさんの前に水の防壁を生成完了。防御系には砲撃化は向かないので通常発動だ。水のカーペットは解除せずに邪魔にならないとこに放置中である。
「え、ケイさん? なんで私に……?」
「万が一って事でな」
「そっか。攻撃の優先度がずっと同じとは限らない……きゃ!?」
「嫌な予感的中か! しかも頭が赤く光ってるって事は魔力集中だな!」
ヒノノコの魔力集中での一撃で水の防壁は破られたけど、ヨッシさんは無事だったみたいだね。……嫌な予感はしてたけど、ここで攻撃の優先度が変更か。
「ベスタ、攻撃の優先度が変わってるぞ!」
「あぁ、分かっている! ハーレ、麻痺毒の木の実は持っていると聞いたがまだあるか?」
「あるよー!」
「なら、危機察知の反応が出たら投げろ。ヨッシも本体は纏瘴を使って、統率のハチを囮に使え」
「了解です!」
「了解! 『纏属進化・纏瘴』『ポイズンクリエイト』『同族統率・毒』! 行け、ハチ2号!」
そうやって攻撃パターンが変わったヒノノコへの対策を進めていく。ボスの行動パターンは完全に初見だから、慎重にいかないとあっさり全滅もあり得るぞ。
「弥生! 赤の群集で攻勢を強めろ! エンの根も攻撃的になってるぞ!」
「うん、分かってるよ。さぁ、みんな一気に攻めるよー!」
その弥生さんの号令に合わせて、赤の群集のみんなもより攻撃的にエンの根に対峙していく。流石にエンの根が相手でも引けは取っていないね。
そうしている内に、陥没エリア内の瘴気は結構な量が減っている。とはいえ、まだ完全除去とはいかないか。
「ぎゃー!?」
「何だ!? どうした!?」
「ちっ、崖上の奴が殺られたか」
「……危機察知持ちが居なかったみたいだな」
「毒持ちのキノコが食われた! 毒持ちがいるとこは注意しろ!」
崖上の人からそんな報告が聞こえてきた。……これは確実に毒持ちへと攻撃優先度が変わっているな。突発的に始まったボス戦だし全PTに危機察知持ちがいないのは仕方ないけど、誰も倒される事なく終わらせるのは流石に無理だったか。
まだ翼竜の生き残りはいるけど、かなりヒノノコに殺られて数は減っているんだよな。……さて、あんまりこの手段は使いたくはないんだけど、ヒノノコが毒持ちを食べるのならそれ相応の手段を取るしかないか。
さてヒノノコの残りHPは半分だ。これ以上死ぬ人は増やしたくはないけど、これからの作戦がうまく行くかはその人次第なんだよな。さーて、頑張るか!
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