第356話 瘴オオヒノノコ討伐戦 その1


 常闇の洞窟の入り口を入ってすぐの場所で、元の大きさのクジラのアルやルストさんを先頭にして大勢の人達が準備完了の合図を待っている。正直アルが物凄くギリギリなサイズだけど、まぁ少しの間だしそこは我慢してもらうしかない。


 さて、とりあえず必要の無くなったスポットライトの解除をしておいて、夜目と暗視の重ねがけに変えておこう。夜目は発動済みだから、発光を解除して暗視の発動だね。


<『発光Lv4』の発動を解除したため、行動値上限が元に戻ります> 行動値 20/52 → 20/56(上限値使用:2)

<行動値上限を3使用して『暗視』を発動します>  行動値 20/56 → 20/53(上限値使用:5)


 あ、そういや魔法砲撃を発動したままだ。……対モンスター戦なら使い道もありそうだし、発動したままでもいいか。


 よし、とりあえず夜目と暗視の重ねがけで視界は比較的良好。この状態で洞窟内から陥没エリアを見てみると、焼けた木が散乱し、禍々しい色合いに変わっているエンの本体を中心にいくつもの大きな根が地面を這っている。それだけでなく立ち昇っている根も沢山あり、その隙間を縫うように大きめの赤黒い何かが高速で移動しているのがなんとなく見える。瘴気の影響はまだあるから流石に全部は見渡せないか。

 あれがこれから倒すヒノノコ……瘴オオヒノノコだな。あちこちに飛んでいるのが翼竜か。数体いるけど、総数は分からないな。……今は戦闘の気配はないから、向こうも準備中なのだろう。


「まず初めに言っておく。作戦開始後の纏属進化は状況を見ながら自分の判断で使え。行動パターンの洗い出しは出来ていないから、臨機応変に動く必要があるからな」

「了解です!」

「ま、そうなるか」


 他のみんなもベスタのその方針に異議は無いようで頷いている。確かにぶっつけ本番の初見でのボス攻略だ。ヒノノコがどういう行動を取るかによって、臨機応変に動きを決める必要があるからね。


「よし、次は戦闘開始してからの初めの動きを決めておくぞ。アルマースとルストは先行して防衛にくるオオカミ組と合流までの経路を確立だ。周りは気にしなくていいから思いっきり突っ込め」

「……俺はクジラで突っ込めばいいのか?」

「あぁ、アルマースはそれでいい。現状ここはほぼまともな木々は燃え落ちているから、障害物として存在しているのはほぼエンの根だと思えばいい。遠慮はいらん」

「そのような状態になっているのですね」

「そういう事なら、遠慮はいらねぇな」


 そしてベスタがそれぞれの行動指針を決めていく。この大人数で1ヶ所に固まっているだけじゃ駄目だし、外にいる人達との連携を考えれば必要な事だね。このメンバーの中で特に大型になるアルとルストさんで経路の確立か。それほど広くはない場所だけど、重要な役割だ。

 それにしても今のこの場所には、エンとヒノノコと翼竜しかいないって事なのか……。イベントが終われば元には戻るだろうけど、なんか寂しいものがある。


「次に水月、アーサー、弥生はアルマースとルストの邪魔になるエンの根の迎撃へ回ってくれ。エンの根には赤の群集の攻撃の方が有効……というよりは灰の群集ではどうにもならん。ラインハルト、ヒノノコからの奇襲はお前が防げ」

「おっ、流石に灰の群集もリーダーは頼りになるねー。わたしらがエンの根の担当ね」

「水月、俺頑張るよ!」

「えぇ、一緒に頑張りましょうか」

「うっはー、責任重大!? でも任されたからにはやってみせるぜ!」


 赤の群集がエンの根の迎撃役か。エンを相手にするのは灰の群集では全然無理だって話だし、ここは赤の群集のみんなに任せるのがベストだね。


「他の奴はオオカミ組と合流するまで防衛だ。索敵はハーレ、フラムの2人。ヨッシ、ここで統率のハチを使わせて貰うぞ」

「うん、了解」

「ふっふっふ、俺の出番がやってきた!」

「え、フラムがか……?」

「いや、ケイ、今回はマジで俺は役に立つぞ?」

「ハーレさん、索敵は任せたぞー!」

「はーい!」

「おいー!?」

「冗談、冗談。一応ヘビだし、熱感知があるんだろ?」

「……なんだ、普通に知ってんのかよ」


 まぁ今薄っすらと思い出しただけだけどね。ヒノノコも熱感知でこっちの位置を探ってるんだろうし、同じツチノコ系統のフラムが同じ事を出来ても不思議ではない。というか、この場合だと出来なきゃ駄目だろう。

 さてと俺らは今後ろで待機している人達が陥没エリア抜けるまでの防衛役だな。これでそれぞれに初動でやるべき事は決まった。後は行動値の回復と準備が完了するを待つだけだね。



 しばらく待っていると、陥没エリアの方が何やら騒がしくなってきた。戦闘音はしないけど、喧騒や人の声が聞こえるという事はあっちも準備完了か。よし、行動値の回復が間に合って良かった。


「ベスタさん、準備完了だって!」

「了解だ。これより、瘴オオヒノノコの討伐を開始する! 各自、事前に決めた役割を忘れるな!」

「遅れんなよ、赤の群集!」

「「「「「「「「「「おう!」」」」」」」」」」


 ハーレさんを経由した灰のサファリ同盟からの作戦準備完了の合図を受けて、ベスタとルアーがそれぞれの群集に号令をかけ、それに応える大勢の声が常闇の洞窟の中に響き渡っていく。おっしゃ、瘴オオヒノノコの討伐戦の開幕だ!


「行くぜ、ルストさん! 『自己強化』『高速遊泳』!」

「えぇ、行きましょうか! 『根脚強化』!」

「では私達も行きましょう! 『自己強化』!」

「頑張るぞ! 『自己強化』!」

「ライ、任せたぞ。『自己強化』『高速遊泳』!」

「おうよ、ルアー!」

「さーて、頑張ろっか。『自己強化』!」


 勢いよく洞窟を飛び出していき、あっという間に進んでいく赤の群集のメンバーとアルだった。うわ、かなり移動速度が上がってるな。アルを先頭にしてエンの根をなぎ払いつつ、横から襲ってくる根を他のメンバーで迎撃してどんどん進んでいく。これならそう時間もかからず陥没エリアの端の崖まで行けるか。


「全員、アルマース達の拓いた道を進め! 行くぞ!」

「おう!」


<『常闇の洞窟』から『始まりの森林深部・灰の群集エリア2』に移動しました>

<ワールドクエスト《この地で共に》のボス戦に参加しました> 参加回数:8


 アル達の突破した道を待機していた大勢で進み始めていく。エリア移動した途端にボス戦のカウントが増えたね。

 お、ハッキリとは見えなかったけど奇襲に動き出した瘴オオヒノノコ……やっぱりヒノノコ呼びでいいや。ヒノノコをライさんが毒魔法で誘導したっぽい。あ、毒に食いついたかと思ったらどこかに姿を隠したな……。となれば、手段は1つ。


「フラム!」

「分かってる! 『熱感知』!」

「みんな、危機察知に反応ありだよ!」

「フラム、どっちだ!?」

「……よし、見つけた! 目印を撃つからその先だ! 『魔法砲撃』『エレクトロボール』!」

「なるほど、そっちか!」


 ハーレさんの危機察知で狙われているPTを確定し、フラムが熱感知で具体的な方向を割り出していた。フラムのやつ、口から放った砲撃化した魔法を目印代わりに使うとは意外とやるじゃん! 今崖上に移動中の各PTもこういう組み合わせになる様に危機察知持ちを出来るだけ入れるようにベスタが指示してたしな。


「早速お出ましだな。ケイ、昇華魔法だ」

「相殺だな。了解!」


 狙う優先度は常闇の洞窟の入り口に近い方か。アル達は既に結構離れたから、こっちが標的になるって訳だ。ここから右方向で距離は近いか。さて入り口付近でいると黒い火を吐いてくるって話だし、いきなりだけど昇華魔法で相殺だな。


「ケイさん、ちょっと待ったー!」


 あれ、この声はラックさんか? でも、なんで上から聞こえてくる? って、崖からオオカミ集団が飛び降りてきた!? なるほど、そっちから来たのか。

 そして真正面からはヒノノコがジャンプして、口から何かを吐き出すように攻撃体勢に入っている。やば、意識が逸れてタイミングがズレた!? これ、相殺が間に合うか!?


「アップリフトを行くよ! 『アースクリエイト』!」

「おうよ! 『アースクリエイト』!」

「これ、昇華魔法か!?」


 目の前の地面から急激な隆起によって出来た土の壁が、ヒノノコの黒い火を防いでいく。なるほど、これを初めから狙っていたな。ラックさんとネズミの人による土属性の昇華魔法か。純粋に隆起させた地面を叩きつけるのが本来の攻撃みたいだな。


「そろそろ火を吐くのは終わりだよっと!」

「よっ、リーダー、ケイさん達。ご要望通り、オオカミ組と灰のサファリ同盟の連結PTはこれで到着だぜ」

「レナさん、蒼弦さん!? あ、他のオオカミ組の人もか!」


 そんな台詞と共に黒い火を吐いている最中のヒノノコに銀光に輝く踵落としを決めて地面に叩きつけてから華麗に着地するレナさんと、蒼弦さんを筆頭にしたオオカミ組とそのオオカミの背に乗っている小動物達が次々と降りてきていた。

 上から来るならそれでもいいけど、それは予め言っといて欲しかったとこだったね。まぁ増援はありがたいけどさ。


「上から来るなら初めにそう言っとけ。……ちなみに発案は誰だ?」

「「「「「レナさん」」」」」


 ベスタのその問に灰のサファリ同盟の人達がレナさんを見ながら異口同音でそう告げていた。まぁレナさんが発案なら納得かも。銀光を纏っていたって事は思いっきり攻撃のタイミングを伺ってたところだしね。


「……やっぱりか」

「およ? 駄目だった?」

「……いや、結果的には問題ない。ケイ!」

「まぁ、放置している訳にもいかないよな」


<行動値3と魔力値9消費して『水魔法Lv3:アクアプリズン』を発動します> 行動値 48/53(上限値使用:5): 魔力値 173/182


 お、地味にこれも砲撃化も出来るんだな。今なら狙いを外す事もなさそうだし、砲撃化して使ってみるか。発射起点は右のハサミに設定して、ヒノノコにハサミで狙いをつけて発射。お、小さな水球がかなりの勢いで飛んでいって、ヒノノコに当たった瞬間に水が膨れ上がり閉じ込めるように包み込んでいった。

 なるほど、こういう仕様か。普段は直接狙った場所に生成しているけど、砲撃化すればこういう形になるんだな。……拘束性能は少し普段のより強力っぽい感じか?


「また何か手札が増えてやがるな。……まぁそれはいい。おい、そこの奴らは止まってないで早く進んでいけ! 予定外はあったが、基本方針は同じだ!」

「はっ!? 予想外の状況につい!?」

「上から来るとは思わなかった」

「その辺の雑談は後、後! さっさと行くよー!」

「そりゃそうだ! とりあえず予定通り進めー!」

「根の相手は俺らに任せとけ! 『魔力集中』『強爪撃』!」

「『魔力集中』『重突撃』!」

「赤の群集、任せた! 灰の群集は翼竜を今のうちに分裂させまくるぞ! 『アースバレット』!」

「おうよ! 『投擲』!」

「そうだな。『ウィンドボール』!」


 まさかの上からの登場に驚いていたのは俺達だけでなく、後方に控えていた大勢の人達もである。ベスタの言葉によって固まっていたみんなが再び移動を開始して進んでいく。邪魔になってくるエンの根は赤の群集が、分裂させる必要がある翼竜は灰の群集で手分けをしながらの進行だった。まぁ、ちょっと移動には時間がかかるかな。


 そもそもまだ全員が出てきてないから灰のサファリ同盟やオオカミ組の出番ってまだなんだけどな。まぁもう来ているんだから、そこは考えても仕方ない。この状態でやれるだけの事をやるまでだ。

 とは言っても、そろそろヒノノコの拘束も限界みたいだな。流石にボスだけあってそんなに長時間は拘束させてくれないってか!


「そろそろ限界! ベスタ、どう動く!?」

「ちょっと予定が狂ったが、戦力は増えたからな。オオカミ組、灰のサファリ同盟は連携して全員が常闇の洞窟から出てくるまで防衛に回ってくれ! 回復を優先しながら、必要な場合は昇華魔法での防御を任せる!」

「了解しました! みんな聞いたねー!」

「「「「「「「おー!」」」」」」」

「リーダーの指示だ、しっかり動けよ野郎ども!」

「「「「「「「おう!」」」」」」」


 気合は充分な灰のサファリ同盟とオオカミ組のようである。さて、ここで本来俺達がやる筈だった防衛を早くに来た増援に任すという事は、俺達の役割も変更って事だな。ま、何をするのかは聞くまでもないか。


「予想はしてるだろうが、予定変更だ。俺達は攻勢に出る。アルマース達も聞こえているな? 先頭集団が辿り着いたらお前らはこっちに戻ってこい」

「あぁ、聞こえている。レナさんがそっちで奇襲を考えたってのは、こっちにいる灰のサファリ同盟の人から聞いた。もう先頭が到着するから、そう時間はかからずに戻るぜ」


 よし、これでアル達も戻ってくるけど……今の俺にそんな余裕ねぇ!?


「ヨッシさん、統率のハチをよろしく!」

「了解、ケイさん! 『ポイズンクリエイト』『同族統率・毒』! 行け、ハチ1号!」


 ヨッシさんがハチを生成したすぐ後に、水の拘束魔法が破られた。そしてその統率のハチを目掛けてヒノノコが強烈な勢いで突っ込んでいく。よし、狙い通り……じゃない!?

 エンの根がその先に生えてきて、そこでエンの根がクッションの様に衝撃を吸収しつつ、方向を変えて常闇の洞窟の入り口の方に突っ込んで行く為の溜めを行っている。ちっ、これがエンの根との厄介な連携ってやつか! しかも毒より入り口付近にいるのが優先順位が上っぽい。


「行かせないかな! 『纏属進化・纏浄』!」


 即座にその状況を見破ったサヤが纏浄を使用し、浄化の力をその身に纏っていく。よし、再びエンの根が別のところから生えてきて、ヒノノコの攻撃方向を変える為の行動に移っている。向きとしては入り口方面からはかなり逸れた。どうやら纏浄の効果で攻撃対象がサヤに変更になったみたいだし、これはチャンス!


<行動値5と魔力値15消費して『水魔法Lv5:アクアウォール』を発動します> 行動値 43/53(上限値使用:5): 魔力値 158/182


 砲撃化はなんとなく分かったけど、今回は撃ち出す間の余裕はなし。そのまま範囲指定して、水の防壁を生成する。位置はサヤの目の前だ!


「サヤ、カウンター準備!」

「分かったかな! 『浄化制御』『爪刃双閃舞・浄』!」


 そしてサヤが応用スキルを発動し、銀光を纏い始めた瞬間にヒノノコはサヤを標的にして突っ込んでいく。だが、それを遮るのは俺の作った水魔法による防壁である。……地味に強烈な勢いで突っ込んでいたので、防御魔法でもダメージは入ってたね。

 まだ耐久力は7割くらいは残っていたけど、サヤの邪魔になるので即座に解除。でも自己強化も魔力集中も無しに耐久力の3割も持っていかれるのか。これは強化された状態だと一撃耐えたらそれっきりと考えた方が良さそうだな。


 そこからはサヤの一撃毎に銀光が強くなり、威力も上がっていく爪での連撃がヒノノコを切り刻んでいく。連撃が終わった頃にはヒノノコのHPは9割を切り、結構良いダメージが入っていた。戦闘開始のレナさんの一撃も結構効果があったのかもね。


「応用スキルが2発完璧に決まってこれか。回復を含めたら意外と柔らかいと見るべきか、連発は出来ないから妥当と見るべきか、少し悩むとこだな」

「そこはまだ序盤だからじゃないか?」

「私もケイに同意かな」

「そうだろねー。それにほら、よく見てみてよ?」

「やっぱり回復するんだね!?」


 サヤに切り刻まれたヒノノコは起き上がり、周囲の瘴気を吸い込むような動作をして急激にHPが回復していき、周囲の瘴気が薄れていく。あ、でも常闇の洞窟から瘴気が補充されてるからそこを塞いで瘴気をどうにか除去してからじゃないと厳しいか……。……ん? 吸い込む様な動作? 今、ヒノノコは思いっきり口を開けてるよな……?


「ハーレさん! 蜜柑を口に向けて投擲!」

「了解です! うまく入れー! 『狙撃』!」


 そこを狙ってハーレさんが蜜柑を投げていくが、振り払うようにしてヒノノコに避けられていた。


「ちっ、そう簡単にはいかないか」

「あぅ、外した……。ごめんなさい」

「いや、ハーレは気にしなくていい。あれは基本的に難易度が高いからな」

「そうなのか?」

「あぁ、まぁな。あんな分かりやすいのを試していない訳がないだろう」

「そりゃそうか……」


 流石にあんな見え見えの隙は簡単には使わせてはもらえないらしい。いくつもの弱点設定があるようで、どれも簡単という訳ではないんだな。そうこうしている内にいつの間にかヒノノコは姿を消していた。相変わらずな神出鬼没な隠密持ちめ。この感じだともうHPは全快してるだろうな。


「こちら、アルマース。こちらで最後尾は確認した」

「あぁ、分かった。悪いんだが、今既に崖上に行った連中で赤の群集と灰の群集で割り振って陥没エリアを囲むように配置して、瘴気の除去の下準備を開始してくれと伝えておいてくれるか?」

「分かった、伝えておく。あぁ、そうだ。ミズキの森林にいた人達も集まってきてるぜ」

「まぁそうだろうな。共同で作戦に当たってくれ」

「おう、分かった。それまではそっちの健闘を祈るぞ」

「任せておけ。そちらも任せた」

「おう、終わり次第合流するぜ」


 どうやらアルの方は順調みたいだね。常闇の洞窟から一緒に来たメンバーだけでなく先にミズキの森林まで行っていた人も合流して、着々と瘴気の除去までの準備が整っていっているようだ。

 具体的な人数は分からないけど、これだけの大人数でやればヒノノコだけで周囲の人を全部の撃破なんて無理だろうしね。さぁ、もう少しで回復封じの準備が整う。過剰人員な気もするけど、まぁ人数制限はないみたいだし問題ないだろ。


「ラック、そろそろ常闇の洞窟の封鎖を頼む」

「はーい、了解です! さぁ、みんなで交代しながら岩の操作で入り口を塞ぐぞー!」

「「「「「「「おー!」」」」」」」


 灰のサファリ同盟では土の昇華が多いっていう話だったもんな。直接の戦闘は苦手でもこういう支援的な行動なら凄い役立つね。うーん、俺も土の昇華が早く欲しい……。

 どっかにスキルLvを上げるようなアイテムとかあったりしないかな? 今回の報酬の中にあったりしたら嬉しいけど、流石に無いか……? うーん、どんなアイテムがあるのかが非常に気になるけど、それを考えるとしてもイベントをクリアするのが先決だ。


 ヒノノコの回復を封じてからが本番だからね。さて今回は個人的には不本意だけど、ヒノノコの位置を直接確認できるフラムがいる。それに味方も沢山いるからね。ここにいるみんなの総力を上げてぶっ倒してやるから覚悟しろよ、瘴オオヒノノコ!

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