第226話 危機を脱するには


 やばい、毒の拘束魔法から抜け出す術が見つからない。何かあるはずだ、落ち着け。そうだ、まずはアルを退避させるのを最優先……いや俺が死ねば支えてる水が消滅するからその意味はない。いや、アルは木さえ無事なら何とかなる……か?


「……これは仕方ないかな? 魔力集中は解除して……。ケイ!」

「サヤさん? 何してるの!?」

「おい! クマ、何の真似だ!?」

「こういう真似かな!」

「サヤさん!? 何でそんな事を!?」


 俺を呼んでいる? サヤがタチウオの人に向けて、わざと自分のタツノオトシゴに最大限のダメージを与えるように攻撃をした……? タツノオトシゴがポリゴンとなって砕け散っていくのが見える。この状況で一体何を……?


「成長体で足らないなら、この場で進化するしかないかな! 『変異進化』!」

「なっ!? この場で進化だと!?」


 サヤが……進化……? そうか、その手があった。俺にもあるじゃないか、その手段が! こうしちゃいられない、弱って死ぬまでの時間との勝負! サヤ、助かった! ……こっちの進化すら駄目なら完全に手詰まりだ。頼むぜ、支配進化!


<『支配ゴケ』へと支配進化します。それに伴い『傀儡ロブスター』への強制進化も実行されます。宜しければ了承を選択してください>


 よし、纏属進化と違ってこっちは実行出来る! まだロブスターは育てる余地もあるけれど、そう言っていられる状況じゃない。了承に決まっている!


「何!? こっちもか!?」

「ホホウ、これはこれは……」

「……見たこともない進化……? 支配進化ですか!?」


 自分では客観視出来ないので多分だけど、コケから放たれた光がロブスターの内部に突き刺さって行くような感じで進化をしている様な気がする。コケがロブスターを侵食していくような、支配していくような、今までの進化とはまるで別物のような印象だ。……これが支配進化!


<増強進化ポイント10、融合進化ポイント10、生存進化ポイント10を消費して『水陸コケ』が『支配ゴケ』へと進化しました>

<ケイが規定条件を満たしましたので、称号『支配するモノ』を取得しました>

<スキル『支配共有』を取得しました>


<強制進化により『殴りロブスター』が『傀儡ロブスター』へと進化しました>

<ケイ2ndが規定条件を満たしましたので、称号『支配されたモノ』を取得しました>

<増強進化ポイント10、融合進化ポイント10、生存進化ポイント10を獲得しました>


<スキル『支配共有』の効果により、『傀儡ロブスター』の全ての所持スキルを使用可能になりました>

<『傀儡ロブスター』へのログインが不可になりました>

<ステータスの全ては高い方を参照します>

<複数の生存条件がある為、死亡は支配側の『支配ゴケ』の群体数が基準になります>

<『傀儡ロブスター』のHPが全損した場合に『支配ゴケ』の大幅な弱体化が発生するようになりました>

<リスポーン位置設定は支配側の『支配ゴケ』が基準になります>


 色々と変更点があるらしいけど、詳しく読んでる暇はないから流し見。……コケが死ねば基本的にアウトで、ロブスターが死んでもコケは大幅に弱体化か。一応群体数もHPも表示があるし、この辺は共生進化に近そうだね。


 ともかくこれで俺はもう未成体だ。進化階位の差による力負けをするはずが無い。そして『支配共有』というスキルのお陰でロブスターのスキルは全て使えるようになったみたいだ。見た目は……ちょっと鋏が青みがかっている気はするけど細かく確認してる暇はないか。


<支配進化によるステータス改変があった為『移動操作制御Ⅰ』の発動を解除し、改変後の数値に置き換えます> 行動値 43/43(上限値使用:2) → 50/50


 あ、移動操作制御が解除された。……っていうか、行動値が増えた上に何気に全快してる……? もしかして支配進化によるステータスの参照先が変更された影響? これは良い誤算!


 その直後、迫ってきていたタチウオの人の斬撃がアルとカステラさんによる複合魔法のルートアクアスフィアを真っ二つに切り裂き、そして落下したアルの尾ビレを切り裂くだけに終わった。うっわ、危ねー!?


「ちっ、そんな避け方ありかよ!?」

「ケイが殺られたか!?」

「ケイさん!? あれ、死んではないね!?」

「何とか生きてるぞ!」

「生きてるならスキル切らすなよ!? 今焦ったぞ!」

「両断から尾ビレを斬られた程度で済んだって事で、結果オーライにしといてくれ!」

「だったらさっさと脱出してこい!」

「おう、そのつもりだ!」


「……ホホウ、これがジェイの言っていた土壇場での切り抜けなので?」

「とんでもねぇな、灰の群集! だが、コケはここで仕留めきる!」


 俺の進化の影響でアルを支えていた水が無くなり、木々の上に落下していた。巣にいたハーレさんはしっかりとクラゲをパラシュートにして浮かんでいるのはちゃっかりしてるね。まぁ支えてた水が消えた事でタチウオの人からの斬撃の被害はかなり軽減されているので大目に見てほしい。


 とにかくアルにも言われたし、俺は俺でこの空中に浮かんだ状態になっている毒の檻から脱出しようか。少しだけ弱まる速度が落ちたけども、まだコケは弱り続けている。呑気にしている場合じゃない。


<行動値上限を1使用と魔力値2消費して『魔力集中Lv1』を発動します>  行動値 50/50 → 49/49(上限値使用:1): 魔力値 104/106 :効果時間 10分

<行動値1と魔力値4消費して『土魔法Lv1:アースクリエイト』を発動します> 行動値 48/49(上限値使用:1): 魔力値 100/106

<行動値上限1を使用と魔力値2消費して『操作属性付与Lv1』を発動します>  行動値 48/49 → 48/48(上限値使用:2): 魔力値 98/106

<行動値を3消費して『殴打Lv3・土』を発動します>  行動値 45/48(上限値使用:2)


 ははっ! 成長体への進化の時は少しステータスが下がったってのに、未成体への進化では行動値も魔力値も上限自体が上がってるじゃないか。今は見る余裕はないけど、この感じだとステータスも上がってそうだな、おい! これが成長体じゃ未成体に勝てない理由か。予め詳しくハーレさんやヨッシさんに聞いておけば良かったな。


 そして今の俺ならコケのスキルもロブスターのスキルも両方が発動出来る! これで忌々しい毒の拘束魔法を土属性を付与して重量の増した殴打で破壊だ。ロブスターでは何だかんだで土魔法は取れてなかったけど、支配進化になったからコケのが使えて不要なんだな。


「くっ、拘束を破壊しやがった!? コケだと魔力集中は使えないんじゃねぇのか!? 操作属性付与まで使ってんぞ!?」

「……ただのコケならそのはずですが、支配進化は詳細がまだわかってないんですよ。えぇ、とんでもない事をやらかしてくれますね! 皆さん、支配進化が可能だったならば最低でも操作系スキルを3つ以上、その内1つはLv5以上のはずです!」

「ちょっと待て!? 操作系Lv5って、青の群集のトップと同じじゃねぇか!?」

「ホホウ、コケの人を最大限に警戒すべきとはこういう事なので?」


 へぇ、良い事を聞いた。それが事実なら青の群集にはLv6が必要な昇華させたモノの称号情報は無い訳だ。いやー危なかったけど、サヤのおかげで打開策が見つかってなんとかなったぜ。多分だけど纏属進化が不可能だった理由は、あまりにも気軽に実行出来るからなんだろう。


「ケイ、参考にはなったかな?」

「おう! サンキュー、サヤ!」

「いえいえ、どういたしまして」


 もう爪なのかも怪しい、クマの腕の表面までを覆う巨大な鉤爪のような爪を得たサヤの横へ着地する。さてと最大限警戒された結果だし、足止めとしての成果は成功はしているけど、ここまで一方的に攻められただけじゃ面白くないよな。


「随分と面白い真似をしてくれるじゃねぇか、灰の群集はよ! 『ウィンドボム』『強爪撃・風』!」

「はっ! それでこそ俺ら灰の群集ってもんだ! 『爪連撃・火』!」


 進化して危機を脱した事によって、少し周囲の様子を見る余裕が出来てきた。どうやらベスタと双頭狼は完全に一騎打ちになっているようだ。

 爆発する風を推進力に変えて風の刃を纏いつつ突撃する双頭狼に対し、火を纏った爪の連撃で往なすどころかカウンターで斬りつけるベスタ。攻撃の余波で周囲の木々が切り裂かれたり焼かれたりと酷いことになってるな。……あのレベルの戦闘だと迂闊に手を出せば邪魔にしかならない気がする。


「さてと反撃といこうかな!」

「……あんまり勝てる気もしねぇがそうも言ってられないよな! ジェイ、出し惜しみは無しだ!」

「……分かっていますよ、そんな事は! 『変異進化』!」

「まぁこっちが出来る事をそっちが出来ないはずが無いってか」


 当たり前といえば当たり前の話、向こうのコケの人だって成長体の段階で戦っていた。同じ事を実行可能なのは少し考えれば分かることか。茶色い膜に覆われていき、卵状になって膜が砕け散る。進化時の演出的に土属性か……?


「ホホウ、我々も全力で行きますぞ」

「だな。こいつら、予想以上にやべぇ」

「させないよ! 『アースクリエイト』『投擲』!」

「そうだね。あなた達の相手は私達だよ。『アイスニードル』!」

「……ホホウ、こちらはこちらで厄介な事で。『ウィンドボール』!」

「……まったくだな! 『連刺突』!」


 フクロウと大蛇はヨッシさんとハーレさんが対応に行ってくれた。他のみんなもそれぞれの相手に集中している。どこも人数で負けているので苦戦気味っぽいけどね。こっちにもキツネ、ヘビ、イノシシ、カエルと何人かいるし……。


「斬雨、少しだけ時間を稼いで下さい! 皆さんも援護をお願いします! 予想が確かなら未成体からポイントであれが手に入るはず!」

「早くしろよ! 『自己強化』『切り下ろし』!」

「甘いかな! 『自己強化』『アースクリエイト』『操作属性付与』!」

「ちっ、やっぱり未成体でパワーアップしてりゃ、通常攻撃で弾かれただけでも結構なダメージが来やがるか!」


 そろそろ魔力集中も切れ始めたのか自己強化へ切り替えていくタチウオの人とサヤ。青の群集のコケの人が何やら進化したてで何かを狙っているようではあるけど、そんなのを待ってやる必要もない。相手に時間を与えると痛い目を見るのは良く知っている!


「ジェイさんの邪魔はさせねぇ! 『強爪撃!』」

「それはこっちの台詞だ。お前は邪魔!」


<行動値を3消費して『殴打Lv3・土』を発動します>  行動値 42/48(上限値使用:2)


 とりあえず飛びかかってきたキツネの人を鋏で殴り飛ばす。うお、魔力集中とか操作属性付与で強化してるとはいえ、1撃で凄い勢いで吹っ飛んでいった。頭にキノコがあった気がするから共生進化の成長体のだとは思うけど、未成体の攻撃の威力ってとんでもないな。まぁいい、次だ次!


<行動値2と魔力値8消費して『海水魔法Lv2:シーウォーターボール』を発動します> 行動値 40/48(上限値使用:2): 魔力値 90/106


 海水の水球を2つ作り出し、撃ち出していく。コケに対してはこれはかなり効果がある筈だ。コケそのものに環境適応させていなければどうにもならないからな。何かを目論んでいて居場所が変わっていない今のうちがチャンス!


「間に合いましたよ! 『魔法吸収』!」


 撃ち出した海水の水球はコケに当たった瞬間にダメージを与えることなく吸収されていき、消滅していった。ほう、魔法吸収ときたか。おそらく同じものだとは思うけど、もしそうならそれの弱点は闇ゴケと戦った時に知っている。付与する属性を切り替えて、直接叩くのみ。その為にも接近しなければ!


<行動値1と魔力値5消費して『風魔法Lv1:ウィンドクリエイト』を発動します> 行動値 39/48(上限値使用:2): 魔力値 85/106

<行動値を5消費して『風の操作Lv1』を発動します>  行動値 34/48(上限値使用:2)


 小さく渦巻く風を生成し、それを足場に跳ねて背後に向けて突撃する。コケで視点を調整したから、周りから見れば背後への突撃だけど、俺には真正面には見えている。この辺の視点調整は共生進化の時と同じだな。


<行動値1と魔力値5消費して『火魔法Lv1:ファイアクリエイト』を発動します> 行動値 33/48(上限値使用:2): 魔力値 80/106

<行動値上限1を使用と魔力値2消費して『操作属性付与Lv1』を発動します>  行動値 33/48 → 33/47(上限値使用:3): 魔力値 78/106

<行動値を2消費して『体当たりLv2・火』を発動します>  行動値 31/47(上限値使用:3)


「風を使って突撃した上に、今度は火ですか!? 纏属進化もしていないのにどれだけの操作スキルを!? ですが『魔法吸収』!」

「残念、これは吸収出来ねぇよ!」

「なぜ知っているんですか!? なぜ吸収できない!?」


 へぇ、逃げずに直接迎撃か。吸収出来ていればそれで良かったんだろうけどね。俺の攻撃の直撃を受けて、コケが一部が焼け落ちていく。あの反応を見た感じでは闇ゴケの倒し方は知らなかったのか。それで吸収出来るのは直接の支配下にない魔法産のものだけなんだよね。見た感じではクリエイト系から魔法産の生成物を操作で使う事はあんまりしてないみたいだし、そのせいか?


 さて、さっきいた位置のコケは焼いて潰したけど、これじゃ倒せていないのは間違いないんだよな。……森の中じゃコケを倒し切るのは一苦労だよ。また位置を見失ったし……。


「どれだけ厄介なんですか、あなたは!?」

「いや、そんな事言われてもな?」


 同じコケの人にだけはそれは言われたくない。そもそも自分の弱点を正しく把握しておこうとした結果だし。これでもまだ毒への完全な対処方法は思いついてないんだぞ。あ、不意打ちの毒防止に一応魔法産の水で保護しとこ。


<行動値上限を2使用して『移動操作制御Ⅰ』を発動します>  行動値 31/47 → 31/45(上限値使用:5)


 とりあえずこれでコケの表面に水のコーティング完了。移動操作制御はダメージ判定的に防御に使って大丈夫なのかは分からないけど、この状況なら1撃でも不意打ちを防げればいいや。……未成体になったんだし、これが終わったら並列制御をポイントで取っておこうかな。


「ジェイ、落ち着け」

「……斬雨?」

「動揺してて勝てる相手じゃないだろ?」

「余所見なんてしてる余裕は与えないかな! 『強爪撃』!」

「ぐっ! とにかく一旦落ち着け! それがお前の取り柄だろうが!」

「斬雨!? いえ、冷静さを欠けばまた昨日と同じ事に……。えぇ、少し落ち着きました。森でのコケを倒し切るのは至難の業。まだ焦る必要はありません」


 サヤはタチウオの人相手に圧倒的優勢って感じだな。まぁ成長体でも完封してたんだから当然か。コケの人はそのまま困惑しててくれれば楽だったのに、タチウオの人の言葉で冷静さを取り戻しちゃったか。昨日の1戦での負けがかなり影響を与えてたみたいだね。……厄介な奴を厄介に育て上げてしまった気もする。


 それにしても、実際どうしたものか。コケが大量に存在する森でコケを倒すのが至難の業ってのは事実なんだよな。……手段は思いつかなくもないんだけど、周囲への影響とか、まだ時間を稼ぐ必要があるっていうのもあるから、使うに使えない。


「みんな、朗報! 防衛班が青の群集の妨害部隊の大半を壊滅させたって!」


 そんな中で落下したまま放置状態になっていたアルの木からカステラさんが顔を出し、最新状況の報告をしてきてくれた。お、良い情報じゃないか。これはベスタの防衛作戦が上手く行ったみたいだな。でも向こうの結果が出るのが早くない?

 というか、アル、放置しててすまん! 正直、再度浮かべる余裕はなかったんだよ。カステラさんと連携して自衛はしてたのは気付いてたけどさ。


 あ、流石に戦ってる場合でもなくなったのかベスタと双頭狼が互いに距離を取って睨み合い始めた。ベスタはアルとカステラさんの元へ向かい、双頭狼はコケの人の声が聞こえる方に向かっていく。……互いに戦況確認ってところかな。


「その情報は本当だな、カステラ?」

「こんなとこで嘘を言ってどうするのさ!?」


「ジェイ、すぐに確認を取れ!」

「……いえ、今ちょうど報告がありました。海水魔法と電気魔法による連携と空からの強襲に、なす術もなく敗退したとの事です……」

「……プレイヤー全体の地力が違い過ぎるのか? いや、海水と電気の連携だと……?」

「……川を使いクジラで群集支援種を運搬しているという目撃情報もあるようです……」

「このエリアに川は無かっただろう!? 水流の操作でもそこまでは出来ないはずだ!」

「どうやら水を大量に用意しているようで……」

「ちっ、まだ知らない何かがあるってのか!?」


 なんか驚きまくって混乱してる様子である。なるほど、これは生成量を増加させた水魔法と水流の操作を使った人がいるな。ついでに俺のアルの運搬方法を真似たのか。防衛班のみんな、グッジョブ!


「もう1つ朗報! 妨害班は完全に足止めに成功。そのおかげで大幅に先行してるってさ! 防衛班はケイさんの荒野での例の移動方法を使って一気に進んでるそうだよ! もう距離的に追いつく事は無理だろうってさ」

「それは良い情報だが……ケイ、荒野での移動方法ってのは何だ?」

「あーあれか。それなら後で説明するよ。流石に戦ってる相手の目の前で言う事じゃない」

「……それもそうだな。後で聞かせてもらおう」


 そっか、ベスタはタイミング的に水流の操作に関する情報は見てないのか。俺以外にも『水流に昇華させたモノ』を取得した草花の人が、防衛班の方で参戦してくれていたみたいだね。それにしてもあの辺の情報は青の群集には無かったみたいだな。


「くそっ! 予想以上の地力の差かよ!?」

「ジャック、どうする? 負けを認めて諦めるか?」

「ふざけるな、ベスタ! それだけはやらねぇ! 全体としては負けるかもしれないが、お前達はここで倒す!」

「良いぜ、受けて立ってやる!」


 意外と早かったけども、ほぼ競争クエストの総力戦としては決着はついたようなものである。それでも勝負というのは意地なのであろう。

 さーて時間稼ぎの必要が無くなった以上は、ここからは倒しても問題のない全力での戦闘だ。遠慮なく行かせてもらおうか!

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