第192話 海エリアの競争クエスト
みんなのキャラ切り替えも終わったので、いざ競争クエストのエリアに出発だ!
<『始まりの海原・灰の群集エリア5』から『名も無き海域・その3・灰の群集エリア5東部』に移動しました>
<規定条件を満たしましたので、競争クエスト『無支配地域を占拠せよ:名も無き海域・その3』が発生します>
お、競争クエストの開始メッセージだな。競争クエストはここで参加するかどうかをグレイに聞かれるんだよな。多分内容としては一緒なのだろう。そしてグレイが目の前に現れてきた。まぁ同じ説明かもしれないけど、聞くだけ聞いておこう。
『……他の地域での協力を行ってくれた者たちか。では大体の事情は分かっていると思うので、事情の説明は省かせて貰おう』
あれ!? この辺の説明は飛ばすんだ!? まぁ全く同じような説明をされてもあれだから別に良いけどさ。いやー2つ目の参加になるとこういう風に説明も変わるんだね。
『その地は青の群集と隣接している事が判明している。お前たちが協力してくれた地と同様に既にその地にこちらの者は派遣済みだ。まずはそちらと合流してほしい。目的そのものは以前の物と大差はないが、どの様な状況になるかまでは同じとは限らない事に留意してもらいたい』
目的は変わらないという事は、群集支援種を連れて浄化の要所で浄化しろという事になるんだろうな。同じ様になるとは限らないってのはクエストのクリア方法が同じとは限らないっていうヒントだろう。事前の情報収集で別物という事は分かっているので、同じ競争クエストで楽勝だとは思ってはいない。
『一度協力してくれた者たちに問おう。再び力を貸してくれるか?』
<競争クエスト『無支配地域を占拠せよ:名も無き海域・その3』を受注しますか?>
これで演出は終わりか。まぁ元々参加するつもりで来たんだから、ここで断る理由もない。再び力を貸そうじゃないか。迷う事なくクエストを受注する。
<受注を確認しました。競争クエスト『無支配地域を占拠せよ:名も無き海域・その3』を開始します>
<競争クエストの受注中には該当エリアにいる間、識別カーソルの上部に受注マークが表示されます>
<受注マークのある他の群集のプレイヤーへの攻撃は、通常時とは別カウントとなります>
<受注マークのあるプレイヤー同士の戦闘では経験値の増減はありません>
<競争クエストの該当エリアにのみ使用可能な『往路の実(限定)』を群集拠点種のヨシミにて受け取る事が可能になりました>
よし、海エリアでの競争クエストの開始だ! みんなを見てみれば、灰色のカーソルの上に光る受注マークが表示されているのでちゃんとクエストを開始出来ているようである。
「ケイ、獲物察知って他の群集のプレイヤーには有効か?」
「どうなんだろうな? ちょっと試し……そういや獲物察知は半自動制御に登録してなかったっけ。悪い、ちょっと登録し直してくる」
「おう、急げよ!」
「分かってる!」
共生進化で共生相手のスキルを使う手段があるのはいいけど、半自動制御の登録枠が少ないな。レベルが上がれば枠が増えるそうだし、使いまくっていくしかないか。……アルが自力で海水の操作を使うって形になったし、海水の操作を獲物察知に登録し直しておこう。
もう少し早めに気付いていれば、さっきキャラを切り替えた時に出来てたんだけどな。まだ共生進化に慣れていないから、こういう事があるのも仕方ないか。サクッとロブスターに切り替えて登録し直してこよう。
一度コケをログアウトして、ロブスターで再ログインしてきた。すると青いカーソルの大きな魚、カニ、ホタテ、サザエ、エビという5人組に囲まれている状態になっていた。……夜目が切れてるから、状況がわかりにくい。まだ周辺の地形すらまともに確認出来ていないのにいきなりか。
「……アル、どういう状況?」
「見ての通りだ。青の群集の襲撃だな」
「あ、やっぱり?」
「またクジラか。クジラにだけは負けてたまるか!」
「気をつけろよ。こいつら2枠目と共生進化が混ざってるぞ」
「……確実に人数を減らす。まだ育成は不十分なはずだ。2ndを狙え!」
「おうよ!」
俺らはここの競争クエストを始めたばかりだけど、相手からはそんな事はわからないか。そういやプレイヤー相手にも識別は使えるんだったっけ。とりあえず身体に何かが巻き付いている大きな魚のプレイヤーに使ってみよう。……確実に人数を減らす方針を出したプレイヤーだし、多分真っ先に潰すべきはこいつだ。
警戒しつつ距離を詰めてくる今がチャンス。
<行動値を2消費して『識別Lv2』を発動します> 行動値 19/21
種族:弾丸マグロ
進化階位:成長体(共生)
プレイヤー相手だと識別の情報ってこれだけか!? いやでも、このマグロのプレイヤーは共生進化中なのは分かった。何かが巻き付いているみたいだから、これが共生相手か。……これは草花系っぽいけど、詳しくはわからない。もしかしたら海藻とかかもしれないし、油断は禁物か。
他のカニ、ホタテ、サザエ、エビは成長体のようで、2ndが2人か。……掲示板を見ている限りでは今の青の群集を甘く見てれば痛い目を見そうだし、ここは威力の実験も兼ねて一気に攻めるか。
「アル、先手必勝だ。一気に潰す!」
「そりゃ良いが、どうやる?」
「海流の操作をぶっ放せ!」
「おいおい、いきなりだな。まぁ念の為に登録しといて正解だったか。『共生指示:登録3』!」
アルもなんだかんだ言いながら共生指示で発動可能なように海流の操作を半自動制御に登録していたようだ。距離を詰めて攻撃に移ろうとしている青の群集が動く前にアルが攻撃を始めた事で、相手は慌てている。
徐々に海流が生成されていき、アルが海流に青の群集のプレイヤーを飲み込もうと操作していく。
「ちょっ!? いきなり海流の操作だと!?」
「これだからクジラって奴は!」
「アル、あいつら全員を巻き込めるか?」
「……まぁ、やれと言われればやるまでだな」
「んじゃ、任せた。みんなは巻き込まれないようにアルの上で待機な」
「……そうだね。海流の操作には巻き込まれたくはないかな」
「……クジラの頭の先まで来て、ケイはどうすんだ?」
「ん? 逃げ切れないように追撃をかける」
「やっぱりケイさん、容赦なし!?」
「あはは、これでこそケイさんって感じだね」
みんなはアルの上で待機したまま、俺はクジラの頭の上から追撃のタイミングを伺う。アルの海流の操作はまだまだ無駄な蛇行のある海流の動きだけど、確実に海流の中へと青の群集のプレイヤーを巻き込んでいく。へぇ、海流の操作ってこういう風に任意の海流を作り出せるんだな。
「海流の操作からは逃げ切れ! スキルの効果切れまで粘れば、2ndに行動値の余裕はないはずだ!」
「今のは共生指示からの発動だから、行動値じゃねぇ!」
「ちっ、ともかく逃げ切れ! しばらく使えなくなるのは間違いない!」
「くそ! 海流に呑まれたら逃げられないぞ!」
「……逃げ切れん! すまん!」
まだまだ操作Lvが低いせいなのか海流の操作はぎこちないが、それでも強力な海流が生まれ青の群集に襲いかかっていく。よし、ホタテとサザエをまず捉えた! 激流に流されながらホタテとサザエのプレイヤーのHPが徐々に削れていく。海流の操作そのものはそれほど威力は高くなさそうだけど、一度海流に捕まれば抜け出す事は容易ではないようだ。
「あっ!? 逃げられ……ぎゃー!?」
「このクジラもヤバい!? うわっ!?」
よし、マグロ以外は全部捕まえた。後は……岩があるなら問題ない! だけど、マグロの動きが早いか。足止めしないと流石にあれは厳しいだろう。そうなると、よしあれでいこう。
<行動値を1消費して『共生指示:登録枠3』を発動します> 行動値 18/21
<『共生指示』にて『半自動制御Lv:登録枠3』を発動します>:『土魔法Lv2』『土魔法Lv2』『土魔法Lv2』『土魔法Lv2』『土魔法Lv2』 再使用時間 100秒
まさかこうも早く使う事になるとはね。土魔法のアースバレットを同時に撃てるのは土の操作の同時操作数に依存するから、今は2発まで。それを5連発動して合計10発。速度加算は共生指示からは無理なようなので諦めよう。標的、青の群集マグロのプレイヤー!
「これでも食らえ!」
「ちょっと待て!? なんだ、その攻撃!?」
お、これってロブスターのハサミの先に生成すると地味に狙いがつけやすい。……ふむ、水砲ザリガニはこうやってアクアボールを撃ってたのかもしれないな。左右のハサミの先から同時発射とか、あえて片方のハサミから2発同時とか、フェイントとしてハサミの全く関係ない位置から撃ち出してみたりした。
ふむふむ、こういうやり方をすれば、ついハサミの動きに釣られて回避が遅れるのか。海水の中だと狙いの精度が落ちるみたいで結構避けられてしまって、当たったのは3発程度だったけどそれは問題ない。
<行動値を1消費して『共生指示:登録枠1』を発動します> 行動値 17/21
<『共生指示』にて『半自動制御Lv:登録枠1』を発動します>『岩の操作Lv3』 再使用時間 38秒
共生指示で近場にあった岩を支配して操作していく。いやー、コケのスキルが限定的にでも使えるってのはいいね。アルの海流の操作も俺の岩の操作もどちらも魔法じゃないので複合魔法にはならないけども、応用スキルの連携技といこうじゃないか!
「なっ!? 岩!?」
マグロの側面から操作した2メートルほどのゴツゴツした岩を叩きつけ、アルの作る海流の中に叩き込む。よし、これで青の群集の敵は全員海流の中に閉じ込めた。
「アル、輪を描くような海流で中に閉じ込めろ!」
「おうよ。でも、どうする? 思ってたよりもダメージは少ないぞ?」
「そこは任せとけ!」
海流の操作はダメージはあるものの、それだけで削り切るほどの威力は持っていないようである。海エリアの種族が相手だからなのか、海流の操作のLvが低いからなのか、そもそもそういう性質なのか、まだよく分からない。
でも海流の操作だけではダメージが足りないなら追加すればいい。マグロを叩き込むのに使った岩を今度はアルの海流に飛び込ませる様に操作する。流れに逆らうのではなく、流れに乗るように岩を操作すればいい。そうすれば操作の負荷は少なく、流れにより勢いを増す岩の攻撃を受ける側には大ダメージとなる。
「そんな攻撃ありか!?」
「ちょ!? 無理! 海流でまともに動けないのに岩まで避けれるかー!?」
「岩って事はこれも応用スキルか!? どうやって成長体でーー」
<ケイ2ndが規定条件を満たしましたので、称号『無自覚な討伐』を取得しました>
<スキル『暴発』を取得しました>
<ケイ2ndが規定条件を満たしましたので、称号『岩を扱うモノ』を取得しました>
<スキル『岩の操作』を取得しました>
<ケイがLv上限の為、過剰経験値は『群集拠点種:ヨシミ』に譲渡されます>
<ケイ2ndがLv4に上がりました。各種ステータスが上昇します>
<Lvアップにより、増強進化ポイント1、融合進化ポイント1、生存進化ポイント1獲得しました>
「おい、ここは仕方ねぇ! 全体に連絡を入れーー」
「こいつら、ヤバーー」
流れに乗せて勢いを増した岩を次々と打ち付けていき、青の群集のプレイヤーを次々と撃破していく。そして割とすぐに全滅になった。多くても2発で倒せるとか海流の操作と岩の操作の合わせ技の威力が予想以上にとんでもない。恐るべし応用スキル。……なんかしれっと称号取得が混じってるし、経験値も入ってるね。どうやら残滓とかも巻き込んだっぽい。
そして共生指示も中々いい。少し精度は落ちるけど、スキルの操作感そのものはコケで操作するのと大差ないし、再使用時間の制限にはなるけど行動値の消費がかなり抑えられる。海流の中での岩の操作は、暴発の暴走状態よりも操作は難しめだったけど結構なんとかなるもんだな。
よし、もう必要ないから岩の操作を解除しよう。……操作した岩は今の攻撃でボロボロになってしまった。解除したら砕けちゃったよ。
<ケイが規定条件を満たしましたので、称号『海を荒らすモノ』を取得しました>
<増強進化ポイントを3獲得しました>
<ケイが規定条件を満たしましたので、称号『海水を扱うモノ』を取得しました>
<スキル『海水の操作』を取得しました>
<『海水の操作』『魔力制御Ⅰ』により、『海水魔法』を取得しました>
<ケイが規定条件を満たしましたので、称号『流れを扱うモノ』を取得しました>
<スキル『風の操作』を取得しました>
<『風の操作』『魔力制御Ⅰ』により、『風魔法』を取得しました>
<ケイがLv上限の為、過剰経験値は『群集拠点種:ヨシミ』に譲渡されます>
<ケイ2ndが規定条件を満たしましたので、称号『海を荒らすモノ』を取得しました>
<増強進化ポイントを3獲得しました>
<ケイ2ndが規定条件を満たしましたので、称号『流れを扱うモノ』を取得しました>
<スキル『風の操作』を取得しました>
<『風の操作』『魔力制御Ⅰ』により、『風魔法』を取得しました>
<ケイ2ndがLv5に上がりました。各種ステータスが上昇します>
<Lvアップにより、増強進化ポイント1、融合進化ポイント1、生存進化ポイント1獲得しました>
なんか大量取得が来た!? 称号って共生進化中には両方同時に同じものを取得出来るのか。海水の操作は岩の操作の余波で乱れた海水でもいいんだ。……岩の操作をロブスターでも使えるのはかなり便利である。……鍛えないと駄目だけど。
予想外だったのは風の操作である。風の操作の取得条件ってこういうものなのか。風ではなく、なんらかの流れを利用して称号を取得すればいい? それなら思ったより風の操作の取得は難しくないのかもしれない。……使っているものの大元が天然ものでさえあれば、海流の操作で作った流れでも良いんだな。
というか、共生進化中だとこういう風に同じスキルが手に入るならスキル構成が似てきそうだな。あ、でも魔法として使うか、操作属性付与の元として使うかで運用方法も違いそうだし、これはこれでいいのかもしれない。
「ふむふむ、中々興味深い事になった」
「……ケイ、今度は何があった?」
「両方のキャラで『海を荒らすモノ』とそれに付随して色んなスキルゲット!」
「おー!? ケイさん、どんなの取得したの!?」
「コケで『風の操作』『海水の操作』、ロブスターで『暴発』『岩の操作』『風の操作』だな。それに合わせた魔法もか」
「随分多いな、おい!?」
「どうも共生進化中は同じスキルを取得するっぽい。まぁ、操作系が殆どだけど」
「……なんで風の操作が取れるのかな?」
「風の操作は称号が『風を扱うモノ』じゃなくて『流れを扱うモノ』ってなってたぞ。多分、アルの海流の操作を利用して岩の操作をしたのが取得理由みたいだ」
「という事は!? 海流に流されながらの体当たりで風の操作は取れる可能性あり!?」
「あ、それはありそうだね。競争クエストが終わったら、アルさんに頼んでやってみる?」
「やるー! アルさんいい!?」
「おう、良いぜ。そこは条件を確定しておきたいとこだしな」
確かに、可能性としては充分あるだろう。そうでなければ、他の属性に対して風の操作の取得難易度が高すぎる。狙って可能な自然の風を利用しての攻撃方法とか全然思いつかないんだけど。
「それじゃ成長体の黒の暴走種は残しておいた方が良いのかな?」
「あーそれもそうか。とは言っても厳しそうだけど」
「あくまで可能な範囲で良いんじゃない? 無理して変な負け方しても嫌だしね」
「ま、そうだな。あくまで可能な範囲って事で」
「そうだね。他にも称号入手が不可能な訳じゃないんだし、もし残ってたらで良いかな」
称号取得に拘り過ぎて、競争クエストの進行の妨げになっても仕方ないからね。称号取得が可能ならそっちが良いとはいえ、入手手段がそれのみという訳ではない。適度なところでの妥協は必要になって来るだろう。全てを完璧に無駄なくというのは不可能に近いしね。
「それにしても相変わらず、ケイは無茶苦茶やってくれるもんだ。岩の操作であれとか……」
「そうか? 入り口での待ち伏せの相手とかあんなもんで良いと思うけど」
競争クエストだからやり方に文句をつける気はないけど、移動したてを奇襲というのもね。奇襲が悪いとも思わないし、戦法としてはありだけど、返り討ちの可能性くらいは考慮しておいて欲しいものだ。
「アルが言いたいのはそういう事じゃないと思うけどね。……まぁ相変わらず、ケイはこういう時には容赦ないかな」
「瞬殺だったねー! そして、周囲の状態もとんでもないね!?」
「あはは。海流の操作って範囲がとんでもないみたいだね」
そういえば、近くの青の群集をぶっ飛ばす事のみに集中して岩の操作をしてたからそれ以外のところを詳しくは見ていない。なんか荒れてたような気はするんだけど。
周辺を見回してみれば……って暗いわ! 海流の操作は海水が乱れまくってて分かりやすかったけど、周辺を見るにはやっぱり夜目が必要か。うーん、すぐにコケに切り替える予定なんだけどな。
<行動値上限を1使用して『夜目』を発動します> 行動値 17/21 → 17/20(上限値使用:1)
よし、これで周囲の確認がしやすくなった。うっわ、元々深めの岩場のエリアだったみたいだけど、目に見えて崩れていってる箇所がチラホラと見える……。『海を荒らすモノ』の称号が手に入ってるんだし当然の状況ではあるけども、海流の操作ってこれだけ威力があるのか。プレイヤーへのダメージはそれ程でもなかったんだけどな。……岩の操作も混ぜたせい?
「アル、やり過ぎだぞ」
「指示出したのはケイだろうが!? っていうかこの被害はケイの岩の操作も混ざってるだろ!?」
「……うーん、予想以上の威力だった」
「おいこら!?」
いや、だって実際の威力を見た事無かったしさ。常闇の洞窟でシアンさんの海流の操作の影響力を見るには見たけど、ここまでの威力とはね。まさか『海を荒らすモノ』の称号が手に入るとも思ってなかったし。
うん、青の群集のプレイヤー以外にも色々と当たった手応えはあったけど、岩場にぶつかってたんだな。あちこち崩れてるし……。それに共生進化で経験値は半減してるのに、Lvが2も上がってるという事は多分結構な数の一般生物と黒の暴走種を倒している。
浄化の欠片もあちこちに落ちていた。まだ擬態した黒の暴走種を見てすらいないのに何体か倒していたようである。成長体の討伐称号が出ていないので残滓ばかりだったみたいで、運が良かったのかもしれない。
それにしてもこれはちょっとやり過ぎたかな。使用は少し自重しよう。まぁどうしても必要ならば容赦なく使うけど。
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