おじさんたち“も”……に刺されました。同じ角度で、同じように気怠い集団に溶け込んでいるのに気付いた瞬間。
あるあるかもしれませんが、無意識に列に並んでいたりしますよね。「はて?」と思って、この列でいいのかと確認する時に似ていると、読みながら苦笑いをしてしまいました。
どう、けだるいのか。
疲れた顔したおじさんの群れとあるけれど、みんなが同じ顔をしていたのだろうか。
スマホが世に溢れる前、おじさんたちは器用にちいさく折りたたんで、スマホ画面を見る如く、新聞を読んでいましたね。
すごく分かります。
僕もこの間電車に乗ってた時、目の前のおじさんのみならず若い女の子も全員が同じポーズでスマホを見てて、思わず笑っちゃいました。
主人公の葛藤とスマホ依存症と言う社会問題を上手い具合に表現している所が良いと思います。
むしろ、スマホを見てない人が珍しい朝が珍しくない。
現実を見ている時間とスマホを見ている時間、どっちが長いかな……
私も、時々、そう思います(笑)。