情景06【待合い】
けだるい月曜日の朝。
今日も通勤。いつものバス停。
待合いには疲れたカオしたおじさんの群れ。
狭間の時間に手持ち無沙汰で、起きろよスマホと、親指でプッシュしたところでとあることに気づく。
おじさんたちも、スマホを見てるな。
同じ角度でカオを俯けて。同じようにけだるげに。
なんなんだろう、この集団。
もしかして私は、このおじさんたちに感化されている?
どうしよう。
無性にここから抜け出したい。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます