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2021年4月6日 21:46
血はつながっていなくてもみんな家族だった。アバカスが一人残されても、置いていかれたと感じるのではなく、土産話を持って行かなくちゃと思えるところ。本当に魂が救われたんですね。
作者からの返信
天文台の人たちは記憶を失っていても、アバカスの精神の内にあって少し離れたところから常に二人を観測し守り続けてきました。彼らの死はとても優しい一生の終わりでもありました。感謝をしながら死者を送り出せたアバカスのシーンは、見事な生に対する祝福がその幕引きにふさわしいと考えて描きました。「名」というのが今後、重要なキーワードとなっていくのですが、アバカスが叫んだ天文台の人たちそれぞれの名に、万感の思いをのせられるのも人の在り方なのだと想います。物語は次編の「草の王冠」から天文台の人々やハドルメが魔獣化した、四百年前の世界で何が起こったのかを描写していきます。生と死、地上と天、それらを繋ぐ人々の想いと階段都市の物語をお楽しみください。
2021年2月26日 22:57
素晴らしい仲間達です!新シリーズも楽しみにしています
ありがとうございます。長らく体調不良で更新していませんでしたがようやく体が動かせるようになりました。やはり戻ってくるとホッとしますね。大廊下の戦い後、物語は折り返しとなります。家族がテーマのクルケアンお楽しみください。
2020年4月18日 23:18
観測者編、お疲れ様でした。アバカスとフェリシア。二つで一つだった二人の魂の別れはとても切ないです。
いつもありがとうございます。日常描写を入れないといけないと思いつつ、今回もハードな展開でした。次のバルアダン編(タイトル未定)はライトな日常を描きたいのですが、冒頭から無理になりそうです。でも何とか頑張ります。
血はつながっていなくてもみんな家族だった。
アバカスが一人残されても、置いていかれたと感じるのではなく、土産話を持って行かなくちゃと思えるところ。本当に魂が救われたんですね。
作者からの返信
天文台の人たちは記憶を失っていても、アバカスの精神の内にあって少し離れたところから常に二人を観測し守り続けてきました。彼らの死はとても優しい一生の終わりでもありました。感謝をしながら死者を送り出せたアバカスのシーンは、見事な生に対する祝福がその幕引きにふさわしいと考えて描きました。
「名」というのが今後、重要なキーワードとなっていくのですが、アバカスが叫んだ天文台の人たちそれぞれの名に、万感の思いをのせられるのも人の在り方なのだと想います。
物語は次編の「草の王冠」から天文台の人々やハドルメが魔獣化した、四百年前
の世界で何が起こったのかを描写していきます。
生と死、地上と天、それらを繋ぐ人々の想いと階段都市の物語をお楽しみください。