更新お疲れ様です。前話のフードディスペンサーの技術を使えば、レイの失った腕のように、無くなった手足を再生することもできるのか疑問に思いました!
作者からの返信
おそらく可能だと思います。旧文明の人類はその先進技術を使い、兵士たちのために肉体を製造していたのだと考えられます。
今回、レイラとカグヤが探索した異星生物の施設でも、生物学的AIを備えた人工生命体が大量生産されていました。そこで使用されていた技術が、まさにソレだったのでしょう。
私たちの世界がそうであるように、多くの先端技術は軍事利用されたあと、民間にも転用されることになります。これは推測ですが、フードディスペンサーに関する技術は、それら驚異的な技術の応用でしかないのだと考えています。
たとえば、その技術の一部をナノメタルのようにハガネに取り込むことができれば、オートドクターやバイオジェルに匹敵するような、あるいは凌駕する医療技術を獲得できる可能性があります。けれど同時に、その技術は脅威でもあります。もしも不死の導き手のような危険思想を持つ組織が技術を手に入れてしまえば、世界はより危険な場所に変わってしまうかもしれません。
しかし、だからこそ世界は今も荒廃し、復興できていないのかもしれません。すでに混沌という脅威を抱えているにもかかわらず、人々の間で争いが絶えることがないのだから。
@Arioritumugiさん、ねぎらいの言葉に感謝します。執筆の励みになります!
鯉って意外とどこでも生きるからこんな世界でもしぶとくどっかに生存してそう。見た目は変わって凶暴化してそうですが綺麗だったりもしそうですね。
作者からの返信
私も同じことを考えていました。かつて水神祠が存在していた場所ということもあり、古来より龍と結び付けられてきた鯉の変異体がいてもおかしくないと思いました。
レイラが貯水池の底で感じ取った巨大な生物の気配は、ひょっとしたら、その変異体のモノだったのかもしれませんね。ゾッとするほど綺麗な鱗を持つ鯉の変異体が、暗い水底に潜んでいると考えるだけ、言いようのないロマンを感じられます。
re-zeさん、感想ありがとうございました。