5.海で
冷たさにアルベオラータさんざめけ
僕は。
僕にさ、うたをおしえて
水鳥はうみに流され貝になる。だのにほたるは鳥になれない
電子の子アスパルテームと恋をした
炭酸とけてアールジービー
サイレンが鳴いてかなしいうみが凪ぐ
白いキューブが浮かんでゆれる
ビーダマのあのこはきのう砂だった。あぶくの僕と記憶は踊る
諦めというものを イオは知るのか 視界のはしで せぼねはきよら
静寂が僕にささやく <囁き>の【概念】にまた成り代わるまで
ビーダマのミームの街で 僕はまた、病んだ路面を遡上していく
もう少し もうすぐ何を見つける、と
白紙の海でソナーは正気
くちぶえと ブルー・ライト の さざなみ と 泣けない アンドロイドのいのり
ビーダマの街、ミームの海 桐谷佑弥 @suzutorisakana
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