あとがき
この作品を書こうとしたきっかけはとある作品で「自分の歌を好きになれないのに、どうして他の人が好きになってくれるの?」といった内容の台詞でした。
当然と言えば当然です。自分ですら好きになれないのなら他の方に好いて頂く事も難しいでしょう。
書き始めた当時、市販されている作品や同人誌などでは読みたいと思える作品に出会うことが出来なくて、自分の物語を体験したいという気持ちをどうしたら満たせるのかという想いがあり、どうせなら自分自身が読みたい作品をトコトンまで追求して書いてみよう。何度も読み返したくなるような作品を目指そう。
そう思い書き始めました。既存の作品とは書き方も主人公のキャラ構成もまず行われないだろう変則的なモノとなっています。
途中まで主人公は固定された呼び方が無く、人に視点が合わされるのではなく、場面に視点が固定されています。
こういった書き方は面倒で、個性を持たせるのが難しく、人に理解されにくいです。
また作品全体が現代社会の構造や人の考え方などに問題定義が含まれています。
主人公はいじめられっ子、周りの世界が社会や日々を暮らす人々、そしていじめっ子といった形で見ることも出来ます。
レールに沿った生き方が会ってるとか間違ってるではなく。
自分の意志で本当に叶えたい願いを見つける事、例え他の誰にも理解されなかったとしても、全力で取り組むことが出来るなら、その先に得るモノがあるのではないか、そう言った願いが今必要なのではないか、そう感じたのです。
恥ずかしながら、この作品は自ら書いているのに読み返すたびに涙が流れてきます。
皆様の目に留まるかは分かりませんが、この作品を書きあげる事が出来てよかった。
もし、何かのきっかけで皆様の心に残るような何かが生まれたとしたら、嬉しい限りです。
理想郷からの逃亡者 片瀬竜秀 @kurigon
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