あとがき
子供の頃に水族館に連れて行ってもらったことがあります。
水槽の中の無数の魚たちを見ながら、お魚さんたちはこの『自分』のように狭い世界で生きてて楽しいのだろうか?と思ったことがあります。
動物園に行っても同じ事を思いました。
子供らしい幼い疑問ですね。
ですが、大人になって働かないと生きていけないことを痛感したときに、ふともしかしたら魚や動物からしてみれば、あそこは天国のような場所だったのかも知れないという考えが浮かびました。
外敵も飢えで死ぬことも無い。 何の心配も無い生活というものは労働者として見てみると中々に羨ましい。
俗に『隣の芝生は青い』ということわざがありますが、正に視点を変えれば見方が180度変わるものだとあらためて実感したものです。
思えば物語という物は作者の視点を通して違う価値観を知るということが素晴らしいことの一つなのかもしれません。
そこに生きていくことの辛さと楽しみを見出すのでしょう。
この小説がそう思えたことの一つのきっかけとなったのならば幸いです。
水族館、外周側と内周側の差異 中田祐三 @syousetugaki123456
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