優しさは巡り、そして世界は歌に包まれた

文字を追っているだけなのに、歌が聞こえてきました。もちろん幻聴なのですが。
メゾソプラノくらいの、ソロです。

無償の愛を分け与える天使。
それを受け取った人が、世界に優しさを振り撒きながら、やがて天使のもとへ還っていく。
その営みが、ささくれた心を撫でていき、読後は少し清らかな気分になれる……そんな物語でした。