ガラクタばかりの空間

壊れたもの

使い方を忘れたもの

もう使わないもの

よくわからない何か

そんなものが

身の回りで

溢れかえっている

いつか使う

それっていつ?

何かの役に立つ

何の役に立つ?

思い出だから

思い出か

それもまた良いだろう

誰にも理解されない

自分だけの宝の山は

ふとした時には

自分にさえも

ガラクタの山に見える

それでも

何かの瞬間に

山の中から発掘された

些細な品を手に取ると

ガラクタも

悪くないじゃないか

そんな風に思ってしまう

そしてまた

ガラクタを集めて

積み上げて

山は日に日に

高くなる

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