価値観の融解
生きる中の
様々な痛みに
心のそこここで
自分というものが
削れ
欠けていく
正しいと信じたものが
次の瞬間には
間違い以外の何者でもない
そう断じられる
何が正しいか
何が間違っているか
そんなもの
どこかの評論家に
任せてしまいたい
正しかろうと
過ちだろうと
決めた道
選んだ道を
走るしかないんだ
それなのに
気づくと僕は
周りの声に
耳を澄ませている
もう心が
削られることがないように
欠けることがないように
安全な道を探している
価値観が溶けて
消えていく
痛みという教訓
痛みという脅迫
痛みという判決
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