閉じる
表示設定
目次
無言の奥で
彼がくれた
自作のCDには
曲目のメモすらなかった
誰が歌っているのか
なんというタイトルの曲か
何もわからないままに
繰り返し聞いた
あれから
十五年が過ぎた
今でもあの曲を思い出す
今では
誰が歌った
知っているけど
わからないことがある
彼は何を意図して
あのCDを作ったんだろう？
メッセージが読み取れない
意味深なプレイリスト
何かあるはずだけど
もしかして
ただ好きな曲を集めただけかな
歌手の名前も
曲のタイトルも分かったけど
彼の意図だけは
まだわからないままだ
ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）
応援したユーザーはいません
応援する
アカウントをお持ちの方はログイン
カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
カクヨムに登録すると作者に思いを届けられます。ぜひ応援してください。
新規ユーザー登録（無料）
カクヨムに登録して、気になる小説の更新を逃さずチェック！
カクヨムに登録して、お気に入り作者の活動を追いかけよう！
応援すると応援コメントも書けます