百七段 女の物言ひ
【徒然草 百七段 原文】
「女の物言ひかけたる
すべて、男をば、女に笑はれぬやうにおほしたつべしとぞ。「浄土寺の
かく人に
【本文】
体育祭を控えたある日の放課後。通常の部活動の後、三年生の笹原と二人で部室に居残っていた。
笹原が残ってスクワット百キロに挑戦したいと言ってきたのだ。
他の部活なら三年生は夏休みで引退だが、筋トレは継続しなければ意味がないからな。我が部では本人の希望があれば二学期も受け入れる事にしている。
腰を保護する為のウェイトベルトをきつく締め、百キロにセットしたバーベルの前に立つ。
俺は背後に立ち、いつでも補助に入れる様に準備する。
「じゃあ行きます。ハッ!」
バーベルの下に潜ると、短く叫び百キロを担ぎ上げる。細かく二歩ほど後ろに下がり、再度笹原は気合いを入れた。
息を吸い込みながらゆっくりと腰を下ろしていく。膝より腰を下げなければフルスクワットとは言えない。まだ下がりきっていないのに止まってしまったから、俺は叫んで発破を掛ける。
「自分に負けるな! お前のマックス見せてみろ!」
たかが外野の応援と思うかもしれないが、ギリギリの時にはこの応援が効くのだ。不思議と力が湧いてきて自分を奮い立たす事が出来る。
「グ……」
更に腰を落とし、膝と太ももが直角になる。
「いいぞ挙げろ!」
「ギ……ウオオオ!」
スッと、軽く挙がった。そして間髪入れずにもう一度腰を下ろす。
おいおい二発行くのかよ!
二発目もしっかり腰を下ろし、叫び声と共に挙げきった。油断する事なくラックにバーベルを戻し、ハアァァァと大きく息を吐きながらその場に座り込んだ。
「完璧だぞ笹原! 二発もよくやったな!」
正直平均がわからないが、中学生でスクワット百キロは相当じゃないだろうか? この一年、笹原の頑張りをいつも間近で見ていた。感慨もひとしおである。
「あ、ありがとうございました。ふう、良かった」
「頑張ったな! 超カッコいいぞ!」
「先生のおかげですよ。あの……先生、百キロ挙げた記念にお願いがあるんですけど」
「おう、何だ? 何でも言え」
「僕、百キロ挙げたら告白しようと思ってて」
「告白?」
「ええと、高坂さんに、僕の気持ちを伝えようって」
高坂? あのラノベ好きの文学少女か?
「三年三組の? 高坂が好きだったのか」
「はい。賢そうで実際成績もいいし少しキツく見えるけど、彼女すごい可愛らしいところもあるんです。前からいいなって思ってたんですけど、この間お姫様抱っこしてから高坂さんの事が頭から離れないんです」
「お姫様抱っこぉ?」
詳しく聞いてみると、先週の体育祭の練習日の事。ハードル走の練習をしていた高坂が転倒してしまい、足をくじいてしまったらしい。歩けないほどでどうしようか困っていた所に笹原が通りかかり、何とはなしに軽い気持ちでお姫様抱っこで保健室に運んだのだという。
「お前、大胆な事するな……」
笹原の見た目は三代目系のようなワイルドな感じのいい男だ。しかし性格は控えめというか、言葉も丁寧で我の強いタイプではない。
「いや、後になってとんでもない事したなって思いましたけど、あの時は早く保健室に連れていかなきゃって頭がいっぱいで」
「それで高坂の抱き心地が最高だったと」
「卜部先生じゃあるまいしそんな余裕無かったですよ。ただ、恥ずかしそうにしてた高坂さんがすごい可愛くて、守りたいなって」
何だよ俺じゃあるまいしって。人を性欲モンスターみたいに言うな。
「で? 高坂に好きな人いるか聞いて来ればいいのか?」
夏休みの一件以来、高坂とはよく話す様になった。主に本の話題がほとんどだけど。
「いえ、それは自分で聞きます。その、手紙で呼び出そうと思って、書き方のアドバイスをお願いしたかったんです」
なるほど。そういう事ならこの恋愛小説家に任せておけ。
「それはいいかもな。高坂は本が好きだからな。洒落乙な手紙で乙女のハートをガッチリキャッチだ」
「はい、僕もそう思って。じゃあ早速見てもらっていいですか?」
こういうのは思い立った時にすぐ行動するのが一番いい。周到にも便箋は既に用意してあったようで、笹原の書いた文面を手直ししていく。
「高坂の好みからするとインテリジェンスが感じられる文面がいいだろうな。冗談とか、くだけた言葉遣いはやめよう。うん、そうそう、そんな感じ」
あーでもないこーでもないとアドバイスして、手紙が完成した。呼び出した後は笹原の口からその思いを伝える事になる。
「ありがとうございました先生。こんな僕が自分に自信が持てるようになったのも先生のおかげです」
笹原は二年生の頃から野球部のエースだった。しかし去年の夏の大会の勝てば県大会出場という大一番、三点リードの最終回に三者連続ホームランでサヨナラ負けを喫した。
それ以来、バッターがいると笹原は投げられなくなった。
勿論、誰も責めてなんかいない。けれど責任感の強い笹原は自分を責めてしまった。そして野球部の顧問の先生から相談を受けて、この筋トレ部で預かる事になったのだ。
「俺は何もしていない。笹原がもともと頑張れる奴だったってだけだよ。告白、頑張って来い」
「はい。頑張ります」
景気付けにプロテインのシェイクで乾杯して、二人で笑いあった。
『徒然ww 百七段 女の物言ひ』
四日後の昼休み。俺は三年二組の教室にやって来た。
あれから笹原は部活に顔を見せていない。真面目なアイツが連絡無しに休むなんて余程の事だ。フラれてしまいショックなのか、それとも上手くいって放課後は高坂とべったりだから部活に来ないのか……。
どちらにせよ手紙を書くのを手伝ったのだから、結果ぐらい教えてくれてもいいんじゃないだろうか。
気になって笹原に会いに来たという訳である。
笹原は自分の机で勉強をしていた。
受験生だからな、当然と言えば当然か。やっぱりアイツは真面目だ。
「笹原。勉強中すまないがちょっといいか?」
俺の声にハッとすると、笹原はいそいそと机の上を片付けて席を立った。
「すみません。次の授業の準備があるんで失礼します」
俺と目を合わそうともせずに教室を出ていってしまった。
やっぱりフラれてしまったのだろうか。
ショックかもしれないがいつまでも引きずっていては受験にも影響が出る。一緒にいてやるぐらいしか出来ないけど、頼ってくれればいいのに。かなり信頼されていると思ったのだが、俺の独りよがりだったかもしれない。
放っておくべきか、しつこく聞いてみるべきか悩みながら歩いていると、二年校舎との連絡通路に高坂がいた。二年の超イケメン林宗一郎と楽しそうに談笑している。
まさか、高坂の好きな男は林だったとか?
しばらくして林は高坂に頭を下げて二年校舎に戻っていった。一人になった高坂に近付き声を掛ける。
「おっす高坂」
「卜部先生。こんにちは」
「林と仲いいのか?」
「いえ、さっき話したのが初めてです。最近よく卜部先生と私って顔合わせると喋ったりするでしょ? それが気になってたみたいで、卜部先生とは何を話すんですか? って聞いてきたんです。本についてだって答えておきましたけど」
どうやら林の事が好きという訳ではないらしい。
っていうか林の行動力が恐ろしい。
「高坂って彼氏いるのか?」
「いきなり何ですか? 別にいませんけど」
怪訝そうな表情で質問に答える高坂。男性教師が女子生徒にする会話じゃないかもしれないが、やっぱり笹原の事が心配だ。
「じゃあ好きな人は? どんな男がタイプだ?」
更に踏み込んだ質問に高坂は眉をひそめたが、やがてピンと来たらしい。
「そう言えば筋トレ部って先生でしたね。ひょっとして、笹原君の事ですか?」
「ああ、すまん。俺が首を突っ込むような事じゃないのはわかってる。だけど笹原の様子がおかしくてさ。ちょっと場所を変えようか」
立ち入った事だから話してくれないかもと思ったが、意外にも高坂は話をしてくれるようだ。人目を避けて校舎の陰で改めて向かい合う。
「実は高坂への手紙のアドバイスを頼まれてさ。でも俺は手紙以外の事は何もやってないんだ。あれ以来部活にも来ないし、告白の結果がどうなったのかも知らないんだ」
「……私、告白なんてされてませんよ」
へ? 告白されてない?
「え? 手紙は? 手紙は貰わなかった?」
「手紙は頂きました。思わずキュンとなるような素敵な手紙で、ドキドキしながら待ち合わせ場所に行ったんです」
手紙にはちゃんと、自分の思いを貴女に直接伝えたいので来てください、と書いた。鈍い人間でも告白の呼び出しだとわかるはずだ。高坂もわかっていたようだが、待ち合わせ場所に行ったのに告白されてない?
「えっと、どういう事?」
全くピンと来ない俺にややキレ気味の高坂。
「だからそのままの意味です! 待ち合わせ場所には笹原君がいたけど、彼ったら最初の挨拶以降はずーっとだんまりで下向いて何も喋ってくれなかったんです! 私もじっと待ってたけど二十分経ってもだんまりだったから、さすがに彼を置いて帰りました!」
「は? マジで?」
「マジです!」
つまりびびっちゃって好きだって言えなかったって事?
そりゃ高坂も怒るわ。
「卜部先生だから言うけど、私も笹原君の事好きだったんです」
「え? 両思いだったの?」
「前からいいなとは思ってたんです。顔も好みだし、筋トレ部に入ってからはすごく逞しくなって。それなのに物腰は柔らかくて紳士的で」
更に聞くと、先週の体育祭の練習で怪我をした時のお姫様抱っこ、あれが決定的だったらしい。まあ普通に生活してればお姫様抱っこなんてされないからな。好みの男性からそんな事されたらコロッと落ちてしまうかもしれない。
お互いにお姫様抱っこが意識するきっかけだったようだ。
「だから、手紙もすごい嬉しくて、どうやって返事しようかずっと考えてて、二時間しか眠れなくて……それなのに……うぅ……」
ぽろぽろと大粒の涙が零れた。胸に詰まっていたものが他人に話した事で決壊してしまったのかもしれない。慌ててハンカチを差し出すが、高坂は首を横に振ると手で雑に目元を拭った。
「とにかく、あんなフニャチン野郎はもう知りません! 失礼します!」
最後にキッと鋭く俺を睨み三年校舎に戻っていった。何で俺が睨まれるのかわからんが、高坂も誰にあたっていいかわからないんだろうな、それだけショックだったのだろう。
しかし、フニャチン野郎……ものすごい破壊力のある言葉だ。心を抉る。
状況はわかった。笹原は自分が情けなくて俺に合わせる顔がないってところか。
俺だって、断られたら職場の雰囲気が悪くなるんじゃないかとか、生徒に影響が出ないだろうかとか言い訳をつくって結局抄子先生に思いを伝えられていない。そんな俺が笹原の事をとやかく言えない。俺もフニャチン野郎だ。
でも、女の子を泣かせるなんてけしからん。笹原にはお仕置きが必要だな。うんとキツいお仕置きが。
週末、日曜日。体育祭本番。
プログラムは
《借り物競走に出場される選手の皆さんは入場門に集合してください。繰り返します……》
本部テントでは放送委員の高坂がマイクに向かってアナウンスをしている。俺は放送委員会の顧問ではないが、これから始まるイベントを特等席で観る為に高坂の隣に座っていた。
「あれ? ここにあった借り物競走のお題が入った封筒は?」
本部テントの隣、備品置き場で抄子先生が慌てていた。
さっき俺が回収したからあるはずがない。
「すいません抄子先生、俺が持ってます。これですよね?」
俺は立ち上がって中身を
「あ、それです! ありがとうございます」
封筒を受け取ると抄子先生はトラックの真ん中にお題を置きに走って行った。
準備完了だ。
《男子借り物競走、選手入場です》
吹奏楽部の奏でるファンファーレと共に選手達がトラックの中に入る。
借り物競走は二組に分けて行われる。
一組目がスタートラインに立った。その中には笹原の姿もある。ガタイもいいし顔もいいから、女子達の注目を集めている。笹原を名指しする黄色い声援もあがっていた。
「高坂、ほら、笹原が出るみたいだぞ」
「別に興味ありませんから」
口を尖らせプイッと顔をそむける。
本当は気になってるはずだ。じゃなきゃあんな風に泣いたりするもんか。
パァンとピストルの音が鳴り、一斉にスタートした。それぞれお題に向かって一目散に走っていく。
借り物競走と言えば簡単なお題を引く運がモノを言うが、今回は全部一緒に変えてやった。笹原がどれを取ってもいいようにだ。
――思いを寄せる人、もしくは自分の教室の自分の椅子――
選手達はお題を見てギョッとした。さすがに好きな人を連れてくる勇気はないようだ、誰もが校舎の方へと走っていく。
しかし一人、笹原はお題の紙を凝視して立ち尽くしていた。まだビビっているのか、それとも、もう嫌われてしまったかもしれないなんて考えているのか。
でも、ここで頑張らないと告白なんて本当に出来なくなるぞ。後悔する笹原なんて見たくない、そんなのは俺が嫌だ。
「笹原ぁーーっ!!」
全力で声を張り上げる。
俺は笹原のトレーニングパートナーだ。アイツが挫けそうになった時に奮い立たせてやるのは俺の仕事だ。
「自分に負けてんじゃねー! マックス見せろぉぉお!!」
補助が効いたのか、顔を上げた笹原は真っ直ぐ本部テントに向かって走ってくる。
「え? 卜部先生? 何? 何?」
状況が把握出来ない高坂は戸惑っていた。何で俺が叫んだのか。何で笹原が自分の方へと近付いてくるのか。
テント前、真正面に向かい合って笹原が口を開いた。
「あ、あの、高坂さん。僕と一緒に来て欲しいんだ」
「何で?」
高坂はぶっきらぼうに返した。不機嫌そうな彼女に笹原の声は小さくなる。
「お、お題が、思いを寄せる人だったから」
「――だから?」
一瞬眉毛をピクリと動かしたが、そんなもやっとした言葉じゃ高坂の心は動かない。
笹原は息を思いっきり吸うと、高坂の前にあるマイクを手に取ってスイッチを入れる。そして、告白した。
《僕は高坂さんが好きだ! だから一緒に来てください!》
ワアッと歓声があがる。
よく言った笹原。
固まってしまった高坂の体を肘で小突いてやる。椅子から立ち上がり、恥ずかしそうに声を絞り出した。
「わかった。一緒に行く」
「あ、ありがとう! じゃあついてきて!」
ゴールへ向かおうと笹原は踵を返すが、高坂は動かない。
「ヤ、ヤダ」
「え?」
「わ、私は借り物なんだから、ちゃ、ちゃんと運んでくれないとイヤだよ」
ぶほっと噴き出しそうになった。
最近の中学生は大胆だな。
高坂のおねだりを受けて、笹原は隣に立つとスッと彼女をまるでお姫様を扱うように優しく抱き上げた。
少女漫画のようなシチュエーションに周囲からキャーキャーと声が漏れる。
笹原の顔は真っ赤になっているが腕の中の女の子が重い訳ではないだろう。タタッと軽く走り出した。
そして見事一着でゴールする。
「近藤! ヒーローインタビュー行ってこい!」
放送委員として近くに待機していた近藤に声を掛ける。
「え? ああ! 任せといて!」
マイクを握りしめ、水を得た魚のように生き生きとした表情で近藤がテントを飛び出した。
あとは近藤が上手い事まとめてくれるだろう。
ほら、笹原にもう一回告白させてる。
「高坂さん。好きです。付き合ってください」
《これは男らしい告白だー! 高坂先輩、お返事をどうぞ!》
「わ、私も好きです。よろしくお願いします」
《カップル成立おめでとうございます! 皆さん二人に盛大な拍手を!》
まるで大雨のような、話し声さえかき消してしまうほどの拍手の音が二人を祝福した。
《えー、コホン。それでは男子借り物競走、二組目のスタートです》
本部テントに戻った高坂は真っ赤な顔のまま、取り繕ってアナウンスを再開した。
不機嫌さは消えていた。実に幸せそうだ。俺も暖かい気持ちになる。
――ゾクッ――
ん? なんだ? 急に寒気が……?
背筋に走る悪寒に振り返ると、そこには学校一の超イケメンが恥ずかしそうにもじもじしながら立っていた。
「あ、あの先生っ。い、一緒に来て欲しいんです」
林は目を潤ませて思い詰めた表情。たまらなく艶やかだ。
しまった、お題を元に戻すのを忘れていた。
――思いを寄せる人、もしくは自分の教室の自分の椅子――
まさか、自分の仕掛けた策に自分でかかるとは。
林の行動力が恐ろしい。
「先生っ……、僕っ、ずっと先生の事が……!」
アッーー!!
【徒然草 百七段 現代訳文
「急に投げ掛けられた女性からの質問に華麗な答えを決められる男は滅多にいない」と、亀山天皇の時代、女性達は男達をからかって楽しんでいたという。
若い男が院に来る度、「ホトトギスの鳴き声はもう聞かれましたか?」と尋ねて下品にも男達をランク付けしていた。後に大納言になった男は「私はゴミムシみたいな存在です。鳥のさえずりを楽しむような身分ではございません」と答えた。堀川の内大臣は「山城の岩倉に行った時に聞きました」と答えたという。女達は内大臣の答えを「普通かよ。つまらぬ」といい、大納言になった男の答えを「自分をゴミ虫とか超ウケるww イケてる」などと評した。
男たるもの、いつでも女に笑われないように努力しなければならない。関白の九条殿は、幼少の頃より皇后様に教育を受けたので話す言葉も優雅だった。西園寺の左大臣殿は、「平民の女の子に見られるのも緊張するから、いつだってお洒落には気を使う」とよく話していたという。この世に女性がいなかったら、男達は今よりももっと愚かで醜かったかもしれない。
女の人は素晴らしい、そう思うかもしれないがそんな事もない。彼女達は欲深く、嫉妬深く、心は歪み、世の中の仕組みもお構いなしだ。心も移ろいやすく、都合が悪いとだんまりをきめこむ。思慮深いかと思えば底は浅く、結局何も考えてはいない。だから女達に媚びる事はないのだ。
もし賢く頭のいい女がいたら、そんな女にはドキドキしないだろう。恋愛とは馬鹿馬鹿しい女心に振り回されるのを楽しむものなのだ。そうでも思わないとやってられない。
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