第5話 冷ややかな視線
「本当に綾乃さんなの?」
「信じられない…」
「お父様の事であのようなお姿に…」
影で招待客はヒソヒソと綾乃のふくよかな容姿見ては同情したような様子で話を交わしあった。
綾乃はというと全く気にしていない。笑顔で招待客に挨拶している。
「お久しぶりです。今日は楽しんで行って下さい。」
皆綾乃の容姿には触れず、笑顔で綾乃に接していたが、一人だけ空気の違う男性がつかつかと近づいてくる。
「綾乃さん…?」
結婚すると幼い頃に両親が決めた男性だった。
男性は綾乃を上から下まで何度も目をやり
一言
「ごめん…君とは結婚できない。」
そういってくるりと向きをかえつかつかと外へ出ていった。
私は脂肪を身に纏っています。 山葡萄 @yamabudo
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