素晴らしかったです。国家を歌い始めるシーンで少し涙ぐみました。
ここを攻めていた敵軍将兵も、自分たちが完璧に正しいことをしていると思っている割合は100%ではないでしょう。
そんな彼らから見た城の守備隊は、どう見えたのでしょうか。
この城を巡る攻防をピックアップして外伝として書きたいくらいですね。
作者からの返信
防衛太郎様、いつもありがとうございます。
連邦の現状としては、自由・平等をかかげつつも、全体主義が蔓延し、自由と平等という理想のためなら命を投げ捨てるべきだ、という考えがはびこっています。
その思想は狂信的なものであるだけではなく、もはや強制的に個人の思考を統制するレベルにまで達しています。
「なにが自由と、平等だよ!? 」と、多くの連邦の将兵が疑問に思っているところです。
というところを作中にも書きたかったのですが、残念ながら連邦の将兵とのからみを書くことができず(他人の視点を取り入れるのが難しいのが、一人称小説の悪いところですね)、熊吉、残念に思っています。
外伝作品は熊吉も書いてみたいと思っています。
また防衛太郎様におもしろいと言っていただけるよう、頑張らせていただきます。
いろいろ防衛太郎様もお忙しいかとは思いますが、どうぞ、これからもご自愛いただきながら、作品を投稿していただければと思っております。
思いが伝わって良かったよ
間違いじゃなかった
作者からの返信
タンカーマン様、ありがとうございます!
戦場の中で華々しく、勇敢に戦って散っていく人々の物語は美しくもあり、魅力的なのですが、熊吉は本作では、「戦争の中を生きる」ということをテーマにしたかったんです
だからこそ、ファレーズ城の将兵には玉砕ではなく、降伏という結末を用意させていただきました
突然訪れた戦争という、個人の力だけではどうしようもない事象の中で、主人公たちがどう生き抜いていくか
お楽しみいただけるように願っております
どうぞ、よろしくお願いいたします