第88話 察知
私は、旅館かホテルか、または過去にどちらかであった建物の通路にいた。
暗いところだった。
何かが通路の先から近づいてくるのに気づいた。
不気味な声と足音を発しながら。
私は急いで手近な部屋の引戸を開けて中に入り、手で戸を押さえた。
咳き込んでしまい、居場所がバレたかと思ったところで目が覚めた。
奇妙な私の夢日記 蘭野 裕 @yuu_caprice
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