とある兵士の旅日記

@TEKERI

第1話町には着いたが・・

 じゃりっ。


 あー重い しんどい。

いや、だってさ、これ、当たり前の鎧より堅くて重いんだよ?

黒鋼の糸に魔銀の糸、折刃鋼の糸、パッと見たら黒い服地に

金糸銀糸が刺繍されてるように見えるけども。

並の刃物じゃ傷一つつかんのよ。  でも

それだけに、すっっっげー重いの。西方の、なんだっけ、

フルアーマー?あんなもんより重てーの。

んで、  やっべ、お館にらんでら。


 「あー、お館様?どうにか町にはいりましたが、宿の手配いたしましょうか?」


 「必要ない。九音達が済ませているはずだ。」  ですよねー


 「おい 天外、お前もいいかげんなんか喋れよ。二人旅じゃないんだからよ。」


 ああ、期待はしてなかったさ、国出てからこっちひとっことも喋らねえ。

どこぞの置物じゃねえんだぞ、お館もいらんことは喋らんし、話しかけるこっちが

きついんだよ、いろいろと。


 九音達は裏方だから なにかなきゃ接触もしてこねえ。どうすりゃいいんだよ。


しかし、だ


 「お館様?なんか、町の大きさのわりにゃ寂れてません?いろいろと。」


 「そうだな。早くも仕事になりそうだ。」


 「はあ・・勘弁ですよ、いいかげん歩いて疲れてるのに。」


 「お前が疲れてることと仕事のあるなしは関係ないだろう。」


 「そりゃそうですけどぉ。」


あ、天外め、鼻で笑いやがった。


 ま、ここらへんでうちらの出で立ち説明しとこう。

鎧は説明したよな。黒地のフードなしのくるぶし丈のローブ。肩当ついてる。

あとは籠手と脚絆、靴にズボン。どれも黒鋼糸と折刃鋼製。重い。

どこの流星戦士だよ。さらに獲物。でかいだんびらに長柄つけた・・斬馬刀?

でもって、球体の上をカットしたような編み笠。黒鋼の細板を編み込んである。

天外も同じだ。お館も獲物は杖というか、棒だが、三人とも四角い背負子つき。

違うのは俺がひょろりと背が高く。天外はガッチリ。つか、筋肉ダルマ。

お館は、ああ まあ、お子様だ。なんせ5歳だからな。


 「どうしたもんですかね、こんなじゃまともに宿すらあるかどうか。」

 

 「九音を待ちながら様子を見ておこう。さすがにいきなり山賊とかはないだろう。」


 どうだかな。これほったらかしてる領主だとない話じゃないと思うんだが。

さっきから目つきのよくない視線いくつもきてるし・・本当勘弁して。休憩ほしい。


***********************************************************************************

さて、書いては見たものの。どうだろう、このさき読みたいかな?反応なければ

封印 だねw

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

とある兵士の旅日記 @TEKERI

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ