第九話 これからは蚊帳の中


【5/9(Mon) 10:42】



 開始から一時間以上は経過した生徒総会に、多くの人間は飽き飽きしている様子だった。無理もない。内容は各委員会が年間活動や決算報告を行うだけ。事前に配られたプリントを確認するだけでも事足りる。生徒側から学校側に何か要望でも上がればその決議を執り行ったりなどもするが、ここ暫くはそんな議題など上がっていないらしい。

 これから三十分も経てば文香は生徒会選挙の演説のため壇上に上がっているわけだが、その情景は想像するだけで胃を縮こませる。こちらに関心が無いと言えど、体育館に整然と並んだ全校生徒の前で喋るのはいつになっても慣れそうにない。もうじき生徒総会は終わるのだ。覚悟をしなければ。

 

「以上、美化委員会の年間活動報告でした。何かご質問ある方はいらっしゃいますか?」

 

 委員会の活動報告に疑問を感じる人間がいたならば、体育館中央まで出てきてもらってマイクを渡し質疑応答することとなっている。これは偶に現れるが、今日はまだ文香の手元に収められたマイクは活躍していない。

 美化委員会の発表も滞りなく終わり、委員長の男子生徒はステージ端に並べられた待機席に戻っていった。そこには各委員長が鎮座しているため翔太も例外ではない。彼に緊張などないのだろうか。舞台幕の裏から普段と何一つ変わらないその無表情を眺める。次が出番だ。


「続いて、文化祭実行委員会です。宜しくお願いします」


 生徒会の進行に応じて立ち上がる。演台まで進んでマイクの高さを整え、彼はいつもの調子で歯切れよく話し始めた。


「こんにちは、文化祭実行委員長の渡部です。まずは委員会の活動方針を。その後は活動内容を、皆さんとも関係のあるクラス企画の話と絡めながら説明させていただきます。初めに――」


 ――以降、翔太の発表内容は他の委員会と大差なく当たり障りのないものだった。違いを上げるとすれば、原稿のようなメモを用意せずに喋っているということ。四月から順を追って具体的な活動計画を淡々と連ねていく。

 五月下旬に文化祭スローガン確定。六月中旬にクラス・部活出し物決め、企画書提出厳守、受理されれば予算配布。クラスTシャツデザイン及びパンフレットに載せる店舗情報提出もこの時期。七月上旬ポスター・ウェブページ作製。七月中旬に宣伝イラスト用特大パネルを各団体に配布。二学期初めにパンフレット配布。そして本番。ざっくりとこんな感じ。

 期限を忘れるなよと、文化祭参加団体に対して念押ししている意味合いが強いようだ。先日の委員会内で照査した内容を滞りなく話し終え、進行係に目配せする。


「では、質問がある方はいらっしゃいますか?」


 まさか、手が上がるとは思わなかった。三年生の列からざわつきが伝播する。「文香行って」と生徒会友人の声を受け、固まっていた足を動かす。暗がりでよく見えないがその立ち姿にはどこか覚えがある。教職員や生徒の視線を浴びながら少しずつ近づいていくと、その輪郭は鮮明になった。

 挙手した生徒は、片居木あずさだった。


「あずさ先輩、何する気ですか」

「別に何も?」


 体育館中心に設けられた質問者のスペース。そこまで出てきて仁王立ちしているあずさに小声で語りかけたが、そんな返事しか寄越してくれない。受け取ったマイクの電源を入れると、悲鳴にも似た甲高い機械音が反響した。


「三年一組、片居木あずさです」

「勿論存じています。先輩は副委員長ではないですか」

「それもそうね」


 翔太の訳がわからないといった顔が容易に想像できる。ふたりのやり取りに周囲の生徒は笑っていたが、文香はとてもそんな気にはなれなかった。どうしても初めての委員会での出来事がフラッシュバックしてしまう。

 あずさは「単刀直入問います」と前置いた。


「あなたは委員会を私物化していませんか?」


 体育館内が一瞬にして静まり返った。


「あなたは委員長に立候補する際、『委員が部活も学業も疎かにならないような運営を』と演説していましたね」

「そう記憶しています」

「確かに何もかも円滑ですよ、あなたが何もかもお膳立てしてくれるお陰で。委員からは『早く帰れる』と反応も良好です」

「では何が問題だと言うのですか」

「そこに私たちの主体性はありますか?」


 この人間は本気だ。

 八百を超える全校生徒の手前、ふたりの口調は他人行儀になっている。それが何よりも不快で、吐いてしまいそうだ。あずさは一体何がしたいのか。彼女の目に文香はもう映っていない。


「委員会では与えられた仕事だけをこなす。あなたの指示に従えば早く終えられて、部活や受験勉強に勤しむことができる。そういった意識を刷り込もうとする意志を感じます。委員が委員会活動において余計なことをしないよう、矯正しているように思えるのです」

「僕が行っている裏方作業はあくまで進行の効率化であって、委員の皆さんを決まったレールに乗せようとする意図はありませんよ」


 言いがかりとしか受け取れない主張を、翔太は毅然とした態度で受け流す。呆れたように肩を落としたのが遠目でも確認できた。


「片居木先輩。今しがた僕は説明したところですし、総務のあなたなら把握していますよね。実行委員の活動が本格化するのは六月中旬からであって、現状の運営状況ではそこまで断定できないはずです」

「だからこそいま内に、委員たちに問題意識を投げ掛ける必要がありました」


 利用したのか、生徒総会という場を。あずさの言葉を借りるなら『渡部の刷り込みが委員に根付く前に』。彼女の主張は翔太にではなく、この体育館内に四十いる文化祭実行委員に向けられたものだった。

 ステージ横で生徒会員たちがあたふたとしているのが見えた。待機席に座していたはずの瑞希が人知れず舞台裏に消えていく。


「僕が提示する運営は過去の文化祭と同様、既に確立している手順に沿っているに過ぎません。そこまで深く考えていませんよ」

「それでは、例えば往年の文化祭にはなかった新しい企画が各班より上がってきたのならどうしますか」

「⋯⋯それが素晴らしいものであるならば、実現を第一に思索するつもりです」

「では何故、去年の文実企画は頓挫したのでしょう?」


 一瞬の応答の間に、「やられた」という翔太の意思を感じた。本題はそれか。

 目に掛かった前髪が邪魔なのか、あずさは軽く首を振るった。マイクは拾わなかったが、髪と衣服が擦れる音は文香の耳に確かに届いていた。


「当時の委員長は私の友人であり、その内容についてよく相談を持ち掛けられていました。企画の構想ノートも見せてもらいましたよ。委員会自体が沸き立って、其々がやりたいことを思い思いに書き殴っていた。傍から眺めてるだけでも十分魅力的なものでした」

「それは⋯⋯」

「飽和した発想と企画。構想段階では委員たちも大いに盛り上がったかもしれないけれど、それらが委員と委員会のキャパシティをオーバーした。実現不可能となってしまった」


 初めて言い淀む翔太。それをさらに追及するあずさ。

 もう、やめて欲しい。まだ数回だけだけど、同じ仕事をこなし冗談も交わし合った。佳穂ちゃんの話題で盛り上がった。なのに何故、いまこうしてふたりは対峙しているんだ。


「だからあなたは私たちの主体性を危惧し、委員会の歯車として抑え込むことで暴走を未然に防ごうとしている。違いますか?」


 私たちは『仲間』ではないのか。

 悲痛な想いは届きそうになかった。マイクを奪って中断させたい気持ちがせり上がってきたが、あずさの威圧感に負けて足が微動だにしない。

 口が止まっていた翔太が、マイクを手に取ったのが見えた。


「⋯⋯片居木先輩が、それを言うんですか」


 零れたその一言は、文化祭実行委員長ではなく、渡部翔太個人のものだった。


「そこまでにしてください」


 割って入ってきたのは生徒会長、瑞希の声。

 あずさも翔太も我に返った様子だった。偉大な先輩の存在が、いまは本当にありがたい。


「時間が押しています。運営形態に不満があるのでしたら、のちに不信任案を提出願います」

「⋯⋯失礼しました。こちらからは以上です。お答えいただきありがとうございました」


 もう、限界だった。親しい人たちが赤の他人みたく言葉を交え、相手を傷つけるのが。返ってきたマイクは、いまだあずさの熱が籠っている。

 

「なんて顔してんの」

「⋯⋯誰の、所為ですか」


 ポンと文香の頭に手を添えて、あずさは自身のクラスの列に何食わぬ顔で帰っていった。壇上では翔太も自身の席に戻っている。その佇まいは日頃の彼と何も変わらなくて、ふたりのことが何も分からなくなってくる。

 マイクの電源はまだ入っていた。さっきの会話は拾われただろうか、なんて気にする余裕すら、いまの文香には持ち合わせていなかった。

 スイッチを切っても筒状のそれは、暫くは熱を孕んだままだった。



【10:54】

【12:31】



「文香ちゃん、演説良かったよー⋯⋯ってどこ行くのー?」

「ごめん仕事っ!」


 渚には悪いが、その後の立会演説会のことは何も覚えていなかった。過去の自分はうまくやってくれたようだが、それよりも気にしなければならない問題がある。四限終了のチャイムと同時に消えた翔太を追って、文香も教室を抜け出す。

 三年生フロアである教室棟二階、そこでようやく翔太の背を捉えた。と思いきやその隣にはあずさも並んでいる。職員棟にかかる渡り廊下にて、やっとの思いで二人に追いつく。


「松木? どうしたそんな急いで」

「フミちゃんも何か用事?」

「それは⋯⋯こっちの⋯⋯台詞です⋯⋯」


 切らした息が整うまでふたりは待ってくれた。思い当たることがあるのか、翔太とあずさは顔を見合わせバツの悪そうな相好を見せる。当然だ。これで惚けようものならその横っ面を引っ叩いてやるところだった。男子だろうと先輩だろうと容赦はしない。


「さっき、なんでふたりは⋯⋯」

「おや三人とも」


 口を開いたところで、穏やかな声音が背後から文香たちに向けられた。文実の顧問、大川だ。口元に皺を寄せ、優し気な笑みを作っている。


「丁度良かった、呼びに行こうとしていたところでした。ついてきてくれますね?」


 先生の手前、あずさも翔太も息を呑む。恐らくふたりは大川に会うために職員室に向かっていたのだろう。「短くすみますから」と述べる大川に抑圧の意図は無くとも、どうしても生徒側は委縮してしまう。三人とも力なく「はい」と応じるしかなかった。


「――いや、高校生っていいですね」


 普段は進路相談などで使われる四人掛けの机。敷居はあるが、職員室の正面に位置している為先生たちの往来が激しくて気が散る。大川の隣なら尚更だった。

 思いもしない切り出し方に、三人の頭上にハテナが浮かぶ。

 

「私は嫌いではないんですよ? こういうバチバチとした舌戦は。是非とも若い内からどんどん友達と衝突して、関係を深め合っていただきたい」

「はぁ⋯⋯」

「ただ今回は少し、口出しさせていただきますね」


 声色は変わっていないのに、本題に入っただけで緊張感が走る。当事者のふたりはこれでもかという程、途端に背筋が伸び切った。

 最初に矛先が向けられたのはやはり、あずさだった。


「片居木さん。あなたの追及に思いやりの心はありましたか?」


 喉が微かに動いた。数度瞬きをし、横目で翔太を見やる。


「渡部くんの用意周到さは確かに目を見張るものがあります。度を越せば人の行動を制約しかねませんが⋯⋯現状、彼の行為は委員を気遣っての物種であることに変わりはありません。彼が裏でよく務めていたのは知っていますよね。片居木さんはその努力に配慮しましたか?」

「⋯⋯いえ」

「それはいけません。礼節を重んじる心は弓道にて培われているはずです。それを自分だけに向けず、他者を慮ること」

「はい」

「渡部くんもです」


 唐突に言葉を向けられ、翔太も大きく目を見張る。特徴的な太眉が数ミリ上昇した。


「もっと足並みを合わせること。些か君は先走り過ぎる」

「はい」

「親切と押し付けは表裏一体ですから注意が必要です。『適当』、ですよ。その人の能力を正しく理解して、適当に仕事を割り振ること。去年も総務を務めていたあなたならできると信じていますよ」


 確かに、委員会発足前から誰が顧問になるかを把握して話を通し、生徒会長にも監督役を設けるよう提言するなんて行き過ぎているようにも思える。そんなに予想外が怖いのだろうか。


「イレギュラー、いいではありませんか。怖がらず存分に楽しんでください。しかし常識知らずになってはいけません。目指すは常識外れです。その線引きはちゃんと見極めなさい。いいですね?」

「はい」


 と確認を取る大川に、ふたりは判然とした返事をした。「最後に」と、変わらない語調で続ける。


「もう高校生は十分に大人だと私は考えています。仲直りしなさい、なんて甘いことは言いません。誰しも譲れないものはありますからね」


 机の上で、大川は手を握り直した。刻まれた無数の皺は、文香たちのおおよそ四倍弱の時を生きてきたその体現だろう。頭髪に混じっている白髪は父よりもずっと多く、何か特別な気分になった。


「其々立場を理解して、最低限の折り合いをつけなさい」


 決して優しい言葉ではなかったが、突き放されたわけでもなかった。

 もう一度「いいですね?」と問われ、今度は文香も一緒に応じた。その反応を受け、大川は頬を綻ばす。

 

「でも生徒会さんに迷惑をかけたのは変わりないので、そこはちゃんと謝罪しましょうね」

「失礼しましたっ」

「えっ⋯⋯? いや、ホントですよ。もう⋯⋯!」


 最後ではないじゃないか。そんな大川の言葉に従って、その場であずさと翔太のふたりは頭を下げた。唐突な出来事と、ふたりが動くタイミングが合致し過ぎていたのが面白くて何かどうでもよくなってしまった。

 いの一番に立ち上がった大川は満足気だった。


「⋯⋯さて、私はお腹が空いてしまいました。その様子じゃ皆さんもまだですね? これくらいでお開きにしましょう」


 何やら子どもっぽいことを口にしてはいるが、これが大人の余裕だろうか。その背はとかく大きなものに感じられた。



【12:40】



 気まずい。とりあえず間に挟むのはやめて欲しい。

 職員室から戻る帰り道、文香たちは通りかかる三年生たちから好機の視線を向けられ続けていた。生徒総会騒動の張本人が並んで歩いていればそうもなるだろう。ただでさえ他学年のフロアは緊張するというのに。

 教室棟から特別棟へ向かう渡り廊下でようやく人波から抜けられ、文香はホッと胸を撫で下ろした。


「いやふたりとも、どこまでついてくるんですか」

「あら? 昼会議するんじゃないの?」

「ここ最近月曜日のお昼は集まってたから、流れで文化室かなーって」


 各々の教室へと向かう分かれ道でも別れない文香とあずさに、半ばノリツッコミにも似たリアクションで翔太は振り返った。てっきり今日もミーティングはあるものかと思い、足はごく自然に文化室へと向かっている。


「まぁ確かに、俺は行くつもりでしたけど」

「まーた委員長は何かそうやって企ててー」

「片居木先輩反省してないでしょ。もうちょっと色を出してくださいよ」

「はい、申し訳申し訳」


 茶化すあずさに呆れる翔太。いつもと変わらないやり取り。本当に、何一つ。

 何を信じればよいのだろう。今日見えかけたふたりの本性は、もう当分人前に表出することはないだろう。片居木あずさ、そして渡部翔太という人物を形成する何か本質的な部分に触れないでいて、仲間になれていると真に言えるのだろうか。くだらない応酬を繰り返しているふたりの背が、どんどん遠ざかっていく。それが何より不安で堪らない。

 訊きたい。あずさは何が気に障ったのか。翔太の見てきた去年の委員会はどんなものだったのか。それでも、目の前にいるはずのふたりに手が届かなくて、文香は視線を窓の外に逃すしかなかった。

 渡り廊下の窓ガラスは大きく、文化室の中まで見通すことができた。窓際にいる悠人がこちらを見ていた気がする。その奥で二人分の人影が動いたのも視認した。


「三人もういますね」

「あ、ホントだ」

「⋯⋯じゃ昼会議やりますか」


 やれやれといった様相だ。再び三人の足は動き始める。教室までお弁当を取りに行くか逡巡したが、そのままふたりの後について行くことにした。得体の知れない使命感に駆られた自分がいたからだ。

 文化室までたった数十メートル。翔太は脈絡もなく話し出す。


「⋯⋯文化祭が成功する保証なんて、当然だけどありません」

「集った人間も、時代も。何一つ同じものなんてないからね」

「はい。だから少し恐れていたのかもしれません」


 言って、あずさを顔を向ける。彼女の身長を下回る翔太は文香と同様、目を合わせるには見上げる必要がある。


「最初の委員会で片居木先輩に言ったこと、忘れてませんよね」

「勿論。ちゃんと支えて見せますよ渡部委員長。フミちゃんもいることだしね」

「⋯⋯えっ? そこで私出しますか?」

「なんだよ釣れないなぁー、監督係さんは」

「いや私も当然、全力バックアップですよ?」


 そんな調子に発展してしまった会話の横で、翔太の口角は軽く綻んでいた。多分本人も気付いていない、佳穂といた時のような自然な笑い。それだけで今日の出来事は、全て最初から嘘だったかのような錯覚に見舞われた。

 もしかしたら今日みたく内側から問題を提示し続けることが、あずさが選択したサポートの形なのかもしれない。そして瑞希はその危うさをいち早く理解していたが故に、文香に役職を与えたのではないだろうか。文香は改めて、自身の立場を噛み締めた。


 『文化祭実行委員会監督係』


 なればこそ、その肩書に相応しい仕事を果たさなければ。 

 翔太が一番に文化室の戸に手を掛け、解放した。その背後で文香は、襟の記章を撫でつけながらに思う。

 片居木あずさの事を、渡部翔太の事を、皆の事を文香は何も知らない。けれどそれは悲観する程のことではない。もう蚊帳の外ではないのだから、時間を掛けてこれから少しずつ知っていけばいい。文香は今年の文化祭実行委員会の、紛れもない当事者なのだから。

 簡素な造りをした記章の触り心地は、いまの文香には少しも物足りなく思えていた。



【12:42】

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