第六話 あなたのこと、わたしのこと。
【5/18(Wed) 16:42】
「叫んでも大丈夫かな?」
「え⋯⋯どうでしょう、人はいませんし⋯⋯」
「あああああっ!!」
急に発せられた咆哮に、茜は反射的に肩をビクつかせた。初めて見る余裕の無い先輩を前に、ただたじろぐことしかできない。「悔しいーっ!!」と唸る文香の面貌はまた泣き出してしまいそうに歪んでいる。
何事かと不審に思ったスタッフが松連庵から顔を出していたが、隣にいる茜の姿を捉え、また室内に消えていった。どうやら事情を察してくれたようだが申し訳ない気持ちになる。
「ふぅぅ⋯⋯はぁ、ほぉぅぅ⋯⋯よし、もう大丈夫!」
小さな身体を大きく膨らませて深呼吸を繰り返した文香。一旦は落ち着いたみたいだが、その笑みは無理をしているようで見ていて胸が締まる。腫らした目元を擦りながら向き直ると、経緯を沸々と語り始めてくれた。
「次の大会の団体戦、レギュラーになれなかったの」
「弓道の、ですよね」
「そう」
思えば弓道着姿の文香は初めて見る。癖毛を高い位置で一括りにしたポニーテールも新鮮だ。露わになったうなじの輪郭は体躯同様に細かった。
「全国総体都予選。俗に言うインターハイってやつの東京都代表を決める予選大会。五人チームで、そこに入るには同学年内で二番目にならなきゃだったの」
「それは⋯⋯」
「あずさ先輩と公式の場に立てる、最後のチャンスだったんだ」
文香の顔には笑顔が張り付いたままだったが、その頬にまた涙が伝う。本人それに気づいていない様子だったが、狼狽える茜を前に察して、再び目元を乱暴に拭った。
「大切な人なんですね」
「⋯⋯うん。入学した時からずっと目標」
何度も組み替える自身の手をただただ眺めながら文香は零す。茜の知らない情景に思いを馳せているのだろう。新入生の文香も、先輩になったばかりのあずさも想像できない。
「遠いよ⋯⋯私は、先輩みたいに強くなれない」
それからの言葉は多分、茜に向けられたものではなかった。事実はとても苦いけれど、一つたりとも余さないよう奥歯で細かく噛み潰す。文香はそんな面持ちをしていた。
上げられた顔が夕陽色に染め上げられる。もう一度開かれた口から発せられた声音は、彼女の祈りそのものだった。
「あの人みたいになりたい」
そう漏らす文香の目は、果てしなく彼方に向いていたような気がした。その視線をなぞった先では、ようやく青葉をつけた梅の枝が空を色濃く覆っている。
梅が咲くには、冬を一つ越えなければならない。百草園の花たちが彩を手にするのは、まだずっと先のことだ。
「⋯⋯なんてねっ」
そう、文香は言葉を隠すように破顔した。
風に揺れる木々の音が沈黙を掻き消していく。私とこの先輩はどこか似ている。だけど、決定的に何かが違う。セーラー服と弓道着の色味はどちらも白黒で似ていて、いまは肩が触れ合う程近くにいるはずの文香なのに。その存在はどんどん遠ざかっていく。
しかし文香はそれを良しとしなかった。
「茜ちゃんのこと、聞かせてくれないかな」
「私は⋯⋯先輩みたいに大した理由じゃないですから」
「そんなことないよっ」
距離が更に詰められる。茜の手を握ってきた文香の指先は、相変わらず温かかった。文香の熱が侵食してくる感覚は心地いい。それでも、いまだけは煩わしい。
「私なんて、とても」
目を逸らしても、文香は覗き込む仕草で視界に入り込んできた。この人は、物事に対してあまりにも実直過ぎる。
「いまの話だって、多分あずさ先輩からしたらどうでもいい話で。でも私にとっては凄く大事な問題で⋯⋯茜ちゃんにとっても、それは同じはず。だから、そんなに卑下しないで」
自分でも考えが纏まっていないのに。今しがた自分こそが打ちのめされたばかりだというのに、なぜ松木文香はこうも真っ直ぐなのだろう。それが彼女の行き着いた、困難に立ち向かう際の手段なのだろうか。何事も、正面から。
茜を捉えて離さない双眸を前に、
「⋯⋯そうしてしまうのは、多分私は自己肯定感が低いからなんです」
気がつけば口は開かれていた。
「何か、自分の考えとか発言とか、自信が持てなくて」
「⋯⋯うん」
「自分の拙い言葉で勘違いされるのが、怖い。自分の字や絵が大したものじゃないって思われるのが怖いです。自分の積み重ねが、否定されるのが⋯⋯いえ、本当はそんなもの無いのかも」
文香は一心に、茜の言葉を待ってくれている。
自分の感情を言語化するのは難しい。考えが整理できていないのは茜も同じ。それでも言葉が溢れてくるのは、どこか他人に心情を話したいと思っていた自分がいたからかもしれない。
「でも、こっちから何もできないのに評価して欲しい自分もいて⋯⋯だからどうでもいいような人の目が気になったりして、どんどん身動きが取れなくなって。行動に明確な理由がなくて、それで今日は友達に迷惑をかけてしまって⋯⋯」
菜々花に健一、そして翔太。今日の自分は何をしているのだろう。思い返す度に情けなくなってくる。
「私を信じられない私が、嫌いです⋯⋯」
誰よりも先に自分を否定してしまうのは、身を守る為だ。誰から攻撃されるわけでもないのに、ひたすらに自分で自分を貶め続けて、自己嫌悪を繰り返して。
私は全然『いい子』なんかじゃない。里子から、大切な人から貰ったものを信じることができていないから。
「もう、ぐちゃぐちゃですよね」
「分かるよ。凄く分かる」
文香は大きく頷いて同調してくれている。弾むポニーテールは、彼女が持つ雄健さを体現しているようだった。
「でも文香先輩は、いつも行動に移せてるじゃないですか」
言ってから口を紡いでも遅い。先輩に対して、なんて失礼な口の利き方をしてしまったのだろう。少しだけ語気の上がった自分の声が耳障りで、茜はまた自分を恥じた。
どこか可笑しかったのか、「ふふっ」と少しだけ吹き出した。一瞬だけ目を伏せて、何かを逡巡したのちにまた口を動かす。
「ここだけの話ね。私が生徒会に入った理由って、あずさ先輩に見合う後輩になりたくて、自分に箔をつける為だったりするの」
「えっ」
「弓道も同じ。先輩と同じものをやれば、少しは高尚な存在になれるかなって」
それは、意外な胸の内だった。「浅ましいでしょ」と笑う文香になんて返せばいいか分からなくなる。もしかしたら文香も、茜のように誰かに打ち明ける日を待っていたのかもしれない。
「ほら、私ちっちゃいからさ。誇れるものが無いから、だから少しでも大きく見せようと思って。私ってそんなのばっかりだよ?」
茜と同じだった。自分には無い、誰かが持ち得ている何かを切望する姿は。
けれどひとつだけ違う。文香のそれは羨望だが、茜の根底にあるのは、自己嫌悪からなる嫉妬に他ならない。本当はそんなこと、ずっと前から知っていた――。
「今日、茜ちゃんの悩みをちょっとでも聞けて良かった。みんな似たような悩み抱えてるんだって、安心できた」
だから、優しい言葉を向けないで欲しい。感情を共有すればするほど、自分ばかりが醜い存在に思えて仕方がない。
口を閉ざしてしまった茜を見兼ねてか、文香はその手を一層強くに握り締めた。彼女の左の掌、親指と小指の付け根にあるマメが茜の肌を引っ掻く。日々の努力の証だろう。手にマメができた経験など、茜にはない。
文香はその小さな手足でひたむきに前進しようとしているのに、私なんて周囲ばかり気にして、言われてもいない言葉を勝手に作り出しては、また自己嫌悪に浸って――。
「茜ちゃんは字綺麗だし、何もかも丁寧だし、髪さらさらだし⋯⋯あと可愛いっ!」
「ええっ!?」
唐突な賞賛に思わず咳込んでしまう。
文香の顔が赤らんで見えるのは、果たして夕陽の所為だろうか。もしかしたら茜の姿も、相手にそう映り込んでいるかもしれない。脳裏を巡り巡っていた負の感情は、イレギュラーを前にいとも容易く吹き飛んでしまっていた。
「私は茜ちゃんの字が見たい。絵も見たい。茜ちゃんと一緒に、文化祭を成功させたい。私は茜ちゃんのこと、大好きだよ」
「だから」。文香はまた大きく息を呑んだ。
「私が好きな人のことを、嫌いにならないで欲しいな」
余りに、甘美な言葉。首元の筋肉が微かに強ばり、額に滲んだ汗が身体を冷ますのを感じ取った。見透かされているような感覚がしてならなかった。茜のことを必死に想ってくれている文香の想いを、そう受け取ってしまう自分がやはり情けない。
「でも、私は」
「分かってる」
そんな内情は露知らず、文香は止めない。
「人に何か言われたくらいで変われるなら、苦労しないよね」
――多分、本当に似ているんだ。文香自身も同じ葛藤を抱いているから、茜の的を射ることができるんだ。
茜は確信した。文香の言葉は、彼女自身も欲しているのだと。
「だけどちゃんと耳を傾けて欲しいな。あなたの事を慕う人間は、いっぱいいるから」
最後のそのメッセージだけは茜の胸に深く馴染んで、指先にまで満たされていった。
「⋯⋯なに後輩に泣きついてんの」
「っ、あずさ先輩!!」
いつから居たのだろうか。背後に現れたあずさの姿に、ふたりして驚嘆の声を上げた。文香と同じく弓道着を身に纏った彼女は、呆れ顔を見せながら対面の椅子に腰を下ろす。離れてく文香の温もりが少しだけ名残惜しかった。
「追いかけてきてくれたんですか?」
「いや、今日のノルマ終わったから夕涼みに」
「えぇ⋯⋯」
相変わらずのマイペースっぷりに、文香はわざとらしく落胆の色を見せた。
頬杖をついてこちらを眺めるあずさはどこか色気を感じさせる。文香と同様髪を括っている為、普段は隠されている顔の輪郭や耳の形が晒されているからだろうか。右目に泣き黒子が二つも並んでいるなんて知らなかった。
「文香」
冷めきった声で名前を呼ばれた文香は、背筋をピンと張り上げた。見てるこちらまで緊張してしまう。
「技術的な面では私も尽力する。だけどそっから先はあなたの問題だからね」
「⋯⋯はい」
あずさの口角は上がったままだったが、それは間違いなく叱責であった。納得いかなそうな文香に、あずさは構わず続ける。
「個人戦で勝ち進めばいいのさ。決勝まで来れば同じ立で弓を引ける」
「それじゃ敵じゃないですか」
「不服? でもそうすれば、射詰でずっと一緒にいられるよ」
『イヅメ』が何かは分からないが、文香の苦い表情からして難儀なことなのだろうと推察する。それ以前に、自分は決勝まで残れると信じて疑わないあずさの自負心はどこから湧いて来るのだろう。
唇の下では、歯を食いしばっているのだろう。少々歪んだ表情をしている文香は威勢よく立ち上がり、あずさの横を駆け抜けていった。
「じゃああずさ先輩倒す為に練習して来ますーっ!!」
「はいはいいってらっしゃーい」
「茜ちゃんまたねぇーっ!!」
「あっ⋯⋯はい!」
声を荒げる彼女の姿は途端に見えなくなった。
今度はあずさとふたりきり。
「⋯⋯文香先輩は、他の言葉を欲しがっていたと思うのですが⋯⋯」
「それは本当に必要?」
「えっ⋯⋯わ、私は、お話できて嬉しかったです⋯⋯」
「じゃあ茜ちゃんもフミちゃんと同じ、私と正反対のタイプだ」
きっぱりと言い切るあずさの気迫に負けて、茜は押し黙ることしかできなくなった。こんな凄みある先輩を文香や香苗はいつも相手にしているのか。
その様子を見て流石に悪いと思ったのか、「どっちが正しいって話じゃないから」とあずさは付け加えた。
「あの子は何分、感情的過ぎる。それなら尚の事、自分自身で解決させなきゃ」
言って、あずさは茜の横に座り直す。改めて接近して見ると、その端正な横顔は黄金比で形成されているかの如く美しい。眦にある二つの黒点は、彼女の抑えきれない魅力を外に溢れさせる為に存在しているようだった。
そんな茜の視線に気づいたあずさは口元で指を一本立てて、
「オフレコ」
と悪戯っぽく告げた。
本人はそんな意図、欠片も持ち得ていないのだろう。それでも、誰もが彼女に惹かれてしまう理由をここに見た気がした。
あずさはもう先程のことには触れないらしく、展望台から見える景色に向かって合唱している。踏みいってはいけない領分のように思えて、瞳を閉ざしている間は声をかけるのさえ憚られた。
「あの⋯⋯何をしてるんですか?」
「フミちゃん曰く、お祈り」
「お祈り⋯⋯?」
「素敵だなって感じたものに、何かお願いごとをするんだって」
どういうことだろう。文香はそんなことをしているのか、と自然に口角が綻ぶ。
素敵なものに、お願いごと。残光が霞む暗み出した空は暮色に満たされていて綺麗だったけど、それ以上に美しいものが目の前にいた。
「あずさ先輩のように自分を信じれるようになるには、どうすればいいですか⋯⋯?」
咄嗟に唇は問いを紡いでいた。
「お。私を素敵なものとして捉えてくれてる? そういう意味じゃない気はするけどなぁ」
「す、すみません。でも、私は私に、自信が持てなくて⋯⋯」
自分と文香を正反対だと言うのなら、どういう答えを返してくれるのだろう。そういう意図があったのだと、口にしてから自覚した。失礼ではないかとも思ったがあずさの前では憂慮だった。
「いまの私を形作ってくれた人のことを、その教えを、その時間を私は信じて疑わない。ただそれだけよ」
慮る素振りすら見せずあずさは回答した。
「茜ちゃんにもそういう人いるでしょ」
「います。大切な人です⋯⋯けど、会うのが少しだけ怖くて」
何を怖がっているかは茜自身も分からない。
「先が不安だなんて、そんなことはいっぱいある。でも想定していた悪いことが起こるなんて滅多にない」
「そう、ですか?」
「思い出してみなよ」
アドバイスを乞うて、其々の伝え方で教えてくれた優花と香苗。緊張してしまったけれどクラスメイトは変に茶化すことなく報告を聞いてくれたし、畑中もサポートしてくれた。下の名前で呼んだ時の文香の嬉しそうな顔も鮮明に焼き付いている。話題のひとつも持たずに文化室に乗り込んだのに、翔太と充足感のある時間を過ごすことができた。その所為で菜々花と健一の時間を奪ってしまったけれど、ふたりは信じて疑わず到着を待ってくれていた。正直な気持ち、一員だとはっきり認識されていて嬉しかった。
最初は不安しかなかった委員会総務だって、先輩たちはみんな親身になってくれた。今日だって翔太に文香、あずさは茜の悩みに聞き入ってくれている。
行動してみて返ってきた反応は、どれも本当に後悔するようなものだっただろうか。悪意なんて向けられた瞬間が刹那でもあっただろうか。それは、全部茜が生み出した虚像に過ぎない。
「それでも怖いなら引き返せなくしてみな。私からは以上」
あずさはそう言い切って立ち上がった。気づけばもう閉園五分前だった。
茜を顧みず進むあずさの足取りは早かったけれど、偉大な先輩の背中を追うのはどこか心地いい感覚に満ちていた。
【16:49】
「じゃあ」
「はい。今日はありがとうございました。文香先輩にもお伝えください」
手をパラパラと振って弓道場に消えていくあずさを見送って、茜は家路に着いた。
百草園名物の激坂とは反対方向の道を行く。こちらの傾斜も厳しいが、中学校に向かうルートとして使っていた道でもあるので慣れてしまっていた。
ふと、鞄の中でスマートフォンが震えたことで足が止まる。取り出して確認してみると、それは健一が美術部一年生のグループに発信したメッセージだった。
≪土曜の放課後バレー部休みんなった! 来週もうテスト週間だし、共同制作完成させね?≫
今週は土曜日にも四限まで授業がある。逆に言えば放課後は存分に時間が取れるわけだ。共同制作はもう半分近くまで仕上がってきているが、全部活動が禁止になるテスト週間を跨げばモチベーションが落ちてしまうかもしれない。健一のそれはとかく両案に思えた。
既読を付けずそのままスクールバッグに仕舞おうとして、あずさの言葉が反芻された。「引き返せなくしてみな」と。いまのままでは、何も変わることができない。小さな一歩でも構わない。もう、菜々花と健一を待たせるわけにはいかない。
≪スタンプを送信しました≫
一分以内。茜史上最速の返信だったと思われる。思い立てばなんとも簡単で、想像以上の速さで指は動いた。
メッセージだったらもっと時間がかかったのは確かだ。いつもは自分で文章を作る際、当たり障りのない公式アカウントのトークで下書きを打ち込み、変な部分がないか照査してから返信しているからである。それに比べていましがた送信したスタンプは無料で配信されている無難なものであったが、茜にとっては間違いなく大きな一歩だった。
もう一度あずさの言葉が想起される。グループを閉じ、トーク一覧をスクロールした。日頃からトークアプリを多用しているわけではないので、目当ての人物はすぐに見つかった。それは、茜の父のアカウントであった。
なんて打ち込もうか逡巡する。父が家に帰ってくれば伝えられること。だけど、時間が空いてしまえば決心が揺らいでしまいそう。引き返せない状況を、自ら作り出さなければ。自分の解決ができるのは、自分ひとりだけ。
≪明日私ひとりで、おばあちゃんに会いに行きたい≫
送信してみれば、これ以上なく簡素なものだった。
既読が付いたかとか、そんな確認は後にしてスマホを鞄の奥に押し込む。家族相手に何を緊張しているのか。家に向かう足取りは確かに早まっていて、いまにも駆け出しそうであった。
下り坂を進むのは登る時より難しい。だからついつい小走り気味になる。速さに身を任せた方が却って安全かもしれない。そういう時分が必ずある。
いまがその時だと、茜は思った。
【17:05】
イイタタ!! ――百草高校文化祭実行委員会―― tototo @tototo10
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