わたしはカクヨムコンでほとほと疲れておりました。
なんであんなに読者選考って疲れるんでしょう?
メンタルはボロ布のようになった頃、この作品に出会ったのであります。
「ワル」?
いや、あの、「悪」じゃなくて?
主人公・渡辺は次々と多角的な視点で常人には理解できないワルを繰り広げていきます。ここポイント。
この渡辺のワルを人生の中心に据えた生き様がこの作品の最大の見せ場なんですが、いつもわたしの心に癒しをくれるのは、竜二でした。
どーしよーもないギャグの中に、いつも真剣に切り込んでいく竜二。
渡辺を子供の頃から尊敬し、愛し続け、絶対に疑うことも裏切ることもない彼の姿が、回を増すごとに浮き彫りとなっていったのです。
そうしていつの間にか竜二の出待ち!
何も考えずに頭を空っぽにしたい時、この作品は最高の作品です。
時間をかけることさえ惜しいと思わない。
わたしはこれを読み続けようと意固地になり、お風呂で寝落ちしたこともあります。
あまり長編作品を読まないわたしでも、日に10話読んでしまうほどの珍妙な話の数々。
わたしの書くものとはあまりにかけ離れすぎていて、その距離感がかえって心地よく感じられました。
さあ、次は皆さんの番です。
皆で竜二を応援しましょう!――の会、会長に立候補します!
続きが楽しみです。
毎日こまめに連載を続けてくれてありがとうございます! 完結、待ってます!