「どれだけその一文を噛み締められるか」 byヒヅキ



「よう、お客人。手放しで歓迎したいところなんだが、一つだけ問わせてくれ。……あんた誰だ?」


『裏設定のストーリーテラー《Talker》だよ!!

そうそう。【性質】が不安定だからいきなり幼女化したり、好青年と化したりするけどよろしくね!!』


「察するに、今回依頼を受けた作品の語り部か、納得した。俺はヒヅキだ。まあ、よろしく頼む」


『よろしくね!! おにーちゃん!!』


「宣言通りの変幻自在だな。ああさて、とりあえず作品の概要でも説明してもらうとするかな?」


『そうですね……

簡単に言えば、がタイトルなんですがそれじゃダメなので説明すると、限界まで文字を削った〈怖いモノ〉を書いてみよう。と言う事で私たち【性質】を創ったあるじが書いたものです』


「資料にも実物にも目を通してきたが、なかなか趣深い試みだったな。一語の擬音などをテーマに一文で完結する世界か」


『えぇ(笑)そうですね』


「こう、大作長編を読み終えた時とはまた違う余韻があるな。俺は嫌いじゃないぜ」


『ありがとうねぇ…… お兄さんよ……』


「うわ、そんなキャラ内包してるのか。……じゃなくて、ホラーテイストのジャンルとしても、斬新な試みだと思うぜ。今後、アレを目にした人たちがどういう評価を下すのか楽しみだ」


『俺にゃわかんねぇが、たぶん悪い評価は来ないと思うね』


「あと、想像力を養うにはちょうどいいかもしれんね。人によって連想する光景は違うだろうし。それおこそ、ホラー表現に馴染みのある人なら、より鮮明に克明に状況を脳内で描写しちまうんだろうな」


『ははは…… たぶん、そんなんでしょうね。』


「……さて、これだけ褒めときゃいいだろ。読み手によって解釈の異なる作品ってのは往々にしてあるが、これはとことんその方向に突き抜けた一作だ。……というか、構成上そうならざるを得ないんだけどな」


『確かにそうですね!!』


「てなわけで、興味を持った読者がいるなら、試しに手を出してみるのもいいんじゃないか?案外、自分の知らない自分が見えるかもしんねえぜ?」


『まだまだあるじ様も知らない私たち【性質】に会えるかもしれないですね』


「さて、そろそろ語る事もなくなってきたから締めに移りたいんだが、何か言っておきたいことはあるか?」


あるじさんの話だと最低あと4話、好評なら更にプラスする予定だそうだ。気がノれば〈1文のシリーズ〉として他のパターンも書くと』(21/4/21時点)


「そんじゃ、今回はこれで終いだ。また呼び出されることがあれば会おうや」


『シリーズが出来たらまた挨拶に!!』






↓まずはおひとついかがですか?


『1文の恐怖』


https://kakuyomu.jp/works/1177354055561466276

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