「この二人、いずれはどういう関係になるのかしらね?」 byロジィ
「今回のインタビューは、超久しぶりにこの私、ロジィが務めますわよ!まずは、今回の主役たちに登場してもらっちゃおうかしら。さ、ふたりともこっちへおいでなさいな」
『初めまして ろじぃ!青丹は青丹だ!』
『…緋彩…』
「はい、お名前ありがとう。色々と聞きたいことはあるのだけど……とりあえず、緋彩君」
『……な、なんだ?』
「そこの青丹ちゃんを、養女として私に預ける気はないかしら?磨けば光る素質があると思うのよね。もちろん、女の子としてね?」
『…は??青丹は祓い屋としては確かに優秀だとは思うが…女の子って性格じゃないぞ…?まあ、仕事出来なくなるから渡せねぇけど…』
『ヒーロ、青丹ヒーロに付いてくって決めてるぞ?あとヒーロは仕事に囚われすぎだ』
「あらそう、残念ね。まあ、実際にやろうとしても、見えざる手によって阻止されるんでしょうけど」
『見えざる手……?』
「何でもないわ、あっちの話よ。それより、二人が出会った経緯とかを聞かせてもらえる?」
『騙された』
『ジジイに売り飛ばされた!』
「端的な割にインパクトがすごいんだけど!?個人的にとても気になるけど、ここは好奇心をぐっと抑えるとして。じゃあ次は……せっかくだから、お互いの事を紹介してもらえるかしら。自己紹介をしてもらうよりも、それぞれ相手の事を紹介してもらう方が面白そうだしね」
『青丹から!ヒーロは…悪い奴じゃない……と思う。それと、体力が無くて純粋で溜息の多い……男…?』
『おい、……はあ、青丹は祓い屋のクセに危なっかしくて妖の事を全く知らない体力お化け…ってとこか』
「うんうん、二人が互いの事をどう捉えてるかよくわかるわね。……さりげなく互いに毒を含んでいるのはご愛敬ということで。それで、そんな二人が生きているのはどんな世界なのかしら?」
『…えっと、妖が当たり前にいる…ここで言うと……平安時代って言ったか?』
『中期あたりとも言ってた気がするぞ!』
「これを読んでいる紳士淑女のみんなにとっては過去の世界のお話って事になるのかしらね。そういう時代のお話が好きな人にはお勧めできるかもしれないわね」
『ただ、読んでいる奴らの知っているものとは少し違うかもしれないな』
『ま、青丹たちの話だからなー』
「なるほどね。ちなみに、二人の足跡を追うにあたって、注目すべき部分なんかはあるのかしら?」
『人間がほぼいないところ?』
『もっと言うべきことがあるだろ…。妖怪と俺たちの関わりとか』
「だそうよ。興味を持った人は、二人の終着点を見届けてみるのも一興だと思うわ」
『青丹たちの戦いはこれからだ!!』
『おいコラ青丹やめろ』
「そんな終点を迎えないことを願っているわ。じゃあ最後に、二人から一言ずつもらって終わりにしましょうか」
『青丹うるさいだけじゃ無いからな?ほんとだぞ?』
『はいはい、…あーそうだな…俺たちのこと見守っていて欲しい…それくらいか』
「はい、お疲れさま。それじゃ、今回はこのあたりで。またいつか会いましょう」
ひょんな事から共に歩み始めた二人。はてさて、その行く手には何があるのやら?↓
『緋色と青丹』
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