つくづく敵わないへの応援コメント
拝読いたしました。
とても切なかったです……
この物語そのものが、「朝露」のように透明に、儚く感じられました。
3章の「私はここにいるって認められてるみたいで。」という朝露さんの独白が、大輔さんに彼女が願っていたことと、真実を語れない悲しさが込められているように思えて、特に印象に残りました。
素敵な物語でした。
ありがとうございました。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
物語そのものを“朝露”みたいな雰囲気を持たせたかったので、水本さんの感想を読んで安心しました。
三章の独白は、蛇足的な感じもすると思うんですが、朝露視点からも書いてあげたかったなぁと思って書きました。
朝露ちゃんの気持ちがすこしでも伝わったのなら幸いです。
こちらこそ、素敵な感想をありがとうございました!
君は、『朝露』への応援コメント
なんて綺麗な物語なんでしょうか。どストライクだったので、何回か読み返してしまいました。
主人公の見た世界の書き方が本当に素晴らしいと思います。すごく自然なのに、儚い感じが伝わってきます。確かに主人公の目の前で起きている出来事なのに何となく、遠い所から眺めているような雰囲気がしました。
その感覚のまま、朝霧が消えてしまった、と来たので、どんどん朝霧の世界に引き込まれてしまいました。
すごく感動しました。ありがとうございました…!
作者からの返信
コメントありがとうございます!
瞳さんのドストライクとか嬉しすぎます。
遠い所から眺めているような感じがしたなら、私が狙っていたことだったので、最高の褒め言葉です。
儚い感じを自然にどうやって出すか。これがこの朝露という作品でやりたかったことの一つです。できていたなら嬉しいです。
こちらこそ、素敵な感想とレビューをありがとうございました!
君は、『朝露』への応援コメント
ただ、いつもみたいなからっぽな会話をしたい。
言えるとしたら、儚さが増しているとしか言えない。
しばらくそこで、俺はもうとっくにいなくなってる朝露の背中を見ていた。
キラキラ輝く朝露のような言葉の数々が、そこかしこに散りばめられ、聖願心理ワールドを創り上げていましたね。
世界は文体に宿るんだと改めて気付かされました。
それで、この大輔さんは、申し訳ないですけどこの失恋を引っ張りますね。ずーっと。だって朝露さんとの世界が終わってないもの。始まってないように見せかけて、もうすでに目と目があった瞬間から始まっていたのだし。
新しい恋をして、彼女ができたとしても、その背中に朝露さんを見てしまう。思い出してしまう。そして、「ああこの子は、朝露とは違くて、消えたりしないんだ」と言って蔑ろにしてしまいそう。「消えないんなら俺じゃあなくていいじゃんか」って。「俺が本当に愛してるのはあのとき消えちまった朝露でで、守りたかったのはあいつだから」って。
……いや、でもそうじゃない。ラストにちゃんと救いを残してますよね。読者がハッピーエンド(大輔さんが立ち直る姿)を想像できる救いを。
私が、救いがあるなと思ったのは、大輔さんが涙を流したことと「朝露だった」と過去形にしたところ。
このラストがないと、上記した『いつまでも失恋から立ち直れない主人公』を想像してしまうのですが、『泣く』=『認識、そして許容』、『過去形』=『立ち直り』の二本を立てることで、読者の読後の想像に『ハッピーエンドへ向かうための伏線』を張ったわけですね。
これで大輔さんの今後に振り幅が付けられました。だから読後、失恋のどよんとした、モヤッとした感覚だけで無く、未来へ向かう希望がふわっと現れたのだと思います。
このラストの救いは、作者の優しい心と、培われてきた感性によるものかと推察します。
うーん! 唸るほど素晴らしかったです!
ありがとうございました!
作者からの返信
長文コメントありがとうございます。
出ました、シーチさんの感動的な感想文。これを読むだけで、明日も頑張ろうと思えます笑
この『朝露』を書くにあたって、表現をかなり気にしました。儚げな雰囲気を全体的な雰囲気として描くために。
『世界は文体に宿る』『聖願心理ワールド』嬉しい言葉です。ありがとうございます。
大輔は多分一生忘れないだろうし、恋愛も朝露基準になると思います。朝露は“青春の思い出”とするには、印象が強すぎますし、重すぎます。朝露はなんてことをしたんだって感じです笑
きっと大輔と朝露はもう会うことはありません。だからこそ、互いに今後の人生にのしかかるんだと思います。
ラストをどう飾るかは正直迷いました。朝露が消えて終わるか、その少し先も描くか。結果的に後者になりました。それで良かったんだと思います。だって、朝露が消えても時間は流れていくから。
『ラストの救いは、作者の優しい心と、培われてきた感性によるものかと推測します』
ありがとうございます。ありがとうございます。感謝の言葉しか出てきません。
大輔に希望が見えたのは、きっと青春ってそういうものだからだと思います。あっという間に過ぎていってしまうけど、その時間は色濃く残り続ける。そんなものだから。
ついつい調子に乗って喋り過ぎちゃいました。
嬉しい言葉を沢山ありがとうございました。
君は、『江草朝露』への応援コメント
当たり前の事実に今更気が付いた朝露は、くるくると右手の人差し指で髪を巻いた。照れ隠しなのか癖なのかよくわからなかったが、彼女に似合ってる気がした。
コミュ力お化けのオフショットをパーンと抜いて、「よくわからない」と無感動で距離を置いて、「似合っている気がした」でグッと引き付ける。ピントが朝露さんのオフショットに合ったときに、シーンが浮かび上がるようでした。二人の距離感を遠近法で表現した見事な文章表現。お見事です。
勉強させて頂きます。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
そんな細かい表現に注目してくださるとは、私も驚きです。
でもその表現、私も気に入ってたりするんです。そこまで深く考えていたかどうかは神のみぞ知りますが笑
つくづく敵わないへの応援コメント
あれ? いつの間に……?
今気付きました。
未読1になってて。
読み返すとやっぱクライマックスは良いですよねえ。
そして。
で読点じゃなくて句点ってのもいいなってさっき読んで思いました。間の取り方、上手いなあ。しみじみ。
前回読んだときは他のところばかりに目がいってましたから、この点触れられなかったと思います。改めて感想を書いてみました。うーんこの感想こそが蛇足かな。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
実は少し前にショートショート集にあげていたものを移動させてきたんですよ。
フォローしてる人だけが気が付くという、蛇足的な番外編です(笑)
クライマックスいいですか!よかったです。
朝露は結構迷いましたから……。
間の取り方は結構気を付けているところなのでそう言ってもらえると嬉しいです!
語感とテンポは文章を書く上で大事にしています。
褒められちゃった(笑)
素敵な感想ありがとうございました。
蛇足なんかじゃないです。むしろこの返信自体が蛇足なのかもしれない。