第十三話 学園トップ

「聖連七……あの人、強すぎる」


劍は舞のことを忘れそうになるくらい、聖連七は、強くそして勇ましかった。


「大会は続行してください。私はこの、男を連れて、いきます。聖連七の命令だと、上の方にも伝えておきなさい。イムル、マムル」


「わかりました!七会長頑張ってね!」


「イムルも頑張ります!」

とイムルとマムルと言う、2人のアナウンサーが返事をする。

この光景を見る限り、この2人は、聖連七の学園の生徒なのだと、理解する。


「さぁさぁ!引き続き大会は、行いますよ!」

「あの人は見事に!連れていかれました!なので、準決勝は、舞選手が出場としたいのですが、舞選手の体は大きな傷があるので、不戦勝とし、黒崎劍選手は、そのまま決勝進出とします!」

とアナウンスが流れ自動的に劍が、決勝戦進出となる。


病室では、

「舞!大丈夫か!?」


「つ、劍くん?わたしは、大丈夫だよ」


「くそ、くそ……守れなかった」


「大丈夫だよ……これは大会なんだから……」


「いや、大会であろうとなんであろうと、お前を守るって決めたのに……」


「多分だけど、あの梶月優斗は、あの黒服のおってだと思う」


「あぁ……会長から聞いた」


「聞いてたんだ、とりあえず今は大丈夫だから、決勝戦頑張ってきよ」


「でも!なんかあったら俺は……」


「ここは明音会長とか、事実が守ってくれるみたいだから、大丈夫だよ……」


「すまん、すぐに終わらせてくる。」


舞と劍は会話を終わらせると、

劍は会場に、向かう。

だが、向かった会場の光景はあまりのものだった。



羽波が負けてるだと……

まさか舞のことで、

馬鹿かよ……


そう羽波は舞の事が心配になり、病室に行こうとするがすぐに試合が始まり、病室に行けなくなり集中が続かなくなり、負けてしまったのである。



あの黒服……許さん……許さん

会ったらぶち殺してやる……


劍の怒りは限界に到達する。


あいつは、きっとこの会場にいるはずだ。

あいつの事だ、どこか特別な場所で見てるはず。


劍は決勝戦が始まる前に、黒服を見つけ出し、倒そうという無茶考えをしているのである。しかも1人で。

そして、準決勝の、フリッツリーシャ対早瀬瞬太郎の対決が始まる。

その頃、劍は会場を出て、学校内も探しに行くが、一行に黒服の男は見つからない。


「あいつ、どこにいやがる。でてこいよ」


少しずつイラつきが抑えられなくなる劍だが、学校の屋上で、人影を見つける。



あれはあそこにいたのか……


劍は黒服らしき男をみかける。

そして、そのままダッシュで近づきに行く。


「おい、お前!何そんたところで見てんだよ」


「来ると思っていたよ、ロキ様」


「何がロキ様だ、貴方は王だ。だが、自分の事を理解していない王はいらない、お前とその父親のせいで、舞の家族や火人は死んだんだぞ?」


「何を言ってやがる?お前……いい加減にしろよ」


「それはお前の方だ」


「ちっ……聞いても無駄なようだな、ここで捕まえて存分に痛めつけてやる。」


「やれるものならやってみなさい。」


「言われなくてもなぁ!」


そう言い2人は屋上で戦闘になり、劍が煌陽剣と夜月剣をだし戦闘態勢に入る。






《あとがき》

次回、紅炎王座編の最終話です。

3人の戦闘シーンは、時間がなく書けませんでした。ですがここから、しっかりと書くので応援お願い致します。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る