【考えていること6】

2021/09/27


 「競プロ部精進編」を書きました。精進する様子をどのように描くか悩みに悩んだあげく、あのような形になりました。本当はもっと書いたほうがいいのかもしれません。しかし、同じ内容を繰り返す案しか思いつきませんでした(たとえば、動的計画法の話を書こうとすると、二分探索の話と似たような構成になってしまう)。今後、何か良い案が思いつけば書き足そうと思います。


 この作品のエンディング、というか終わらせ方はすでに考えてあります。しかし、そこまで辿り着く道のりがとても長いです。書きたいものが多い、というよりも書かなきゃいけないものが多いといった感じです。書きたいものだけ書けばおもしろくなるのかどうか、書かなきゃいけないものも含めて小説なのか。


 最近になって、私は文章を書くことは楽しめるけど、物語を作ることは楽しめていないのかもしれない、と思うようになりました。この【考えていること】シリーズを書くことは楽しいです。しかし、小説を書いている間は楽しさが2、ストレスが8くらいの割合です。2割程度でも楽しめているだけ十分なのか、それとも楽しさが10割の人間だけが小説家として成立するのか、気になるところです。


 小説を書いている間に感じるストレスについて考えてみます。まず、小説が嫌いというわけではありません。小説は好きです。好きじゃなかったら、そもそも「小説を書こう!」なんて思いません。だから小説が好きであることは間違いないと思います。


 ストレスの原因の一つはうまく文章が書けないことです。小説の文章は難しいです。思ったように書けません。自分の頭のイメージをそのまま文章に落とし込めないのです。実際に書いた文章と、理想の文章とのギャップによってストレスが生じています。


 ストレスのもう一つの原因はやはり物語創作がうまくいっていないことです。プロットを考えることは楽しいは楽しいのですが、細部まで作り込むことは億劫です。しかし、細部まで作り込まなければ小説は書けません。


 今、理解しました。私のストレスの根本の原因は、「プロット作成がうまくいっていないこと」だと思われます。他でも書きましたが、そもそも私はほとんどプロットを作らずに小説を書いています。つまり、行き当たりばったりに書いているわけです。プロット作成を怠っているせいで執筆時に頭を悩ますことになり、ストレスを感じているということになります。


 ということで、解決策としては「ちゃんとプロットを作る」ことです。プロットさえ作れば執筆時のストレスはある程度解消される気がします。もちろんプロット作成時にストレスを感じる可能性はあるのですが。また、プロットをちゃんと作ったからといっておもしろい話が書けるかといえば、そうではないと思います。だけども今度はプロット作成にチャレンジしてみます(毎回プロット作るって言ってる気がする……作らないと……)。


 それでは、また。

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競プロって何ですか? 黒てんこ @temko

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