みんながかわいい!な話でした。

悪役令嬢モノをコミカライズで見かけて面白いな、と思って原作小説を読むとそちらはあまり合わず……ということが多かったのですが、従来の悪役令嬢モノとは全く違っていて一気に引き込まれてしまいました。
個人的にいいな、と思ったのがゲームの主人公であるフィーネと悪役令嬢であるリーゼ、そして他の攻略対象を含めてみんなが悪い存在になったりすることがなかったところです。
不遇のキャラが報われる話は好きなのですが、極端過ぎるざまあ展開が苦手な私にとって楽しく読みやすかったです。
なのでそういうタイプの方にオススメしたい素敵なお話でした。
また、異世界モノと現代日本を絡めるという複雑になりがちな内容を物々しくなく描写されていたのもよかったです。
まじこいサイドのみんなも現代側の二人もかわいくて、幸せで居続けてほしいですね。