ご自分をぎゅっと抱きしめてみた

ニュアンス

ご自分をぎゅっと抱きしめてみた

僕の月星座がうお座である


見飽きた夜中の月と星

夜空のロマンスを何度も

心は死んでいる


歌手、芸術の達人たちの手によって

作られた文学、音楽、絵、動画

そんな作品に心が動かなかった

少しも動けなかった


感じることが多くなり

言いたくなることも沢山なった。

だが言えなくなることも

少なくはなった


昔の僕は少年であった。

情熱に満たされ

興味をたくさんの者に対し持った


だがある日

事件が起き、心は焦り

二度と書くことがないように

一度僕は心の底から誓った


どうしよう

書くことをやめるか

浅はかな人生を送るか


僕は迷いに夢中で

自分をできるだけ否定するように

君はだめだ、マジでだめだと

説き伏せたのだ


そこまで過去の苦しみから逃げ続けてきた


夢があったのに

追いたいことを止め

その苦しみをいつまでも避けていた


それは

今日までだった。


いつしか

僕は書くことを止めてから

自分という生き物を真面目に考えていた


僕というのは誰であるか

僕というのはどんな性格をしているんだ

何をこの人生に求めているんだ


それを何度も自分を問いかけ

なかなか答えがそれで

でなかった


ある日

月星座が魚座だと気付く

その特徴がなぜか

クリエイティブなものに相性がいい


そうか、そうか。

それが俺であることだったのか

星座なんて迷信だと思う人が

いるのだが。

読者にはきっと沢山いるのだが


月星座が魚座である人なら

迷信を泳いで迷わない人なんだ

それがなぜか妙で

むしろ、

他人が迷信の海を泳ぎ

いつでも迷ってしまうから

それで簡単に迷信と片付ける


僕は違った

迷信の海を泳いでも

ぜんぜん自分の信じる事は迷わない。

自由に迷信で動き、

ずうっと信じていたことに戻ることが

むしろ簡単だ


いつでも、簡単だ


もう一つ気づいたのだ。


魚座が星座順番の最後の一名であるがゆえに

星座全般の感情の一部を持っている。


つまり、

感情的に誰でも真似できるし

装うことができる。

感情的に羊座になりたけりゃ

自由になれる。


読みに読んでより読み物に書いてある私

がなぜか

いかに身近なことだと感じる


星座が迷信であることに

僕にとってそれは変わらない


だが人が

否定し、知りたくなくなるが

僕は

否定しても知りたくなるんだ。


そんなことで読んでからわかった

自分にあるものが有利になれば

いつだって使えるようになるのさ


これを書いていることも

そのまま役立ったよ


別にこれがいい作品なんてではないが

決して書いて無駄になるものでもなかろう


それでいいの


他人ではなく、

私の思いつくが多く、忘れたことが沢山なる

それでこそ思いついたことを文字の形に

記録できる。


僕と似ている状況に堕ちた人がいると

沈黙のままで僕は信じている


いつか誰かの役に立つかを考えて

多分ゴミでも書き出したほうがいいと

そのままこれを書いてみたんだ


それで忠告として、この作品を


自分を受け入れてね

失敗するときに

自分や自分の作品を批判した他人と

喧嘩するんじゃなく

自分が失敗したことを認め

裏で泣いてもいい

真面目に心から受けて考えてね


むしろ感謝すべく


以前僕を叱ってくれた幾百人

僕の人生の中にそんな役割を演じてくれた人に

ありがとう


僕の心に傷をつけた人よ

ありがとう


他人が苦しむことを

正面から体験させてくれたことに

ありがたく思うよ


これからも、新作がでることによって

そんな恩人を前のように恐ろしくではなく、

楽しく待っている。


新しい自分の弱みにまだ見たことのない悟りに

また開眼するチャンスになる


月星座が魚座である僕が

星座の中で一番傷つきやすいと言われている


だからこそ自分を受け入れ、

傷つけられたくなる。


正エネルギーに満たされる逆襲ストーリーではなく

自分の体験と親密になり

自分の苦しみを基に

独特なロマンスを作りたい


そんな僕のわがままを

読者として許してくれるかな

私の作品を読んでくれるかな


わからない


だが、

人の読みたくないものを書くのはむだだ

と言われると

むしろ、僕は書きたくなるよ


読んでくれるようになるまで、

人の読みたくないものから始まりたいよ


それが僕が作る

自分と世界との初の地味な橋


それで第一歩を踏み出す勇気を持ち

僕はだんだん世界と溶け込み

自分の知らない人の事を知るようになる


これから頑張ってみる

下手で、生まれて障碍者みたいな存在である自分を

そんな自分をぎゅっと抱きしめる


迷うあなたなら

やってみてね。

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