応援コメント

第3話 真夜中の逃走劇」への応援コメント


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     やはり、ピギーボアに位置を知られていたようです。
     食べ物の臭いがする物を外に出していなくても来たことでしょう。

     そいつらが人間をさらっているのでしょうか? まだ分かりませんね。

     また、動体検知器は一式というから1個かと思ったのですが、8組もあったようです。そうですよね1個の訳ないですよね。

     でも、動体を検知するだけでは何が通ったのか分からない気がします。人間が来たのか? ピギーボアが餌を探しているのか? 見分けがつくのでしょうか?
     大がかりな作業をしても、得られる情報は少ないように思いました。


     今回も少し違和感がありました。
     水は十分に持っていたのでしょうか?
     山の頂上では水はまず得られません。
     持っていかないと使えないのが普通です。
     なのに、草を水で洗っています。
     思っていた以上に水を持っていたのだと思いました。
     それとも、途中の川(沢)であらかじめ洗っていたのかな?

     もう1つ、声が聞こえるのなら、距離的にはそれほど遠くないと思いました。
     麓(ふもと)と頂上との距離です。
     小学校の時ですが、校庭の端と端で会話を試みたことがあります。
     小学生ということもありますが、ほとんど言葉は聞き取れませんでした。
     声は聞こえます。
     校庭ですので100数10メートルの距離です。
     その10倍も離れたら、声も聞こえないだろうと思うくらいの感覚でした。
     また、私は山に登る経験から、1時間くらい登った下の山小屋から声が聞こえる感覚はあります。が、2時間も3時間も登った時の下にいる人の声が聞こえるという感覚はありませんでした。
     声の主たちがお椀の底のような地形にいるのであれば、反響して聞こえそうにも感じますが、なだらかな山ということなので反響効果は期待できません。
     これは参考情報ですが、40キロくらい離れた花火大会を見たことがあります。標高が1000メートル以上もある山の上からです。よく見えるのですが、打ち上げ花火の音は全く聞こえませんでした。
     遠過ぎるのでこれはあくまで参考ですが……。
     えーと、私には人の声は遠くまで聞こえないという感覚があるのです。

     状況に違いがあるとは思いますが、何時間も歩く距離があるのに、人の声が聞こえるというのには違和感がありました。
     なので、道のりはあっても距離的にはそれほど遠くはないと感じた次第です……。


    作者からの返信


     読んでいただき、ありがとうございます。
     
     また、たくさんの疑問点を抱かせてしまいました。説明が行き届かず、申し訳ありません。
     
     動体検知器は八組で、さらにそれぞれ五つのペンタマスがあります。要するに、40個の監視カメラだと思ってください。これは連続失踪事件の犯人がまだ分からない状況なので、調査と訓練生の安全のためにアンテレナがマルクに要請しました。
     
     それらをミヤビは何時間も掛けて頂上の周りに設置しました。視点が高い山頂から見ての黄昏ですので、麓はとっくに宵の頃です。頑張りましたね、ミヤビ。
     

     水に関しては、生活用水に利用しても何日分も持つくらいの量を、各作業員が所持してます。
     
     これは『歩く大海』という想生獣から作られたアルニマのおかげです。名前だけなら【表】の訓練生(前期)第1話で登場しています。
     
     どんな想生獣なのかは後の話になりますが、この生物の『あるもの』が水分限定で大量に保存できる機能を持ちます。スパスの水筒バージョンと考えてください。
     実はこれ、ミヤビが開発したルイワンダを構成するキューブの素材の一つだったりします。
     

     最後に、音に関してですが、全面的に亜逢様のご指摘が正しいと思います。正直、私としても書きながら「あれ? 麓から山の上まで声が届くかな?」と思いました。
     
     でも、それよりも強調したかったのが『夜の山の静けさ』でした。山に登られた経験があるのでしたら、夜の山の賑やかさをご存知だと思います。虫の歌声。カエルの鳴き声。明かりに群がる蛾。獣らしき何かが草むらを歩く音。
     エレフト山にはそういうのが一切、無いのです。生命の気配そのものがない。それを、『遠くからの微かな喚声』で表現したかった。

     全ては、その後に続く、「カラン、と乾いた音が響く」の一文を際立たせるために。前半の陰鬱な静寂を一瞬で転換させる力をそこに持たせたかったのです。
     
     ですが、リアリティを求めるのなら、別の方法を模索すべきだったかもしれません。