手を振り払っただけなのに、手を上げたことになっている。
性格のいい女の子なら、ここで否定するのですが、そうしていない様子。
フィオライトさんはあまり性格がよくないように見えてしまいます。
もしかしたら、大いなる意思で否定でないのかも知れません。
解釈が難しいところです。
レンヤさんはラノベ主人公をまっしぐらのようです。
その使いこなせない力が引き起こす迷惑を、受ける側からの視点が、今回もあって面白かったです。
壊れた建物を修理する側、その予算を捻出(ねんしゅつ)する側の意見が入っていれば、尚それらしかったとも思いましたが、ミヤビさんに味方を作らない(出さない)という方針であれば、これでよかったのかも知れません。
ミヤビさんの兵器は無断で作った代物だったようです。
敵だけがいる時にしか使っていなかったのは、そういうことだったんですね。
無断で兵器を作るのもそうですが、以前も一人で逃げるなどがあって、独自行動をとる人物というイメージが固まっていきました。
そして、もう一人の敵であるレンヤさんのサポートに回ろうなど、なかなかできた人物のようです。
面と向かってサポートをするのか?
レンヤさんにもフィオライトさんにも気付かれずにサポートするのか?
その辺りも注目して見ていきたいですね。
作者からの返信
読んでいただき、ありがとうございます。
一応、フォローしておくと、フィオが何も出来なかったのは、信頼していた幼馴染から初めて、しかも強烈に拒絶されたことがショックだったからです。ミヤビが村八分状態になってしまったのは、レンヤの言葉を町民や聖職者たちが鵜呑みにしてしまったせいです。
その事について、フィオは罪悪感を持っています。ただ、気持ちの整理がつく前にミヤビは第七世界に旅立ち、会えなくなってしまいました。結果、仲違いの関係が一年間も続き、フィオは余計にミヤビを顔を合わせ辛い状況になっています。
それが後に、さらなる悲劇を招くことになります。
いやあ困った。こちらを先に読んでしまったので、あちらを見てもレンヤもフィオライト(愛称で呼びたくない)も地獄に堕ちろとしか思えなくなってしまいました(苦笑)。
非常に心が抉られます(褒め言葉)が、同時に先が楽しみです。出来る事ならば、ミヤビに自己満足以外の救いがありますように。