応援コメント

第2話 七つの世界 6人の王」への応援コメント

  •  王の隔離と、一神教による一宗派のような宗教観が興味深かったです。
     そして、勇者とソラリハの伝承はラストにかけて関わっていきそうです。

     ミヤビさんが独自の武器を持っていた理由が分かりました。
     工廠では、個人個人が武器を作れるので、ミヤビさんは自分で武器を作って自分で使っていたようです。

     おおよその世界観が分かりました。


     しかしながら、その世界観の設定のうち、隔離と聖域と軍について疑問が生じました。

     女神様が6つの別世界に1人ずつ、6人? の王をそれぞれに、大陸ごと1つの世界として隔離したように読めました。
     その隔離された大陸には『聖域』があって、そこに人類が残って細々と生活している。
     ①細々と生活している割には、聖域にも軍があるのですか? それとも、聖域の軍ではなく、7つ目の世界の軍なのですか?

     その聖域ではそれぞれに徴兵制があり、隔離されているのに7つ目の世界に集うように読めました。
     他の聖域同士との交流がありそうです。

     ②聖域にいる人類は、王と一緒に、1つの世界として隔離されていないのですか?

     ③大陸の隔離は不完全と考えてよいのでしょうか?


     文章が大変分かり易いがゆえに、世界観の構造に関する疑問が明確になり易かったです。
     なるべく疑問を解消して読み続けたいので、お忙しいと思いますがご対応の程、よろしくお願いいたします。
     お手数をおかけして、申し訳ありません。

    作者からの返信


     お手数なんてとんでもありません。ここまで熟読してくれて感謝しております。
     
     私の描写不足により、いくつかの疑問点を生じさせてしまったようです。質問には答えていきたいのですが、物語の根幹に関わるところもあるため、完璧な解説はできないかもしれません。どうかご了承ください。

     理解しやすいように、まずは③の質問から答えさせていただきます。
     
     女神によって切り離された世界は『当初』、完全に隔絶していました。七つの世界、全てです。
     しかし、第一世界を統べる王の能力により、各世界を繋ぐ通り道ができました。
     そして、第一世界の王は想生獣という化け物を創造し、人類を抹殺するために各世界に解き放ったのです。だから、人類は聖域が必要になりました。
     
     
     ですが、第一世界の民は、王が作った通り道を利用し、それに干渉する技術を確立することで、他世界への往来が可能になりました。各世界は陸路や海路などで第七世界と繋がることになり、世界徴兵が実現したのです。
     
     無論、第七世界から各世界に人員を送ることもできます。聖域に存在するナイト級は、聖伐軍から派遣された駐屯軍です。これが①の答えとなります。
     
     
     最後に、②の質問ですが、各世界には王と、その者が支配する土地に築かれた聖域の中で慎ましく暮らす人類がいます。彼らは、女神が世界を切り離す時、他の土地に逃げることができずに巻き添えを喰らった民族です。
     ただ、彼らが生き延びているおかげで、『ソラリハ』や『勇者候補』という特異な力を持つ者が誕生し、人類は王連合軍と戦う力を手に入れることができました。
     
     
     少々、長くなりましたが、これで亜逢様の疑問には答えられたかと思います。また、何か疑問に思うところがありましたら、その時は気兼ねなくご質問ください。


     ここまで読んでいただき、ありがとうございました。


    編集済