46.2 「だからわしはただ死ぬわけにもいかなんだった」

 オレは地下の入り江のへりに座って、ドックをでる弱弱しい波を見ていた。

 波は引きもせず押しもせず、ただ足の下でコンクリートのふちを上下している。


「ノヴェル」


 呼ばれて振り返ると爺さんが立っていた。

 意外だった。

 爺さんは実験に夢中で、絶対に来ないと思っていたからだ。


「実験はどうしたんだよ」

「トレスポンダ爵に思い切り怒られたのだ。良い友達を持ったな」


 あいつのせいで何度死にかけたかわからない。

 それが良い友達?


「結論は出た?」


 いいや、と爺さんは首を振る。


「オレに魔術のことは判らないけど――さっきの話、あれには反対だ」

「あれとは?」

「爺さんは、勇者が爺さんを連れ去って仲間にするつもりだったって思ってるだろ」

「魔力はたくわえられぬからな」

「そうだ。それに反対だ」


 オレはファンゲリヲンの言葉を思い出す。

 抹殺命令を受けて、ホワイトローズに対して言った言葉だ。


尊公そんこうらの目論見もくろみは失敗する! あれを動かすだけの魔力はもうないはずだ! 今こそ、我ら七勇者が一丸となって魔力を集めるべきなのだ!』


 奴らはきっと大幅には戦略を変えたりしていない。

 最初から爺さんの魔力だけを狙っていたのに違いないんだ。

 爺さんだって――きっとそれを感じていたんだ。理屈とは違うとしてもだ。


「――勇者は、爺さんの魔力だけに用があった。魔力を集めるためだ。でもあれも――魔力というよりは、その源の、『輝き』のことだ」

「つまりわしの命を狙ったということだな。しかしそれは証明できん」

「だとしてもだ。オレはそうだと思ってる。爺さんだって、何か感じ取ったんだろ。だから爺さんは、あのときソウィユノを道連れにして死んで見せた」


 爺さんは黙った。

 しばらくそうして黙って、やがて「やれやれ」と言った。


「――隠し事はできぬか。そうだな。お前の言う通り。わしは思った。いや、確信した。あのソウィユノという男は、わしを連れ去るつもりでいたが――その先にわしは殺される、と。そしてどういうカラクリかはわからぬが、『わしの魔力だけを奪って何かに悪用するつもりだ』とな。だからわしはただ死ぬわけにもいかなんだった」


 爺さんはそれを予期して、死体すら残さないように消滅して見せたのだ。

 ただ死ぬだけでは、勇者らだけが目的を達成してしまうのだから。


「やっぱり。他に道はなかったんだな」

「後悔はしておらん」

「死んでる間、爺さんの輝きは消えてたのか? そもそも、死んでる間、爺さんはどこに行ってた?」

「面倒なことを訊く。わしとて本当のところ、アレが万人に訪れる死と等価なのかどうかは断言しかねる。ワシの肉体は滅んだ。魔力も何もかも消えると思ったが――ワシは異界・・におった。意識も、魔力とその根源も、異界に保存されておったのだ」


 異界――。

 不思議な言葉だ。

 死んだ人は皆そこにいくのか、ヴォイドに取り込まれた人間もそうなのか、聞きたいことは山ほどあった。

 でも爺さんによれば、それはどちらも違うようだった。爺さんはその異界で、誰とも会わなかったらしい。


「永遠とも思える時間をそこで過ごした。アリスとお主らが、ロ=アラモでわしを呼ぶまではな」


 アリスは大皇女アリシア様の幼名らしい。


「自分で異界から出ることはできなかったのか?」

「出口があって、体が残っていれば可能であったかもな。しかしわしは死ぬどころか、わしの体を跡形もなく滅ぼしたからな」


 自らその道を選んだ。

 そうして爺さんは死に際、オレたちに未来を託したけど――未来のほうはまだ爺さんを必要としてたってことだ。


「爺さん、リンとももっと話してやれよ」

「――話しとるよ」

「いいや、もっとだ。オレには、爺さんがあの実験室に逃げ込んでるように見える」

「手厳しいな。わしはお前らのために実験しとるつもりだったが」


 判るんだ。判るんだよ、オレはあんたの孫だから。

 さっきの講義にしたって、どことなく正体がない。核心に近づいているようで、その周りをぐるぐる回ってる。

 あんたはもうとっくに答えにたどり着いてるのに、それを認めたがらないだけなんだ。


「実験。それもたしかに重要なことかもな。でももっと重要なことがある。リンと話せ。もっと、他愛ないことを。勇者とも、神とも、世界とも関係ないことを」

「苦手だな。わしは聞き専だから」

「嘘つけ。爺さんくらい聞き下手がいるかよ」

「――そもそも、お前もリンも、わしを恨んでおるのじゃないか? こんなことに巻き込むつもりはなかった。聞いておろうがあの子は女神病だったのだ。あの子を生かしたのもわしのエゴ――それがお前やあの子を苦しませておるとも言えように」

「オレとリンが? 馬鹿いえ。それこそ見当違いだ」


 話せてよかった、とオレは言い置いて立ち上がった。

 なんだかオレ、ジャックみたいだな――とそう思った。


「まぁ、やってみようかの」


 オレが鉄階段まで戻ったとき、後ろから爺さんが声をかけた。


「わしはてっきり、お前が『なんで自分に魔力がないのか』とむくれているとばかり思っていたよ」


 ――あ。そうだった。

 その話はまたにしよう、と言い置いてオレは鉄階段を上った。




***




 昏睡状態にあったツインズ・コーマの意識が戻ったと叩き起こされたのは、その晩遅くだ。

 ノートンが慌てて各部屋を回り、オレたちは宮殿の集中治療室に集められた。

 長らくリンが寝かされていた部屋だ。今はインターフェイスもここに収容されている。

 インターフェイスはまだ意識が戻らない。奥のベッドで眠り続けていた。

 手前のベッドにはコーマ。

 体の正中を通る黒いい糸が生々しく残っている。

 担当医が混乱したように説明した。


「どのように切断されたのか想像もつかないが、切断面の組織がほとんど破壊されていない。細胞同士をすっぱり切り離したような切断面が、まるで吸い付くようにくっついている。なのに――」


 なのになぜだ、と医者は苦悶くもんに近いような表情を浮かべる。


「どういうわけか、微妙に体の右と左が合わないんだ」

「そりゃ別人の体だからな」

「は? どういう意味だ」


 ジャックが軽く説明しても、医者にはさっぱりわからないようだった。

 そりゃそうだろう。

 コーマは目を開けていた。

 ぎょろりと目だけを動かして、爺さん、リン、ジャック、ミラ、オレ、ノートン、そして皇女様を見た。

 皇女様の隣には、オルロという知らない男がいた。聞けば、先代を処刑して大暴れしたシドニア王の代行らしい。彼もまた、ツインズの犠牲者らしかった。


「さてツインズ・コーマ。誰のことか判らないか? お前のことだ。いやなら自分の名前を言え」


 コーマは弱弱しく首を横に振った。


「ジャック君、まだ会話ができるほどには回復していない」

「なるほど。ならミラ、ダイブを頼めるか?」


 危険だ、と医者が止める。

 ミラは意気揚々ようようと前に出た。


「いやあ、興味深いぜ。てめえの右目から飛び込めば、てめえの意識がのぞけんのか? それとも兄弟のほうか? それとも図体ずうたいと同じでツギハギなのか?」


 そのときだ。

 バン、とコーマの両手が伸びた。

 でもその両手は、皮ひもと魔力ドレーンに繋がれていて、コーマ自身の胸のあたりで止まった。


「――自傷行為防止だ」

「こいつ、自分の眼を潰そうとしやがった」


 ジャックは吐き捨てるようにそう言って、全員を見渡した。


「さて、見たようにもうこいつは例の黒い力を使えない。ドレーンで魔術も防いでいる」


 コーマはきつく眼を閉じていた。

 認識阻害対策――だろうか。

 ジャックはベッドの向こうへ回り込むと、ひとつ舌打ちして、叫んだ。


「――甘ったれんな!!」


 叫ぶと同時に、ベッドを思いっきり持ち上げる。

 ベッドは半分転がって側面で立った。

 コーマはベッドから転がり落ち、縛られた両腕を支点にして、ベッドを壁にして半端にぶら下がるようになった。


「トレスポンダ卿! やめてください! 患者の命にかかわる!」

「だからやってる」


 チューブやらパイプやらが千切れて散乱していた。

 下半身を床に投げ出した姿勢で、ぐったりとしているコーマ。

 ジャックはベッドをこちら側へ回り込み、コーマに馬乗りになった。


「やめてください! 彼が誰であれ、ここにいる以上は私の患者だ!」

「ならここから出す」


 コーマを覗き込み、ジャックは「甘やかす必要はない」と言った。


「こいつが生きてるならあいつも生きてる。今のうちにこいつで実験しておかないとな。あいつの殺し方を」


 するとコーマは、ククク――と声を殺してわらった。

 ジャックは、背筋も凍る冷たい視線でそれを見咎みとがめ、ゆっくりと訊く。


「今――嗤ったのはお前か? 右か? 左か?」


 コーマは答えない。それでもおかしそうに顔を歪めて、鍋を煮詰めるような嗤いを漏らしていた。

 何がおかしい、とジャックがコーマの首根っこを掴んだ。

 コーマが、口を開く。


「私は――もう何者でもない。私を殺すことは、虫を殺すように容易い」

「喋れたのかお前。名前は?」

「知らぬ」


 ふざけてんのか、とジャックが思い切り殴りつける。

 口から血を流しながらコーマは尚も嗤い続けた。

 嗤いながら、泣き叫んだ。


「ぶくくく――い、痛い! ふざける? 私は真剣に答えている。ほ、本当だ! 誰も私の名を呼ばぬし、私も自分の名など――忘れてしまったんだ! それだけのこと」


 右と左が――まるで分裂している。

 交互に別人が喋っているようだった。二つの脳を合わせてしまったせいなのだろう。

 ジャックは呆れたようにそれを見ていたが、ふと受け入れたようだった。


「まぁいい。ここにいるのは、お前のせいで人生を滅茶苦茶にされた人間ばかりだ」

「――たったこれだけか? 足りぬな。私の、私の勇者たちは!? 黙れ!」


 黙れと右側が左側に命じる。

 表情も右と左でバラバラだ。


「安心しろ。世界中から集めてやる。お前が死ぬとき、世界中からお前を恨む人間が見物に来る。だが――」


 ジャックは、コーマの縫い跡に指を突っ込むようにして両側へ引っ張りだした。

 ぐあああ、とコーマは苦痛に声を震わせる。


「さすがに一か所には集まりきらない――二つに分けちまえばいいのか? 会場も二つに分けて――」

「ジャック!!」


 オレたちは慌ててジャックを引きはがしたが――思ったより抵抗が強い。ジャックは八割方以上本気だった。


「――とにかく、俺たちを甘く見るな。お前たちを殺してやる。ただし楽には死なせない。お前の兄弟もだ」

「私を殺すのは、た、容易い。早くやったらどうだ。こ、殺さないでくれ。だがもう一人の私はどうなったかな? 自由の身ではないのか?」


 ジャックは再びコーマの襟首を掴んだ。


「いいか。さっさとお前の目的を話せ。もう一人のお前は、どこで何をしようとしている? 弱点は何だ? 吐けば楽に死なせてやる」

「弱点? 弱点など――魔力だ!! 黙れ! あいつは、私は、アレン=ドナを――黙らぬか!」


 爺さんが前にでた。


「わしはゾディアック。お前さんたちの父・アレスタの、古い友人だよ」

「ゾ、ゾディ――? 貴様!!」


 右と左で、明らかに反応が違った。

 驚いたように目を見開いた左側と、怨嗟えんさに顔をしかめる右側。


「おのれ父の仇、助けてくれ! これには理由が、話しても判らぬ!」

「己の弱点でもある魔力を集めて――何を目論もくろむ。父の遺恨いこんを晴らすことか?」

「違う! いやそうだ! 違うのだ! 集めた魔力は! 黙っておれ!」


 らちが明かぬな、と爺さんは首を横に振った。


「トレスポンダ卿よ。皆の者も聞いてくれ。少しこ奴ら・・・に時間を与えてくれぬか」


 よいか――と周りを見渡す。

 ノートン、ミハエラ様含め、皆がうなずいた。

 ジャックも渋々承諾する。


「仕方ない。一晩だけだぞ」




***




 ブリタシア北部カレドネル、ディラック湖。

 ここでは早朝からおかしな現象が続いていた。

 例えば、前日の夜には戻るはずだったケンネス・マクラテファンが昨晩のうちに戻らなかったこともそのひとつと言える。

 いつの間にかディラック湖が干上がっていたこともそのひとつ。

 だがその現象の大部分、本当に危険な部分について気付く者は一人もいなかった。

 微振動。

 ヒトに感知できないそのわずかな大地の振動を――野生生物と魔物たちは聴いていた。

 原生林の生き物たちはその振動に刺激され、里に下りては風のように大地を駆けまわる。

 地磁気の乱れ。

 ヒトには存在しないその感覚器官を、獣たちは持っていた。

 トリが、フクロウが、コウモリが、そしてドラゴンが方向感覚を失ったまま、明けきらぬ早朝の空をぐるぐるとおおいつくす。

 地上を走る魔物も行方を失って、一部は干上がったディラック湖へ、一部は山へ突っ込んでゆく。

 一部は大群となり、村へと至った。地を揺るがす大震動を伴って。

 その日、レッター・ラテファン村の村民は、寝室をぶち抜いて駆け抜けてゆく魔獣たちによって目覚めた。

 家の中を寒冷ゴブリンや漆黒の魔馬プーカが駆け抜けてゆく。

 空にはドラゴンとフクロウの群れ。

 狂暴化した魔物たちは、干上がったディラック湖の湖底にあった遺跡にむらがって、無数の人骨をむさぼっていた。


「(呪いだ! 古の王族の怒りだ)!」

「(逃げるぞ)!」


 カレドネル古語で叫びながら、レッター・ラテファンの村民八十八人は南へ逃げだす。

 ほとんどの者は、寝間着のまま枕を抱えていた。

 ガレージの車はなくなっていた。ケンネスが昨日買い出しから戻らなかったためだ。

 農耕用のトラックを始動しようとする者もいるが――プーカの群れが直撃して、木造のガレージはバラバラに壊れた。

 崩れたガレージから飛び出した数台のトラックを押しがけ・・・・しようと、必死で車体に捕まる者たち。荷台に飛び乗った者たち。

 荷台に乗った老人たちは直滑降してきたドラゴンの餌食になり、トラックそのものもプーカに横当てされて横転してしまった。

 残る村民たちは走って南へ走る。


「(森だ!! 森へ逃げ込め!!)」


 大震動と獣と人の叫び声。

 森へとの掛け声がどこまで聞こえていたか定かではない。

 それでも男は叫んでいた。魔物の群れに呑まれても叫び続けた。

 ただ、村民の平均年齢は五十五歳。三割が六十歳以上である。

 魔物に混じって平原を駆けるうち、プーカに踏み潰される者、飛来したドラゴンに掴まれ空中に消える者――村民らは目減りしてゆく。

 四十名ほどが森に逃げ込んだが、そこで終わりではない。

 森の狭い木々の間を狙って、我先にと飛び込むうち、樹上のゴブリンにひょいと掴まれてさらわれる。

 幼子を連れて森を走る母親が、ふと掴んだ手を見るといつの間にかゴブリンに入れ替わっていて、悲鳴を上げた。


「(ゴブリンだ!)」

「(木の上にいるぞ!)」


 森に逃れた村民らは、一斉に樹上へ向けて火魔術を繰り出す。


「(やめて! うちの子がいるの!)」


 子を盗られた母親は金切り声を上げるが、その声は届かない。

 次々と光球が上に飛び、爆炎は木々を揺さぶり続ける。

 魔術を撃つ一人の村人の背中をプーカが蹴り飛ばした。

 倒れざまに放たれた流れ弾が、別の村人を打って燃え上がらせる。

 彼らは尚も、森を散り散りに逃げた。

 そうして森を出られた村民は――二十にも満たなかった。

 彼らは森を出て、呆然とした。

 行く手をふさぐ崖――。

 そこに深い谷が口を開けていたのである。

 ――こんな谷はなかったはずだ。


「(こんなところに谷なんて!)」


 慌てて逃げるあまり、方向感覚を失ってとんでもない方向に抜けてしまったのだろうか?

 いや、そうではない。

 一歩遅れて森から抜けてきた者が、遠くを指差して叫んだ。

 やはり――昨日までこんなところに谷などなかったのだ。

 その証拠は、指差した方向にあった。


「(おいっ! あれを見ろ!)」


 谷底に型落ちのワゴン車が墜落していた。

 その車は――村の供用車だ。昨日の朝、買い出しに向かったケンネスが乗り出したものだ。

 南から村を目指していたのであろうその車は、谷に気付かず転落して谷底に刺さっていた。

 昨日まであそこには南方への街道が繋がっていたはずなのだ。

 プーカやゴブリンも多数が谷に落ちていた。


「(どうなってるんだ! 一体、どうしたら――)」


 そのときだ。

 ズズーンと、重たい音が全身を、いや、大地を撃った。

 家ほどある途轍とてつもなく巨大な砂袋を落としたような音だ。


「(な――なんだ)」


 答える者はない。

 その代わりに再度、余韻よいんも消えぬうちにズズーンと重たい音が重ねて響き渡る。

 二度、三度と。

 振動が強まってゆく。それはすぐに、立ってはいられないほどになった。

 まるで惑星が割れるようだ。

 大袈裟でもなんでもなく――それは世界の終わりの始まりを告げる音であった。

 答える者がないのも当然のことだった。次に起こったことは――この世の誰にも、予測し得なかったことであるからだ。

 たった一人の例外、アレン=ドナ城の主を除いては。

 ぐわん、と足元が波打った。

 揺れたのではない。

 まるで大波に乗り上げて上下する小舟のように、足元が波打つ。


「(つ、掴まれ!)」

「(森へ戻るんだ! 早く!)」


 ゴリリと足元が崩れてすっかりえぐれた。

 必死に森の木に掴まりながら外界を見ると――景色が高くなっている。


「(――浮いてる! 空に浮いている!)」


 そう結論するのにやや時間がかかった。

 自分が、木が、森が、ではない。谷からこっち、森も山も、全てがぶわりと揺れながら浮き上がったのだ。

 母なる大地は既に見下ろすほどだ。目の錯覚などではない。

 落とした巨大な影は動き、西へと続く山肌の上を動いている。

 南へと続く平原も遠くなっていた。

 ブリタシア島北部カレドネル。

 そのディラック湖を北限とした原生林、魔物の森、山、人類文明の北限の村は今――空を浮遊する、一つの巨大な要塞ようさいとなったのだ。

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