個人的には割と好きな作品なので、この作品のためにエブリスタを定期的にのぞいていた。
表面上は冷徹な為政者ではあるがどこか抜けたところのある異世界から呼び出された魔王とその周りに仕えるドラゴンをはじめとした多種多様な種族達と共に、自身を召喚した腐った国を立て直していく......、とそんな物語でそれなりに楽しんで読むことができると思う。
けれど、如何せん誤字というか言葉の選択に誤りがあるようなところがそれなりに散見された。
『魔王に最も近いと揶揄された』など、読んでいてここでその言葉はおかしいんじゃないか?と思わせるような部分があった。あと、登場人物である吸血鬼の少女の名前が『クリスティーナ』なのか『クリスティーヌ』なのか統一されず、49話辺りから両方の名前が出てくるようになったところ。クリスティーヌのことをクリスティーナ(クリスティナ)、クリスティーン、クリスティーネなどと呼ぶことがあるそうだからこの作品の中でもそうなのかもしれないけれど、少し紛らわしく感じた。
それ以外は、更新頻度の高い面白い作品。一見の価値は大いにあると言える。