第6話 雪解けの湖

 ハイキングをしに男女のカップルが湖の近くを散策している。

 春先の湖はまだ寒くしかし着実に湖の氷は溶け始めていた。

 「ふきのとうまだでていないかしら?」

 女性が男性に話しかける。

 「うーん。まだじゃないかなぁ。そういえばそういう季節だもんなあ。あれ、天ぷらにして食べると美味しいんだよね?」

 突然女性が悲鳴をあげ、湖の方に指差した。

 指差した先には、男の遺体が浮いていた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

氷の線上 山葡萄 @yamabudo

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る