第2話英雄の血筋は・・・。
「父さん、母さん・・・。」
あの日、両親は俺を守る為に死んでいった。
「お前は、無くてはならない存在なんだ!父さん達の事は気にするな!さあ、行け!」無我夢中で逃げ続けた夜。思い出したくもない。
あれから俺は彷徨っている。
正確には人を探しているが、会える確証も無い。最後に父さんが残したメモを頼りに進んではいるが一向に進行しない。
すまない、自己紹介がまだだったね。俺はレイブラッド・モリス。かつて俺の家系は、ヴァンパイアハンターとして戦っていたらしい。
確かに父さんから武術、武器術をみっちり仕込まれたけど何の為に使うかはわからずにいた。
しばらくすれば、ありがとうと思える日が来ることになるだろう。
さて話はここまでにして次の目的地に向かおう。
そこにヒントがあるかもしれない。待っていてくれ父さん、母さん・・・。
必ず仇はとるから・・・。
バスターオブヴァンパイア~英雄よ再び~ イベリコ兄弟 @Rontyan
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