巨大企業がメディアの目の届かない地域で、経済的技術的侵略を行ったらという話。
異世界に国が手を入れるパターンはたまに見かけるが、利益のみ追求する企業が入る新鮮さがある。
需要の問題で評価は低いが、内容は完成度が高く、ある意味お手本になるレベル。
主役が特定の個人というより企業というプチ群青劇に寄っているためやや感情移入しにくいのが伸び悩んだ点かなと思っている。
メイン級の主役を用意して、その個人の出世やドラマ、企業の躍進具合や主役の個人的利益の描写が多ければカタルシスパートが増えてウケがよかったかも。
まあ内容的に作者の趣味に寄っていそうなので、そこで詰まって完結しないより気持ちよく書いてもらって、私としてはありがたく読ませて頂いています。