第3話 泡沫夢幻

 

 

 

 遡って数日前。私はいつものようにエイリアン駆除の依頼を受けていた。

 場所は、六階建ての鉄筋コンクリートのマンション。エイリアンは六階部分に居るらしい。五階の住人が上の階からする異音と異臭で苦情を入れにいった時に食べられて発覚したとか。依頼主は大家さん。

 人が死んだのもあってすぐに依頼が出て、受注したのは良いんだけど。

 

 「まさか被るとはなぁ……」

 

 マンションの前、小さな駐車場には、同業者のお姉さんが居た。お姉さんが二人。バディらしい。報酬は減るけど生存率は一人よりやっぱり上がる。私も誰かと組むべきかなってぼやぼや考えることもあるけど、結局忘れちゃうから多分ずっと一人かな。浮気になっちゃうし。

 ……既に浮気済みなのは土下座しないとな。許してくれるかな? 許してくれると嬉しい。


 「ごめんね、面倒なことになっちゃって」


 「あはは、いやまあ私達悪くないですし」


 「それはほんとねー。なんとかしてほしいわぁ~~。この前もこんなことあったんだよ? ありえないよねー」


 「わっ、まじです? ありえないです~~」


 煙草を吸ってたお姉さんが投げてきた雑談にそつのない返事。結構パンクな人。化粧とか服装とかパンク。黒髪をバッサリ首辺りで切り揃えている。なんていうか強そうな人だ。男の人は声をかけにくいだろうな。その相方の人は電話中。どうやら〈保健所〉との交渉をしてくれてるらしい。真面目そうで眼鏡をかけてる辺り、そういうのに強そうだ。口を挟んでないのはどうなんだろうか。うーん、面倒くさい。考えるのが面倒くさい。


 「――……はい、わかりました。それでは」


 「どうだった?」


 「合同でやってくれってさ。報酬はそれぞれ全額出すって言ってる」


 「……みたいなんだけど、どうかな?」


 って、パンクの人に訊かれた。お金が出るならまあ……。

 

 「大丈夫です! よろしくお願いします!!」


 問題ないかなと了承。見た感じと話した感じ、背中からばきゅんはないでしょ。直感信じてこ。

 というわけで、準備万端と私はトリについて、マンション階段をかたんかたんと登っていく。

 マンションの部屋数は各階に四部屋。階段もそこまで広くない。人一人通れてやっと。だけど鉄筋剥き出しじゃないのは助かるった。足を挟んだりってのがないわけだし。でも狭いからあまり開敵したい場所ではないなぁ。

 お姉さん達の装備は、アサルトライフルにハンドガン。防弾防刃チョッキと他も私と似たようなもの。あ、アサルトライフルのストラップ、お揃いだ。いいな。

 

 「……どうかしました?」


 ストップサインに小声で訊くと、スマホが回ってきた。なんじゃ……? と画面を見ると。


 『お相手さんだよ』


 なるほど……。眼鏡の真面目そうな美人さんから返答があった。納得。先輩はテレパシーしてきたからこういうの無かったんだよね。考えたら伝わってたし。

 そもそも先輩は、エイリアンを見れば粉々にしてしまっていた。サイコキネシスってやつ。正直、大体先輩にまかせていればよかったくらい。だからあんまりチームプレイ!って感じではなかったかも。

 頷いて返すとまたスマホが渡された。入力めちゃくちゃ早い。ただちょっと、いや、結構、お姉さんは困惑してる。


 『お食事中みたい……え? 大家さん? ここの? ええ……』


 「ええ……」


 会話内容をそのまま打ち込んでたからか、とっても臨場感溢れる文章だった。

 ていうか、避難してなかったの……? いやいや、どういうこと……? 困惑が私達の顔を埋め尽くした時。

 

 「っ……!」

 

 私はPDWの銃口を後ろに向けた。物音だ。小さな物音だった。私以外は気づいていない。誰もいないはず――私達とエイリアン以外――のマンションで明確な物音がした。五秒くらいが経ってから。


 「ごめんなさい」


 私は囁いた。勿論、背中合わせの眼鏡のお姉さんに。驚いてる気配の後、止める声はなかった。息を呑む音だけが聞こえた。多分、意図を汲んでくれたのか、私と同じものを見たか。

 どっちでもいい。だって、私は引金に感情を乗せている。

 

 「始めます――!!」


 声は聞こえなかった筈だ。銃口は、私の視線の先へ素直に弾丸を放っている。そう、始めるようになった理由に。私達を見る二つの白い瞳。階段の角から、頭半分覗かせるそれへと私はトリガーを引き絞った。

 結果はすぐ。薄肌色の壁に穴ボコを量産して、白い煙が上がったと思えば緑と赤が上書きした。

 ばたんと生っぽくて重い音をたてて、首から下が階段の踊り場に倒れ込んだ。

 こぽっこぽっと頭のあった場所から出る色に私は安心した。良かった。人じゃない。

 安心している場合じゃない――後ろから射撃音だ。肩を叩かれて。


 「来るよ!」


 眼鏡のお姉さんに発破をかけられる。そうだ。まだ終わりじゃない。

 思い出すのは、突入前の会話。


 『このマンションは、元々全部屋埋まってたみたいだけど、六階部分の住人がエイリアン化して階下の住人は引き払っています。

 だから居るエイリアンは元六階の住人だけ。六階は単身者のみだったみたい。生存確認は取れていない。こうなるともう、死んでるかエイリアン化しているか。つまり、エイリアンは、最低四体だと思っていいです』

 

 なんて眼鏡のお姉さんは言っていた。復習だ。私も〈保健所〉から聞いている。認識合わせだったんだ。イレギュラーのイレギュラーだったから。

 二体殺った。まだ来るなら残り二体。どこに――? 後ろに注視する。気は配るけど私の持ち場はここだ。誰かが消えない限り他は任せておくべき。即席としてもチームはチームだから、信頼関係が大事。

 

 「きゃぁ!!」

 

 「っ!?」

 

 前じゃない。私でもない。なら真ん中。だけどどうして?! 振り返ったそこに眼鏡のお姉さんは居なかった。

 

 「放し、なさいよっ……!!」

 

 横だ――階段の脇、外。コンクリートの壁に青いネイルの指が引っ掛かっている。覗き込めば、苦しげに歯を食いしばったお姉さんがいた。それだけじゃない。更に下には、私がさっき撃ち殺したのと同じエイリアン。真っ白い瞳に、牙をむき出しにしたエイリアンがお姉さんの足にぶら下がっている。

 どうしてこんな……?! いや、そんなことを考えている場合じゃないぞ、私!

 

 「っ……助けっきゃぁ!――このぉ!!」

 

 パンクなお姉さんの方から悲鳴だ――振り向いたら組み付かれた姿。四体目のエイリアンだ。両腕を抑えられてるから撃とうにも撃てない様子だ。ああ、もう!! 次から、次へと!


 「あっちを助けてあげて……!! 私は、大丈夫だから……!!」

 

 「で、でも……!」

 

 今にも眼鏡のお姉さんは落ちそうだ。この下はミーティングをした駐車場。自動車はないから落ちたらコンクリートに一直線。そうなったらただでは済まない。

 

 「早く……!」

 

 「ああ、もう……!!」

 

 ハンドガンを私は引き抜く。PDWだとちょっと危うい。

 

 「全部持ってけ!」


 パンクなお姉さんの脇から腕を差し入れてエイリアンの腹をぶち抜く!!

 

 「ギャッ!!」

 

 悲鳴を上げたエイリアンが蹌踉めくのをパンクなお姉さんは蹴り飛ばして、アサルトライフルをぶっぱなした。エイリアンは、床でばたばたのたうって、辺りを銀色に染め上げたと思うとあっという間に蜂の巣に。もう動かない。

 

 「待って! 今、助ける……!」

 

 そうなれば次は、眼鏡のお姉さんだ。 私達は転進して、駆け出す。距離は有ってないようなもの。手を伸ばせば届く距離。

 

 「えっ――――」

 

 だった。もう、届かない。

 私達の目の前、全六階建てのマンションの上から何かが降ってきた。私は何も認識できず、それが通り過ぎていって――悲鳴を聞いた。遠ざかっていく悲鳴は一瞬で途絶えてた。

 

 「あっ……」

 

 見下ろせば眼鏡のお姉さんとエイリアンが二体・・、駐車場に仲良く転がっていた。赤色と銀色が混ざって広がっていくのが見えた。ああ、あれは上から降ってきたんだ。遅蒔きながら私は理解して、いつの間にかへたり込んでいた。

 絶叫。聞き慣れたはずの叫びに、私は思わず両耳を抑えて塞いでいた。聞けない。聞けないよ。

 

 

 

 ++++

 

 

 

 エイリアンは、五体居た。

 最後の一体が誰なのかは、私達には分からなかった。最低四体。私はその言葉に囚われていた。だから油断してしまって、助けられなかったんだ。

 だけど、今、目の前に、


 「なんで……!?」


 死んだはずのあの人が、眼鏡のお姉さんが居た。


 「え、あの……」


 「どうして!? なんで、なんで……!」


 「あの、その……よく分からないです」


 「何を……!」


 〈保健所〉から即死だったと私は聞いた。嘘だった? そんな無意味な嘘をつく必要がない。じゃあ、何? 人違い? ちょっとそれで頭が冷めた。けど、でも間違いない。あの人だ。

 私の脳裏には、この人の死に顔が焼き付いている。光を失った目、半開きの口、熱を失った血、体。

 

 「おーい、どうしたの――あっ」


 「あっ……」


 この顔もやっぱりあの時以来だ。あいも変わらずパンクでとげとげ。眼鏡のお姉さんとは正反対の変わらない顔がそこにあった。


 「……これ、どういうことですか?」


 「ちょっと場所を変えようか」

 

 パンクなお姉さんは、苦笑してそう言った。


 


 +++




 「帰ってきて早々何かと思えば、死人の黄泉帰りね。カルトにでも引っかかったの?」


 先生は、心底可笑しそうに笑うとキーボードに走らせていた指を止めてから、くるんと椅子を回転させた。

 先生の書斎は、書類と本に塗れてる。そこそこに広いのに、圧迫感がすごい。先生曰く、これがいいらしい。

 私達が住んでいる古ぼけたビルは、一階に先生の職場――診療所。二階に、この書斎や私達の居住スペース。三階には、先生の研究室がある。


 「私、結構真面目だよ」


 大真面目だ。顔も口調も真面目。なのに先生が笑うものだから私は唇を尖らせた。


 「ふふふ、はははは……ああ、ごめんごめん。とりあえず、座ったら?」

 

 とゴロゴロ床を椅子が滑ってきた。素直に受け取って腰をかける。

 それでと、先生は仕切り直しのように言って。


 「目の前で死んだ人間が生きて歩いてて、聞いてみればその人間は蘇らせてもらった?」


 「うん」


 「死んでなかったか別人ね。それ」


 スパンと切られた。それはもう綺麗に。


 「何かこう……手心を……」

 

 「……私、まだ聞いてないのよね。とっても重要なことなんだけど、何か分かるかしら」


 血の気が引いたのがわかった。冷や汗がブワッと吹き出る。先生の顔に浮かぶものの名前を私は知ってる。どういう状態なのかも分かった。


 「え、あ…………ごめんなさい…………」


 めちゃくちゃ怒ってる。


 「それだけ?」

 

 「え、ええ……そうだなぁ……どうしよう……」


 怒だよ激怒だよ……どうしよう……どうすれば……。

 

 「もう、全く……"今回"は、デートで我慢したげる」


 「ははぁ~~……」

 

 溜息混じりの先生に、私は椅子の上で平伏した。感謝……! 感謝永遠に……!

デートプランを練らなきゃ……!!


 「それで、その人はどうやって蘇ったの? 方法も聞いたんでしょ?」

 

 「聞いたけど…………笑わない?」

 

 「内容による」

 

 「……魔法使いがよみがえらせてくれたんだってさ」


  すると先生は黙り込んだ。それからまたくるんと椅子を回してパソコンに向かうと何やらキーボードを叩き始めた。

 なんだろ……なんて思いながら部屋を眺めていると見覚えのある紙袋を本の山の上に見つけた。がさごそ漁って取り出したのは、クワトロチーズバーガー。くぅ…っと忘れたはずの虫が鳴く。包装をめくってパンズをパティごと噛み千切ったら広がる美味しさ。ひえひえに冷めきってるけど、食べれないこともない。

 これも私が先生を置き去りにしたせいだから誰にも文句が言えない。だけど温かいのが食べたかった。

 バーガーとポテトを食べ切って、ずずっとオレンジジュースを啜り切った時。


 「――ねえ」


 先生が口を開いた。


 「……言わないでよ。わかるよ? 笑うどころか呆れちゃうんでしょ?」


 「いえ」


 先生は首を横に振った。どういうこと? と私は首を傾げた。


 「その魔法使いは実在しているかもしれない」

 

 「……本気?」


 「叩くわよ」

 

 「ごめんなさい」

 

 「全く……」


 先生は、またキーボードを何度か叩いた。何をしているんだろう? 先生は、頭がいいから私にはさっぱり分からない事をぱぱっとやってしまう。すごい。


 「ちょっと調べてみたの。だけどちょっとじゃたりなかった。だからある程度深く潜る必要があったのよ。

 最近のネットコミュニティってね、リソースの不足から閉じてる傾向が強いの。それに、不要な人間、つまりはリソースへの対価を払えない人間を締め出したり、不正アクセスを防ぐため、セキュリティがキツイわけ」


 「……つまり?」


 「骨が折れた」


 「うへへ、ありがとうございます」


 嬉しくて変な笑いが出た。うへへ。


 「何よその笑い方……まぁ、いいから。ほら見て」


 言われて見せられた画面には、タイル状に画像が並べられていた。集合写真や風景の写真。なんだろう。


 「これよ」


 先生が指していく場所を見て、気づく。

 

 「ザ・魔法使いって感じ……ああ、あの人もそんなこと言ってた」


 「フードで顔を隠して、身長くらい長い杖……銀かしらこれ。派手ね。お伽噺の魔法使いって感じ」


 「……ハロウィ――じゃないですよねごめんなさい」


 ちょっとした冗談なのに。向けられた鋭い視線を半笑いで誤魔化して、

 

 「それでこの人……ねえ、先生」


 「気づいた?」


 「日本じゃないよね、これ」

 

 背景がどう見ても日本じゃなかった。煉瓦づくりな街並みや雑多に並ぶ屋台、はたまたどこかの草原や砂漠。あっ、あれピラミッドだ。他に写っている人も、皆、日本人じゃない。


 「そうなのよねー。世界各国でこの人物は目撃されてて、願いを叶えられてる人がいるって話。私が見つけた限り、日本での目撃はなかった。だから、今回で日本にも上陸していたことが判明したわね」


 「えっと……他の人がどんな願いを叶えてもらったとかは分かったの?」


 「そういうのはこっち」


 画像の並んでたディスプレイの横にあるディスプレイにぶわっとログが並んでいく。チャットとか掲示板とか個人ブログとかそういうののログだ。なんだか映画のハッカーとかみたい。スーパーハカーだ。だけど、これは……。


 「おー……むう……なんだか」


 「くだらない?」


 「まあ、正直」


 お金持ちにしてもらったとか、離れ離れの家族と会わせてもらったとか、無くしものを取り戻してもらったとか、借金を消してもらったとか、恋を叶えてもらったとか、嫌いなやつを消してもらったって、これは物騒だね。んで……クリスマスプレゼントを……ってサンタじゃん!


 「私も最初はそう思った。ほらこれとか見て」


 新聞か何かの切り抜きだ。多分、スキャンしたやつ。何語だこれ……なんて思ってると翻訳された。至れり尽くせり。


 「えっと……『奇跡の帰還』?」


 「五年前から音信不通だった宇宙ステーションから帰還があったって記事ね。当時、ロストデイの拉致はステーションでもあって、帰還に必要な機材やシャトルはその影響で破損してたし、こっちから迎えを送るのもできず、五年がけいかした。けど、戻ってきた」

 「魔法使いに帰してもらった……これ、ジョーク記事じゃないよね?」


 「昨日のワシントン・ポストよ? 日本政府は一度止めているみたいだけど、まあ見ての通り、すぐに広がるでしょうね。

 今現在、世界各国の交通網、流通、通信網がロストデイから衰退し切ってるのは知ってるわね? 日本の通信網や流通は比較的復興が進んでいるから感じにくいけど、世界には今も閉じきった場所がある」


 「昔は旅行とか簡単だったね」


 ロストデイ。世界中の半分以上の人が一瞬で消え去って、あの銀色の円盤が現れた日のこと。五年前のことだ。私と先輩が出会えた一番大きな理由でもある。


 「それだけじゃないけど……。まあ、いいわ。ともかく、今の世の中、国を超えるのは簡単じゃない。インフラの衰退で、インターネットも昔ほど開けたものじゃない。けど情報は回る。そして、世界中でこの人物は観測されている。その上、貴方の証言がある」

 

 「あったことはともかく。何かの誤認とかは? 写真もほとんど別人とかじゃないの? 顔とか手とか隠してるし、誰かの悪ふざけとか。昔もあったじゃん」


 「ありえるけれど、あまりに話題性に欠けている。地味すぎて注目を集めたいようには見えない。そういうのが目的な集団いて、アングラチックな、ネットのフォークロアにでもなりたいだけかもしれない。確かに昔ならよくあったわ。

 誤認もまあ、確かに。けれどあったことが大きすぎる。それに、貴方が話を聞いた人もまともだったでしょ?」


 「だとしたら……」


 「……魔法使いは、実在するのかもしれないわね」

 

 帰ってこれないはずの人が帰ってきて、死んだ人間は、戻ってきた。信じていいのかもしれない。


 「別にそれが魔法使いとは限らない。新手の超能力者やエイリアンかもしれないわ。だけど、それはそれで問題には変わらない」


 この辺りで、私はもう先生の声を聞いていなかった。笑いを抑えきれない。湧き上がってくる感情が私の唇の端を釣り上げていく。


 「……でも、もし、もしも本当に願いを叶える何かが居て、人を蘇らせれるなら……!!」


 先生もパソコンも見てなかった。心は今を見てなかった。今ではなく未来を輝かしい未来のどこかにある一つの可能性に縋り付いていた

 

 「先輩が、戻ってくる……!」

 

 

 

 

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