微笑みを数える日 ~一人のバカが死ぬだけの話~

作者 PURIN

44

16人が評価しました

★で称える

レビューを書く

★★★ Excellent!!!

要素が盛りだくさんな小説でした。
美男美女のカップル。
周囲から憧れられています。
でも、じつはDV。
女の方が男を殺そうと決意します。
その方法は、呪い。
呪いが一風変わっています。
あのマンガアニメか? と思わせますけれど
斜め上をゆきます。
ハッピーエンドかと思ったところで
世界は反転。
ハッピーなのかアンハッピーなのか
もやっとした終わり方。

読者を選ぶかもしれませんけれど
わたくしは満足しました。

★★★ Excellent!!!

この作品の殺し方という点が本当に殺すわけではない。
しかし、本当に彼は彼ではなくなる。不思議な世界観です。
さらに、過去の辛い話も。これはただのDVだけの話ではない奥深いテーマをエンタメにした作品でしょう。同性カップルという形も見逃せません。

★★★ Excellent!!!

自分の価値観こそが絶対に正しいと心の底から信じ、それに従わない者の魂を徹底的に痛めつける。それでいて表向きは社交的に振舞うものだから特に問題視されることもない。ゆえにソイツは「説教臭い人」と煙たがられるのが精々なのだ。

しかし、一つ屋根の下で暮らす家族は別である。大大die大問題だ。
始終その脅威にさらされ逃げだせない者が気付かないわけがなかろう。
これは「異常」だと。

いいや、気付けないのだ。
なぜなら、その家庭にとっては異常こそが日常であり常識だから。

それがモラルハラスメント、略してモラハラの実態である。
この作品はそんなモラハラDV野郎が「死」を迎える物語。ただし、その死は貴方が想像しているものとは大分異なる奇妙な最期だろうけれど。

可哀想というよりは、救いがないお話。
社会の闇を直視する覚悟を持った貴方なら、目を通してみては?

★★★ Excellent!!!

 恋人の光からひどい暴力を受けている沙夜乃。そんな彼女のもとに、SNSで仲よくなった人物からあるメッセージが届いた。

 DV、性差別、復讐、代償、歪んだ幸福。

 そもそものはじまり。
 決して消えない呪い。

 断ち切れなかったもの、壊れてしまった心がとても悲しい物語でした。