第3話 ギタリスト
「Xって言うバンドでギター弾いてるわ」って話でした。
少年は「X?何だ?何者だ‥」
さっそく家に帰って、取っておいたお年玉を握りしめて自転車を隣町まで走らせた。
ちっちゃなレコード屋さんがあるのを思い出したからだ‥。
親と一緒に買い物に行った時に見つけたレコード屋さんだ、車で通っただけで、自転車で行った事は無かった。
でも何だかワクワクドキドキした気分で自転車を走らせレコード屋さんに向かった‥。
息を切らせレコード屋さんにたどり着いた少年は、初めてのレコード屋さんデビューだった‥
白髪のまん丸い顔したおじいちゃんがカウンターに座っていた‥
「いらっしゃい、何か探してるのかい?」と声をかけられました。
少年は「あ‥あの‥Xって言うバンドありますか?」
店主「ちょっと待ってね‥」ゴソゴソ探し始めてしばらくすると‥「あったよ‥Xのなんて言う曲だい?」
少年「えっ‥曲は分からないですけど‥」
とっさに出た「サディスティックエモーション」‥
店主「ん‥その曲は無いな‥」
少年「Xの曲がいっぱい入ってるCDでいいです」
店主「これどうだい?」
店主が持って来たのが、X「BLUEBLOOD」アルバムだった‥
少年「あっそれでいいです」
お金を払い、お腹にCDを入れて自転車を必死に漕ぎ家に向かった‥
家に着いた少年はさっそく家にあったCDデッキにCDを入れて、歌詞カードを見ました。
少年「何だこの人達‥すげー化粧、髪型‥」圧巻されているとCDが流れ出し衝撃を受けた‥
少年「これが音楽?これがギターの音?凄い早いギターとかドラム‥なんだよXって‥スゴすぎる」
衝撃が強すぎてあまり曲が入って来なかった‥
少年「今日はこのくらい‥また明日聴こう‥」
何だか自分の中の音楽が崩れ去ったような気分だった‥
やはり一番すげーって思ったのはギターだった‥
ギタリスト2人いるな‥何となく、hideはこっちかなぁこのギターの音かなぁ‥PATAはこっちだろうな‥
と想像していました‥。
出会った…。 Syo @x-galneryus
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