第5話
「はぁ?ぶっちゃけいない?」
俺は焼きそばパンを片手に仁と話していた
「そーそー、最近まだ話して間も無いのにラブレターくれた子いるし、ちょっと迷ってるんだよね」
モグモグとメロンパンを食べる仁
「まぁ、付き合うか付き合わないかは仁が決める事だから俺は何も言わないけどさ」
見たり聞いたりしてる方が楽しいしな
心の中でニシシとほくそ笑んでいると、
「翔哉〜?悪い顔してんぞー?」
ギクリッ
「い、いやぁ〜何も企んでないぞ?」
なぜバレた!?
「誰も企んでるとか聞いてないのにそんな事言うってことはさてはなんか企んでたな?」
ギクギクゥ
「ま、まぁ、気にすんな!それより!何人からラブレター貰ったんだ?」
流石に1人くらいだろう...
「んーとな、3人いるんだけど...」
(イケメン滅ぶべしっ...!!!)
「いや、多いな!?一日でそんなに来ることある!?」
仁のモテがやべぇ...
「いや〜、俺イケメンだから?しょうがないよねっ!」
こ、こいつ!!
「お前の顔剥いでやるから動くなっ!!」
顔を掴もうとする俺の手を持ち、「ごめんごめん、冗談だよ!」と言った
「んで、誰がいいと思ってんだよ」
仕方ないし相談乗ってやるか
「もうちょっとこう、その子達を知りたいし、その子達にも俺の事を知って欲しいから友達からって答えようと思ってるんだ」
真剣な眼差しで話す仁
「そう仁が思ってんなら俺はお前の考えを尊重するよ」
まぁ、確かに何も知らない子と付き合うってのはちょっとなぁ...
「可愛い子ならいつでも大歓迎だけどね〜!」
てへっと舌を出しそう言った
「お前ただのクズじゃねぇかよ!!」
その顔イラッとくるのでやめてください。
「うそうそ、ちゃんと心から好きになれる人と付き合いたいからそこは考えてるよ」
「それならいいけどよぉ」
そんな話をしていると楓とばったり会った
「あ、翔哉さんに仁さん!」
ぱぁっと嬉しそうな顔をして駆け寄ってきた
「やほ〜!楓ちゃん!」
仁がそう返した
「俺の名前呼び捨てでいいって言ったのに〜!」
俺がそう言うと
「ちょっとそれはまだ恥ずかしいので...2人きりの時なら呼びますけど...///」
顔を赤くして視線が下に下がりそして声が小さくなっていく
「へぇ?2人きりの時なら...ねぇ...?」
面白い玩具を見つけたようなゲスい笑みを浮かべ言う仁
「イケメンがそんなゲスい顔をすんなって、モテなくなるぞ」
ニコニコしてた方がモテるだろ
「えぇ、モテなくなるのはやだ」
そう言い真顔になった仁であった
---------------------------------------------------------------
長らくお待たせしました!最新話更新致しました!短くなってしまっていますがすみません!これからちょくちょく更新再開していきますのでよければ応援よろしくお願い致します!
一目惚れなんてしないと思っていた俺が一目惚れをした きなこもちもち @matubarakanon1
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。一目惚れなんてしないと思っていた俺が一目惚れをしたの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます