第4話
「はぁはぁはぁ、」
パタパタと3人の足音と息遣いが学校の廊下に響いていた
ガラガラガラッ!
「おぉ、お前ら〜入学して一日目から遅刻かー?しっかりしろよー?なんで遅刻したんだ?」
えぇ、内容言わなきゃダメなの!?てかみんないる前で!?
「えーと、仁がいらないこと言ってちょっと...ありました...」
まぁある程度合ってる!
楓顔赤くして俯いてんじゃんか!!
「なるほどな、加藤なんて言ったんだ?」
おいぃ!真面目に答えんなよ!?
てか先生も興味津々で聞いてんじゃねぇ!!
「あ、先生それ気になります?それはね〜、ゴニョニョ...てなわけですよ!」
先生の耳元でコソコソ言うな!
「ははぁ〜ん、なるほどなぁ」
先生がニヤニヤしながらこっちを見てきた
さり気なく先生もノリ気になってんじゃねぇよ!?
「未来の嫁に未来の旦那か、ふむふむ」
全部いいやがったアイツ!
「てか先生声でけぇ!!」
入学して一日目でクラスの人達から、からかいや、成り立ちなど、詰め寄られた
あと、クラスの人達全員と仲良くなった
「はぁぁぁぁ、お前のせいで散々だよ今日」
まじで疲れた...
「あははははっ!楽しくてついな!」
相変わらずケラケラと笑いながら話している
「ちょっとは自粛しろよ、からかうの!」
まじ朝の事情聴取からの爆弾発言、休み時間のクラス全員から俺と楓二人への質問攻め...毎時間毎時間こられるのしんどいっての!
「やっと昼休みで質問落ち着いてきたからまじ疲れた...腹減ったしな」
今日いつもの二、三倍は疲れた...
「おい仁、お前も好きな子とか居ないのか?」
仕返ししてぇぇぇー!
「いるっちゃいるけどまだそんなにだから教えなーい!」
そう言い仁は廊下を走って逃げた
「ズリぃぞ仁!言えって!」
相変わらず足速いな仁...
すると仁は逃げながら、
「なんだよ〜翔哉、そんなにカリカリするなよー、カルシウム足りてないんじゃないのかい?」
そのまま廊下を走って突き当たりを左に曲がって行った
「待てコラ仁っ!!」
仁を追いかけ左に曲がると、仁が先生に怒られていた
「おい、廊下は走るなと小学校から言われただろう?」
仁怒られてる、ざまぁ!
仁が怒られてる隣を他人の様に通り過ぎた
「すみませんでした...」
怒られてる仁見るの楽しい(ニヤニヤ)
「気をつけろよ〜」
先生はそういい仁から離れて行った
「しょうやぁぁぁ!お前が追っかけるから怒られたじゃねぇーか!」
え、俺のせいなのかよ...
「いやいや、逃げる奴が悪いんじゃない?」
うん、大人しく俺の質問に答えたら追っかけなかった
「まぁまぁ、昼飯でも食いながら仁の想い人の話でも聞こうじゃないか〜!」
仁が逃げれないように肩をがっちり掴み拘束した
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